【徒然日記】他人の意見を自分の意見と錯覚してしまう。
これだけ世の中に情報が溢れ、FACTだけでなく解釈もごっちゃに垂れ流れていると、いつのまにか、他人の意見を自分の意見と錯覚してしまう。
しかも自分はそうじゃないと思っている人も多いが、たぶん自分の考えの9割以上が実は他人の意見の借り物でしかないと思う。
きちんと1次情報にあたり(もしくはそれに近いもの)、自らの持つ周辺情報を紐付け、自分自身の経験に照らし合わせ、ロジックを組み立て、自分の考えとしてまとめているものは、かなり少ないのではないかと思う。
世の中には、(1)FACT(材料)も流れているし、(2)FACTに+αが付加された情報も流れているし(半調理済み)、(3)意見をまとめて解釈されているもの(調理されチンするだけ)も、ごっちゃに流れている。(4)(3)のいいとこ取りとして編集し自分の意見として発信している情報も流れてしまう。
これだけ様々な質と量の情報が溢れている中で、情報を見極め自分の意見を構築するのは著しく疲れる。
だから、9割が借り物の意見だというのがダメなのでなくて、自分の意見のほとんどが借り物だということを自覚することが大事なのだと思う(大抵の人が自分は様々なテーマに対し自分の意見を持っていると錯覚している)。
そして、自分にとって大事なテーマに関しては、きちんと自分自身で考え、自分なりの意見を持っておけばよいように思う。
そんなもんで生きても正直ほとんど困ることはない。