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演劇組織KIMYO[ライブ配信]

さぁさぁ、見てきましたよ。演劇組織KIMYOさんでフォーゲートアウトプレイという演目になります。

話の内容としては、主に引きこもりの若い男と、あんまり売れてないバンドマンの男それぞれが死にかけて、あの世とこの世の狭間みたいなとこで、現世に還り蘇生するかそのままあの世に行っていずれ産まれ変わるかの二者択一を迫られる…って感じの内容ですかね。

感想としては、公演すること自体厳しい状況にある、下手すると非難さえされかねないこんなご時世だけども進むのを止めたくはない、そんなこの方たちの今の気持ちを代弁したかのような演目だった気がします。同時に"人が死ぬ"ってのが本編では結構出てくるのですが、SNSで以前話題になった「文化の死」ってのも少しばかり想像しましたね。

主に前半は、はじめの一歩をどうしても踏み出せない臆病な自分、抱える孤独、忍び寄る老いなどから来る疎外感や恐怖みたいのを強く感じたことから人の気持ちの後ろ向きさみたいのを。

後半は何かをやり遂げる、仲間がいる、見てくれている人がいる、道を誤っても、例え転んでしまっても人はまたやり直せるという風にとれたことから気持ちの前向きさとそれぞれ対極の印象を持ちました。

でも、何かに挑戦する時の気持ちの整理というか心の準備ってなかなか難しいんですよね笑。

キャラクターの話を少しだけ。この2人↓↓はインパクトありましたね。一人は勲章??付きの軍服、もう一人は強面でメタルっぽいと見た目はいかにもって感じなんだけど実は共に繊細っぽいってとこが。…にしても引きこもりなのに"総帥"ってあーた笑。

あとこの2人以外だとSNS4人衆+google好きでしたね。機械なのに妙に性格の色分けがハッキリしていたので笑。やたら事務的だったり、短気だったり、気弱だったりとね笑、殴り飛ばしているのもいたなぁー笑笑。でもこうやって彼らSNSたちを見てると、人ってあらゆるツールで簡単に繋がれるし、また繋がっちゃう時代なんだなぁーとは改めて思います、良くも悪くも。

最後に舞台装置と衣装の方も。白黒モノトーンって言うんですかね?、幾何学模様みたいな模様が謎めいている感じで好みでした。

衣装についてはSNSたちのシアンと紫がひときわ目を引きました。衣装としては珍しい配色かもしれませんね。

という訳で短いですが終わります。またいつかどこかの劇場でお会いしましょう。

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