【徒然日記】存在価値と貢献価値 2014/04/17

『英国王のスピーチ』を観た。重要なプレゼンや偉い人にに会ってもアガらないようにするためには、やっぱり自分を認め、自分に適切な自信を持つことだよなーと思った。

そして、自信を持つためには、自分の"存在価値"について知ることだろうと思う。存在価値というのは、その人が生まれ持った才能や生きてきた時間そのものであり、それに相対的な優劣はない。それは必ずその人だけのオリジナルであり、そこには必ずその人ならではの面白さや価値があり、誰しもリスペクトされるべきものだと思う。

そして、この存在価値は、国王だろうが、どんなに優れた業績を上げた人だろうが、一般の人だろうが関係なく優劣のなき価値であるため、誰にも卑下することも、見下すことも、また必要以上に大きく見せる必要もない。

だから、自分に自信が持てない人は、自分の存在価値を知って認めることは、適切な自信を持つ一つの方法だと思う。

、、、という一方で、それほど単純でも綺麗事だけではなく、なかなか難しいのも現実。

人間なので、見栄もあるし、この人に認められたいと思う人の前ほど、自分を大きく見せようとしてしまう事もある。それはそれで、当たり前のことだし、別にそんなに悪いことばかりでもないと思う。ダイジなことは、人にはそういう面があるということをキチンと認識して受け入れりこと、誰からも認められようとし過ぎないことなんだと思う。

また、存在価値があるから、頑張らなくてもいいかというと、それほど世の中甘くない。

貢献価値というものがあると思う。自分の才能や努力、経験をアウトプットし、何かに貢献することが出来る価値。何にどのように貢献するかは人それぞれだが、貢献できる力→貢献価値がないと、それはそれでなかなか辛い。また貢献価値を高めるためには、必ず相応の努力が必要だと思う。

最近、"存在価値"と"全員から認められる必要はない"ことと"貢献価値"をごっちゃにして、『自分は自分、他人の目は気にすることなく、自分の生き方があるから自分の好きなことして生きていく派』の人が増えている気がしないでもない(まぁ、それはそれでありなんだが…)。

が、気をつけなきゃいけないことは、何かを為していく以上、一人で出来ることは少ない。なにかしら、周りと関係を持たなければならないし、助けてもらわなければならないことばかり。多くの場合、チームや組織を作ったり、所属していくことになる。その時、存在価値だけではチームから認められない。必ずチームに対しての貢献価値が問われることとなる。また、誰からも認めらる必要はないが、誰から認められたいかは決めなくてはならないし、それに向けて自分の貢献価値のベクトルの方向性や大きさを伸ばしていく必要もあるだろう。そしてインプットだけで知識がいくら増えたとしても、アウトプットをしていかなければ貢献価値は大きくならない。

存在価値を認知し、適切な自信を持つこともいい、誰からも認められる必要はなく、自分なりの拘りがあっていいとも思う。ただ、やはり忘れたくないのは、この貢献価値であり、何かを成す人は、貢献価値が高いと思う。

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