クイナをこよなく愛するマングース
時はバブルのまっただ中。都会では高級車や高級クラブ、ブランド品等が支配する中、本州の北の外れで密かに誕生した男
地球世紀19XX年人類史上ごくまれにいる男の物語である。
前回のあらすじ
新兵器導入で士気の上昇をなかった彼の部隊!しかし、彼の逆上により新兵器はわずか数ヵ月で破壊される事となる。彼は足を負傷し、ドックにこもってしまうことになる……
第4話パチ屋脱出作戦! 前編
その日彼はドックにこもっていた。新兵器を破壊したうえ、足を負傷してしまったショックで彼は外へ出なくなってしまった。
そんな彼のドックに司令官がやってきて、ドア越しにこう言った
「天気もいいし、戦闘も無い。こんな日は外に出て太陽の光を浴びれば気分も変わるんじゃないか?」
しかし彼は「いい~……」と一言
困り果てた司令官は無理やり彼の居るドックのハッチをバールでこじ開けた。そして彼に
「軟弱者!」と一喝して彼の腕を引っ張った。驚いた彼は抵抗する事もなく引きずられながらドックから出てきた。
司令官は
「どうせ暇なんだろ?たまには私に付き合っても良いんじゃないか?」と言って彼を見た。
彼は内心「めんどくせ~な~いちいち」と思いながら付き合う事にした。ほぼ強制的に車に押し込まれた彼はあからさまにふて腐れた態度で司令官を睨んでいた。しかし司令官はふて腐れた表情で見ている彼を尻目に車のエンジンをかけ走り出した。一体どこへ向かっているんだろ~?そんな事ど~でもい~やと思いながら彼は外の流れる風景を眺めていた。すると車は巨大施設の駐車場へと入っていった。
「さあ、着いたぞ。降りろ。」と指揮官が言う。
彼は車から降り、辺りを見渡した。そこには見たこともない巨大な施設が立ちはだかっていた。彼は司令官に聞いた。
「ここは一体?」
司令官は
「パチンコ屋と言う大人が遊ぶ所だ」
彼が首をかしげていると司令官は
「さあ、私に着いてきなさい。けして離れたりするんじゃないぞ。」と言って歩き始めた。
彼はまだ見ぬ世界に一抹の不安と緊張を抱えながら指揮官のあとを追った………
ドックにこもり一人うちひしがれていた彼。それを無理やり引きずり出しとある場所へと向かう司令官!彼が連れてこられたパチンコ屋と言う謎の巨大施設。彼は一抹の不安を抱えながら指揮官と一緒に中へ入ったのであった。
次回 パチ屋脱出作戦!後編
出逢いと別れの中、彼は無事パチ屋からの脱出に成功する事ができるのだろか!出逢いと別れの中、君は彼の成長を目の当たりにするだろ!
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