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劇団芝居屋かいとうらんま[劇場公演]

さぁさぁ見てきましたよ!

今回は劇団芝居屋かいとうらんまさんで「けむりのゆううつ」をレポートしたいと思います。

さて早速、原作はこちらですね。

この作品を現代風にアレンジして公演してるんですね。

正直、もっと年寄り好みの古臭い演目になるかと思ってたけど、意外にも内容が近代的というか身近で楽しめましたね(*・ω・)(。。*)ソレハシツレイナノデハ

八百屋お七(やおやおしち、寛文8年(1668年)? -天和3年3月28日(1683年4月24日)、生年・命日に関して諸説ある)は、江戸時代前期、江戸本郷の八百屋の娘で、恋人に会いたい一心で放火事件を起こし火刑に処されたとされる少女である。井原西鶴の『好色五人女』に取り上げられたことで広く知られるようになり、文学や歌舞伎、文楽など芸能において多様な趣向の凝らされた諸作品の主人公になっている。(※wikipediaより)

で話戻して、どこがどのあたりが現代風に思ったかというと、この火を付ける原因となったのが単に恋に身を焦がしただけでこうなったのでは無く

恋人のことを思い続けているうちに

いい年して親の言いなりで何も一人ではできない、何1つ決められない。
いつまで親好みの"よいこ"を演じなければならないのか。
でも嫌々ながらもそれに満足してしまっている自分がいる。
この束縛から早く解放されたい
自分の意思で、自分の足で歩いていきたい。
でも本当に自分一人でできるのかなぁー??
怖いよぉ…。

ということを彼女なりに思い始めたのですね(*・ω・)(。。*)ウン

つまり『自立』に目覚め始めた訳ですね。

ただ同時にやろうとすればするほど現実という壁にぶち当たるのでなかなか上手くいかない訳で(*・ω・)(。。*)ウン

かといって元の箱入り娘みたいな新鮮なまま密封されたサランラップかクレラップみたいな生活も嫌だし。

なので、もはやここに自分の居場所は無いと彼女は思い詰めちゃう訳ですよ(*・ω・)(。。*)ウンウン

そして最後は放火という形で、自分もろとも総てを消し去ろうと…|Д`)ノ⌒●~*

破滅型なのかな?彼女?(ーー;)

…いや、周りが見えなくなってるだけか…??(ーー;)

でもなんかそれに近い経験ってなんとなくでもありません?

親の心子知らずというか。

もっともワタクシは親に迷惑かけまくったという点ではそのへん心当たりバリバリにあるのですが(*・ω・)(。。*)メンボクナイ

これを牢屋の中のお七がほぼほぼ懺悔という形で面会に来た坊主に自虐的に語るのですね。

若かりし頃の彼女を通じて。

それにしたってその衣装…死装束じゃないかぁ…(((((°°;)

なんだか雰囲気もおどろおどろしいんですけど…ナンマイダ(゜゜)(。。)ナンマイダ

さて、良いタイミングなので若かりし頃の彼女の話を少しばかりしましょうか。

この若かりし頃のお七、この作品では三位一体じゃないですけど3人で演じてるんです。一人は黄色ベース、もう一人は青色ベース、そしてもう一人は白というより赤ベースの艶やかな衣装を身にまとってるんです*:・。,☆゚'・:*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:*:・゚'☆,。・:*:

これ金持ちの八百屋の設定なので艶やかは解るとして、これ先の白装束の時と比べると人間として生と死を現している感じがするんですよね、いかにも(*・ω・)(。。*)ウン

でこの3人が面白い訳ですよ(*・ω・)(。。*)ウン

最初は牢屋の中の人も含めて彼女の感情…喜怒哀楽あたりを現してるのかな?とか単純に思った訳ですよ。

もちろんそれもあったのかもしれませんが、これもう単にそこに留まっていない訳ですよ(*・ω・)(。。*)ハイハイ

どっちかいうと心の中の葛藤…攻めぎあいみたいな印象の方が強かったのですよ。

もはや喜怒哀楽あたりなぞは入り乱れ放題のごっちゃ混ぜで。

迷いに迷いまくってるとしか思えない訳ですよ、もう(*・ω・)(。。*)ウン

座敷牢を壁に見立ててそこから首だけひょっこり出したり、あるいは囲ったりして坊主を問い詰める演出なんかは特に[壁]ω・*)

あれは脳内スピードあたりがぐーるぐる駆け回ってるって感じあって良かったなぁーヾ(゚ロ゚*)ツ三ヾ(*゚ロ゚)ノ

…ところで(*・ω・)(。。*)ハイ?

黄色ベースの衣装の方ってなんで目もとちょいくら歌舞伎みたいなメイクになっとるん?

実際、メイクはさておき終盤の火付けの場面で役人に取っ捕まるとこでは最も切迫感あってビビったんですけどね、この方(*・ω・)(。。*)ウン

ただ赤ベースの衣装の方も悲壮感という点ではなかなかに捨てがたかったんですよね。

それぞれに良さがあったなぁーと思うのですよ(*・ω・)(。。*)ウン

…ただ、よく考えたらこのお二人ってかいとうらんまの前作の探偵役と助手役なのよね笑笑 サスガランコ>(*・ω・)(。。*)<サスガジュリ

さてと、話変わってもう一人の主人公の話しますね(*・ω・)(。。*)ウン

それはお七が恋に落ちた相手です。

名前こそすっからかんに忘れたけど、お話しない訳にいかないので(゜゜;)\(--;)オイオイ

この恋人、1回目の火事の時に避難場所となったお寺でお七と出会ってるんですね。

ハッキリ言ってスゲぇ爽やかな好青年な訳ですよ(*・ω・)(。。*)ウン

原作知らんけどホントにそうなのか?(*・ω・)(。。*)シランワ

この人、元は武士かなんかで家業継ぐ為の修行としてお寺に来てたんだけど、この騒ぎで記憶喪失になっちゃうんですね。

そこから結構やさぐれた生活してたんだけど

『どうも本当の自分じゃない』( ̄^ ̄)オレラシクナイゾ

という違和感みたいのを感じる様になるんですよね。

先に記憶喪失の話しましたけど、家を継がねばならぬという宿命含めてのこのあたりの流れ…人形の様にまっさらで世間知らずなとこが、お七に通ずるものあるなぁーなんて思えてくるんですよね(*・ω・)(。。*)ウン

こういう観客に察しを与える話の持ってき方ってのはほんと分かりやすくて面白いですね。話に更なる深みを持たせると言いますか?(*・ω・)(。。*)ソウネ

あっちなみにラストの坊主の正体…あのオチは中盤あたりでなんとなくわかりましたよ。

「だろうな」みたいな?笑笑(*・ω・)(。。*)ウンウン

さぁそろそろお時間が(*・ω・)(。。*)ソウネ

最後に好きな場面挙げときますね。

それはラストの雪の中彼女のお墓にひざまずく坊主の所ですね。

いや、あれこれまでの一連の流れ見てきたら少しばかり目頭が熱くなるものあるなぁーなんて思ったもんですから。

相思相愛だったのかよぉ…。
こんな形ではあるけどでも結ばれて良かったなぁ…。
降り注ぐ雪が花弁の様でほんと綺麗だなぁ…。
魂だけでも救われたのかなぁ…?
温かい世界だなぁ…

なんてなんて考えてたらなかなかに泣ける場面でしたね( ノД`)シクシク…

いかにも大団円って感じで(*・ω・)(。。*)ウン

という訳で少しばかり長くなりましたが終わります。

またいつかどこかの劇場でお会いしましょう!(. ❛ ᴗ ❛.)

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