クイナをこよなく愛するマングース
時はバブルのまっただ中。都会では高級車や高級クラブ、ブランド品等が支配する中、本州の北の外れで密かに誕生した男
地球世紀19XX年人類史上ごくまれにいる男の物語である。
前回のあらすじ
ファミコンをしていた彼は怒りに任せ遂に覚醒し暴走を始めた!それによりファミコンは無惨にも大破してしまった……彼は自分のした過ちを悔いてしまっていた……
第8話 初の実戦演習! 前編
彼は今、生と死の間で戦っていた。こんな事になるくらいなら基地でゴロゴロしておけば良かった…なんて思いながら……
つい先日の事である。夏休みと言う長期休暇をもらった彼は数日間どこにも出る事なくゴロゴロしていた。教官から出された課題もそっちのけで、1日中ゴロゴロと……ファミコンさえ壊さなかったったら少しは優雅な生活をしていたことだろう……
彼はファミコンを破壊した事を悔いていた……あまりやる事がないため、外へ出てみようと思い、出てみたが暑さのため、彼はすぐにドックへこもってしまった。
何をする事なく時間だけが無駄に過ぎて行く……動く気力もなく、また今日も1日が過ぎ去ろうとしていた。
すると一本の電話が入った。ベテランに呼ばれ彼は電話を代わった。電話の主は近所の2つ上の先輩隊員からだった。
内容は、明日の実戦演習に彼も参加するようにとの事だった。
彼はしぶしぶ参加すると返事を返し電話を切った。
彼は、なんでわざわざこんな暑い時やらないといけないのだろうと思いながらも明日の演習に備えた。
そして演習当日……
時刻は午後の一番暑い時。指れたポイントに集合した彼はジャージに手ぶらだった。この頃、彼は戦闘するための装備は持っていなかった……しかし先輩隊員たちはそれなりの装備をしていた。彼は、やっぱり断れば良かった…しかも暑いし…なんて思いながら先輩隊員の話しを聴いていた。
「これから演習を開始する。2対3のチーム戦だ!どちらかが全滅するまで行うこととする!訓練だと思うな!あくまでも実戦だと思ってやれ!」と言ってチーム分けをした。
2対3なのでハンデとして、経験豊富なエリート隊員2名対、程度経験がある隊員の2名、そこに彼が入る形で編成され演習は始まった。武器を持っていなかった彼に先輩隊員は、「これを貸すよ、お前の命を守る銃だ!大事使え!」と言って、銃を差し出した……彼はそれを受け取り初めて手にした銃の重さと、これからの始まる戦闘訓練の重さを感じ始めていた……
初の実戦演習をする事になった彼!周りは経験豊富な先輩隊員ばかり!始めて手にする銃…そして演習…彼はその重みを肌で感じていた……
次回 初の実戦演習! 後編
近所の藪の中で始まった演習で彼は始めての銃撃戦を体験する。生と死の間で彼は何をみるのか!
“君は彼と運命を共にする!”
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この物語は実話に基に脚色を加えて制作しております。
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