【英國日記】【徒然日記】グローバルチームでの働き方

英國にきて、だいたい一ヶ月くらい働いてみて、『グローバルチームで働き方』と『日本の働き方』って全然違うなぁと実感。

今後、よりグローバル化やダイバーシティが進むと、きっといわゆる『グローバルチームでの働き方』が主流になっていくんだろうなと改めて思う。

『グローバルチームの働き方』では、①リモートワーク&プロジェクト型をベースとした働き方が中心、②メンバーの専門性/Valueの明確化と自律性&独立性が必要、③強力ななリーダーシップと求心力、組織の核となる理念の浸透が必要になる。

うちのチームは大ボスが米国人で、僕のいるEMEAチームだけでも、英国人、フランス、オランダ、ドイツ、スェーデン、中東系、インド、イタリア、韓国人、日本人から(もっといるかもだけど)、1〜2人づつプロフェッショナルメンバー集めた超多国籍チーム。

①リモートワーク&プロジェクト型をベースとした働き方

これだけ多国籍メンバーだと当然みんな働く場所もバラバラだし、それぞれの国をベースに働いていて、週1〜2で英国やいろんな場所で必要なメンバーが集まり、仕事を進めいく。定常的なオペレーショナルな業務はどんどんアウトソースされてきていて、社員はプロジェクト型で付加価値の高い仕事を担わなければならない。

そもそも完全にみんなリモートだから、働き方にしても、日本みたいに残業ゼロみたいな働き方改革は全く理解されないし(笑)、成果ベースでしか評価しようがないので、好きな時にきて好きな時に帰るのが普通だ、だいたい週1は在宅で働いてる感じ。オフィスは必要なメンバーとF2Fであったり、会議だったりの時に使うという感覚な気がする。

②メンバーの専門性/Valueの明確化と自律性&独立性

こうなると、基本的にみんな自律的、独立的に動いて意思決定を行わないと回らない。

必要なときに必要なメンバーが必要な場合に集まって(もしくはテレカン)catch up したり、支援を求めたり、自分の裁量では承認できない意思決定を上に求めたりする感じの働き方になる。

プロジェクトのメンバーの集め方も、上司がリソースを細かく割り振るとかはなくて、メンバー通しで声かけあったりで、メンバーを募って集めることがおおい。

こういう働き方だと、それぞれが自分の専門性とVALUEを明確にし、周りにも認知しておいてもらわないと、そもそも声もかからないし、それどころかメンバー繋がりすらできない(この分野は素人だけど、日本みたいに気合と根性だけは誰にも負けません的なやつは、貢献もVALUEが不明確なので理解されない)。

また、何かができないということがダメということではなくて、貢献しないことがダメという感じ。
日本人にありがちな『自分英語ができないです』というだけだと、『so what?』となるので、『自分は英語が苦手だからその部分では助けて欲しい。でもこういう専門性があるから、こういう形で貢献したいんだよね』というと、だいたいwelcomeになる気がする。すごく合理的。

③強力ななリーダーシップと求心力、組織の核となる理念の浸透

一方で、これだけ多様でグローバルなればなるほど、チームがバラバラになりがち&外部からの中途採用もかなり多いので、ただの足し算だとホントに収集がつかない。
みんなを束ねる強力な磁力が必要になる。

ボスの人間力含めた強力なリーダーシップと求心力、そしてチームをまとめ、組織文化や意思決定の基点となる理念の明確化&言語化、徹底的な浸透がすごく必要になるなぁと思う。

うちのチームはまだ出来たばっかで、まだまだ③が十分とは言い切れないけれど、今後グローバルリーダーを目指していく上では、かなり切実に①②③(とくに③)を意識して、自分を磨いていかないと、どうにもこうにもならないなぁと思う。

③に関しては、うちの中西さん(経団連の会長)がよく、今後は海外赴任を2回経験すべきで、1回目は外国人の上司に仕える経験をし、2回目は外国の部下をマネジメントする経験を持つことが大事とよく言ってるが、それが今、よくわかる。

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