見出し画像

【徒然日記2020 08】『人脈』とは どれだけ相手から想起され 声がかかるか、タグづけだいじ

優秀で実力があってもなかなかチャンスがまわってこない人と、なぜかよくチャンスがまわってくる人がいる。タイミング的なものなど、『運』の要素もあるが、チャンスをまわすのが人である以上、チャンスがまわってくる回数は その人の直接&間接的な『人脈』が大きく起因する。

特に、現在のように、”プロジェクト型”の働き方且つ”多様なケイパビリティが必要”になってきた時代では、『人脈』とは、昔のように、どれだけの人を便宜を図ってくれる人を知っているかではなく、具体的なプロジェクトで、どれだけ社内社外の人達から想起され、声がかかるかに変わってきているように感じる。

しかも、現在は、人材を探すときに、フォルダーの探索方式型(組織をドリルダウンしていって優秀な人材を探す)から、個人の”タグ検索方式”に変わってきているので、想起され発掘されるには、明確な”タグ”が必要となってきている。

そうなると、昔のように、単に”優秀である”ことというのが差別化要素として成り立ちにくくなっており、どんな意味で優秀か、どんな分野でどのような VALUEが出せるが明確に出来ないと想起されにくくなっている。タグ探索方式では”優秀さ”というタグはなく、具体的にどんなスキル•ケイパビリティがあるか、経験があるかということを明確にする必要がある。

うちの会社でも、数年前からグローバル全域で社内タレントを検索できるシステム(全社員が自分のスキルや経験を登録)導入され、プロジェクト単位で必要なメンバーをグローバルで探したりできるようになっている。

実際、今やっているプロジェクトは、イギリス、フランス、ドイツ、インドの合同メンバーでやっていて、コストやプロジェクトに必要なケイパビリティを鑑みて各地から招集されている。
特に、コロナ以降は、基本的にリモートでのプロジェクトなので、各国の合同メンバーでも時差以外の問題がほぼなくなってしまっているので(各国でコンテクストが結構違うので、やっぱり合同メンバーだとコミュニケーションコストがかかるのは否めないけど…)、お客様も、競合も、社内のプロジェクトメンバーも、候補が一気にグローバルに広がっている。

こうなってくると、完全にグローバルビジネスでの戦い方が変わってくるし(日本でも英語できない死ぬ…汗)、グローバルベースで多様な人材をリードできること、そして 個人のタグをより明確にし、強化し、ブランディングしていかないと完全にグローバルビジネスでは置いて行かれてしまう。

岡島さんがタグづけの重要性をずっと前から説いていたけど、海外に一人放り出されてグローバルビジネスやれと言われると、よりその重要性を体感するのと、リモート&プロジェクトベースが加速してゆく時代に突入し、よりタグの重要性が増していくのをヒシヒシと感じている今日この頃…。

<すえタグ>
グローバル✖️サプライチェーン&ロジスティクス最適化✖️デジタルテクノロジー(AIとかIoTとか)✖️ぶら散歩。

いいなと思ったら応援しよう!