【徒然日記2020 06】学習能力&自己変革力の高さがキーとなる
これから時代は、『教育をベースとした知識&スキル積み上げ型』から『自己学習をベースとした継続アップデート型』の時代に移り変わってゆき、学習能力及び自己変革能力の高さが一つのキーとなってくる。
学習能力&自己変革力の高い人は、分野によらずコツや本質を掴む上手く、モチベ&ストレスコントロールも上手い。つまり『習得の技術』が非常に長けている。意識する如何に関わらず、ある一定の方法論や繰り返し頻度、習得に必要な量をこなしている気がする。
習得のプロセスを5つに分けると、大抵の人は、(1)(2)が徹底できず(やらないのではなく、やり方が中途半端)(3)ばかり頑張ってしまう。これだと大抵の場合、習得できない。(1)(2)をしっかりこなせてる人が結果として習得が早く応用も効くタイプが多い。あと、意外とやってない人が多いのが(4)(5)で、ここまでやってる人はかなりの習得の技術に長けていて、成長のスピードも早い。
言語化や記録は、自己の客観視や認知、分析、そして俯瞰的に捉えるためには、非常に有効で、これがないとどうしてもなんとなくになってしまい成長が遅い。また、言語化や記録は成長を可視化することにより成長実感を得ることにも繋がり、モチベの維持にも繋がる。
(1)理解・観察
基礎部分を深く理解すること、熟練者の型や動きなどを穴が開くまで観察すること。してることだけでなく、してないことにも注意を払う。ここは細部にまで拘る。
(2)正しい型の習得
正しい型やフォーマットを染み込むまで身体に覚えさせること(最初は正しい型を意識しながらだけど、意識しないで正しい型ができるようになるまで繰り返すこと)
(3)実践
実績での細かい試行錯誤(場数を踏む)により自己フィードバック&チューニングをかけ続けること、ただし実戦ばかりだと型が崩れてくるので、(1)(2)も定期的にチェックとメンテナンスを行うこと(特にある程度のレベルになるまではトレーニングを欠かさない)
(4)言語化&認知
それぞれの気づきを出来る限り言語化すること(言語化する意識がなければ、なかなか認識できないことも多い)
(5)記録
①自分が現在何が出来て何が出来ないかを客観視する意味と、②何が出来るようになったかの確認(成長実感とモチベの維持)の両方に効く。記録するという手段でなくてもよいが、①②を満たすなにかしらの手段が必要。
企業におけるDXとかトランスフォーメーションもだいたい同じようなプロセスだと思うが、その際は逆にデジタルでやりやすい(3)(4)(5)ばかりに目がいってしまい、(1)のそもそも現実を分析して自社の課題や必要なことを明確にしたり、(2)DXを導入するための土台のオペレーションや意識をきちんと変えたりする部分がおそろかになりがち。(1)(2)はアナログ的な部分が多いけど、変えるためには、こういうベースの部分をきっちり徹底できないと本当の意味では変わることはできない。
『自己学習をベースとした継続アップデート型』の時代に移り変わってゆき、学習能力及び自己変革能力の高さが一つのキーとなってくる、というのは個人だけではなく企業にも当てはまるのではないかと思う。