【徒然日記】人間関係と信用と信頼

人間関係ってのを考えてみると、①信用と②信頼がベースにあって、ここに好き嫌いの感情論とメリットデメリットの損得勘定が絡んで、構築されてるものなんじゃないかなぁと思う。

感情論や損得勘定は、長期的なものではなく一過性なもので安定もしていない。
だから、①信用と②信頼のベースがない人は、感情論や損得勘定がネガティヴに働き始めると人が離れていく。調子がいい時は人が集まるけど、調子が悪くなると人が去っていくような気がする。

だから、人間関係においては、人に好かれようと意識しすぎたり、損得勘定ばかり気にするよりも、①いかに信用を積み上げていくか、②いかに信頼を獲得していくか、を意識した方が長期的には上手くいく気がしている。ただこれらは積み上げるのはすごく時間がかかる一方で、失うのは一瞬なことが切ない…(苦笑)。

①信用と②信頼は、似ているようで、僕の中では微妙にニュアンスが異なる。

①信用できる人とは、その人がどれだけ相手のことを大切に想い大事にしてくれる人かということ。真摯さとか誠実さとか嘘をつかないとかは表層的なことで、根っこにはどれだけその人が相手を大事に想っているかにあるんだと思う。なので、一般論としての"信用ならない人"というのは、あんまり意味がなくて、その人と自分との人間関係において、これまでを付き合いを鑑み信用に値するか否かの評価的なものだと思う。
八方美人な人は、みんな大事=みんな同列=逆に誰も大事でない、だと思ってるので、逆に意外と本人の自己評価とは裏腹に実はみんなからの信用されてないんじゃないと思っている。

一方、②信頼できる人とは、信用ができて、さらになんらかの部分において頼ることができる人(それだけの実力のある人)ということ。ここでいう"頼る"はいろんな相談といった精神的な面の意味合いも含んでいる。実力なく周りから信頼されている人は少ないようにも思う。

人間関係において、一番ツラいのは、八方美人で実力がないが人当たりがよく人気のある人(本人的には人間関係が豊かと勘違いしてしまうタイプ)。実は信用と信頼もないため、確かにネットワークは広いかもしれないが、何かあればすぐ切れてしまう極細のネットワークで繋がっているだけ。
八方美人でも、相応の実力がある人は、信用がそこそこでも信頼が大きく、なんだかんだで、そこそこ人間関係が続く気もする。
一番いいのは、キチンと大事な人とそうでない人にメリハリをつけ、実力も伴っている人。これは、太いネットワークで人間関係が繋がっているので、人間関係としても強い。

お金が集まる本質は"信用"だし、仕事が集まる本質は"信頼"だと思うので、結局は、仕事においても人間関係においても、短期的な視点や一過性のものや周りに流されすぎず、①自分にとって重要なもの/そうでないものにきちんとメリハリをつけて信用を積み上げ、②いろんなものを学び研究し実践し経験を積み、実力をつけていくことで信頼を獲得し、①②によって地道に自分の価値を高めていくことが上手くいくコツなんじゃないかなーと思った ある夏の日の夜。。。

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