UPDRS Part Ⅲ ジスキネジアとHoehn and Yahr 重症度


パート III の評価におけるジスキネジアの影響


【引用開始】
パート III の評価におけるジスキネジアの影響
A. 診察中にジスキネジア(舞踏運動またはジストニア)はみられましたか? ▢ いいえ ▢ はい
B. 「はい」の場合、それらは評価の支障となりましたか?
▢ いいえ ▢ はい
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society

ジスキネジアについても評価時間を通してみるものになります。

L-ドパ誘発性のジスキネジアは2種類あって、peak-dose ジスキネジアと、diphasicジスキネジアがあります。


【引用開始】
peak -dose ジスキネジアはパーキンソンニズムのオン時に現れ、L-ドパ血中濃度の高い時期に一致する。顔面、舌、頸部、四肢、体幹に舞踏運動として現れる。
【引用終了】
【出典元:パーキンソン病診療ガイドライン2018 第Ⅲ編 パーキンソン病診療に関するQ&A】

臨床上、よく見かけるジスキネジアはpeak-dose ジスキネジアになります。

そして、

【引用開始】
disphasic ジスキネジアはL-ドパの血中濃度の上昇期と下降期に二相性に出現し、オン時の間、ジスキネジアは消失している。下降優位に湯つ原子、反復性のバリズムようの動きやジストニアが目立つことが多い。
【出典元:パーキンソン病診療ガイドライン2018 第Ⅲ編 パーキンソン病診療に関するQ&A】

臨床上では、みかけてきた現象でしたが、しっかりと注目してみてきたことはなかったので、とても勉強になりました。
UPDRSとガイドラインを合わせてみてきてよかったと思います。

パーキンソン病の患者さんたちは、病気の進行によって、いつまでも同じタイミングや同じ量の投薬治療となるわけではないです。
症状に応じた投薬治療が必要ですんで。


【引用開始】
Hoehn and Yahr 重症度
0: 症状なし。
1: 一側性症状のみ。
2: 両側性症状があるが、平衡障害なし。
3: 軽〜中等度の症状。平衡障害があるが身体的には介助不要、pull テストからの復帰には介助が必要。
4: 重度の運動障害。 立っていたり、歩いたりは、介助なしでなんとかできる。
5: 介助なしでは車椅子あるいは寝たきり。
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society

ま、ヤールの重症度分類は、有名であるので、しっかりと確認はしておきたいです。


さて、これで、UPDRS Part Ⅲはぜんぶ見れました。

よかったです。

そして、面白かった!!

次回からはUPDRS Part Ⅳです!!!



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