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【閲覧注意】抜毛症の恐ろしさ。

写真は3年ほど前に撮った、私自身の頭です。


私は10歳の時に抜毛症というのを発症してから
今日に至るまで苦しめられてきました。

抜毛症とは名前の通り、自分の意識に反して自分の毛を無理やり引っこ抜いてしまう癖が辞められないというものです。

思えば、私は10歳で抜毛症を発症した時、両親が離婚するとかしないとかで結構揉めていた時期でありました。

ベッドで何となく髪の毛を抜いたら
毛根部分が冷たくて気持ちよくて
それが欲しくなってしまって気づいたら何本も何本も抜いてしまうようになりました。

そんな生活を続けていたら、頭皮がやがて10円玉くらいに禿げてしまいました。
ビックリした母親はすぐ病院に連れて行ってくれたのですがなぜか処方されたのは育毛剤でした。
そして、抜毛症で病院に連れていかれたのはそれっきりでした。


「髪を抜くのはただの癖なんだから意識して直さないと行けないんだよ」と家族全員に言われました。


指をテープでグルグルにして抜けない様にさせてみたり、深爪をしてみたり、色々やって見ました。でもどうしてもダメな時はダメで反動がある時は余計に抜いてしまうのが辞められなくなるという悪循環にもなりました。


ある時、私と同じ抜毛症で悩んでるお姉さんが思い切ってスキンヘッドにしたという記事を見かけました。

こんな生き方もあるんだと感銘を受けた私は、後日私も髪を剃髪しスキンヘッド頭になりました。


スキンヘッド。坊主。
この頭で5年くらい生きてましたね。
普段は帽子。仕事の時はウィッグを被って働いてました。


今も抜毛症が治ったかと言うと完治はしてませんが、生活の中で抜くことは、ほぼ無くなりました。
片思いの相手と出会ってから、嘘みたいに抜毛症の症状がなくなっていったのです。

私としては何も努力した記憶は無いのですが自然と髪を抜かなくなっていったのです。

片思いの人、絶対なにか幸運持ってる人だと思ってて、それもあって諦めきれないんだろうなぁ〜。


今の私は自分の髪でオシャレができることが幸せだし、こんな日が来るなんて思わなかったくらいです。


とにかく写真の時の頭皮が歴代でいちばん酷かった時の写真かなと思います。

抜毛症は学年に1、2人は発症してると言われるほど珍しい病気ではありません。

もし髪をずっといじってる人がいてもどうか咎めないであげて欲しいんです。本人がいちばん苦しいと思うので。

で、抜毛症は必ずではありませんが
ひょんなことで改善することもあるというのは頭に入れて置いてください。


この症状がもっと多くの人に知って貰えますように。


murasaki

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