【徒然日記】【英國日記】グローバルビジネスとオペレーショナルエクセレンス手法だけからの脱却
こちらにきて思うことは、僕はこれまでインドとか中国とかを経験してきたけれど、ただ場所が海外だったというだけで、グローバルビジネスではなかったということ。
インド、中国の時は、日本の工場モデルを教科書として美徳化し、それをコピペするという手法(いわゆる日本工事の低コストモデルとしての出先の位置付け)だった。
もちろん、これを否定するわけでわない。工場のオペレーションという意味では極めて機能する。日本はここに関しては海外より優れていると思う。
じゃあ、何がまずいかというと、今の時代は、それだけではグローバルでは勝てなくなってきていて、①工場/②事業/③経営を分けなくてはならなくなってきたことだ。
昔は、①工場=②事業=③経営と考えればよく、求められるものも、やり方も人財育成も工場モデルの延長(オペレーショナルエクセレンス)で考えればよかった。
今は、それぞれを分けて考えなければならないし、求められているものが大分変わってきている。
①工場=オペレーション
②事業=イノベーション
③経営=トランスフォーメーション
まだまだ②③を、①の延長と勘違いしていたり、頭では理解していても意識から抜けない人が多いように思う。
①には、同質的で改善のアプローチ継続する力
②には、多様で新しいものを生み出す力
③には、時代を読む力とコアを中心に内外を変えていく力
グローバルで戦っていくには、日本は②③が圧倒的に力不足経験値不足のように思う。
①だけから早く脱却し、②③の人財を育て作り込んでいかなければ、グローバルでの激流の中では耐えられないし、勝てるはずもない。
今、僕は欧州で、②にチャレンジしているが、早い段階で③の部分にもガシガシ取り組んでいかなきゃ間に合わないなぁ。。