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UPDRS Part Ⅰ 患者質問票

UPDRS Part Ⅰ 1-6までみてきました。

なんとなく、自分の中で、区切りがついたなーって思っていましたが。

まだある!っていうことで。

UPDRS Part Ⅰの、1-7~13までと
UPDRS Part Ⅱの、2-1~2-13までは、

この部分は、質問票を用いて行います。


患者質問票

【引用開始】
使用説明:
この質問票は日常生活におけるあなたの症状について尋ねます。
質問が 20 問あります。できるだけ詳しく調べることを目的にしていますので、今までの、あるいは現在のあなたの症状には当てはまらない質問もあるかもしれません。もしあなたに質問のような問題症状がなければ、単純にNO をあらわす0 に印を付けて下さい。それぞれの質問とすべての選択肢を注意深く読んで、その後であなたに最も当てはまる答えを選んで下さい。
私たちは、あなたの今日を含めた最近1週間の平均的な、あるいはだいたいの能力を知りたいと思っています。人によっては、ほかの時と比べて、より上手に物事ができる時があるかも知れません。しかし、それぞれの質問に対しては、できるだけこの1週間の大部分が当てはまると思われる答えをひとつだけ選んで下さい。あなたはパーキンソン病以外の病気も患っているかもしれません。しかし、その症状をパーキンソン病の症状と区別して考える必要はありません。あなたにとって最も当てはまる答えを選んで下さい。

解答は 0、1、2、3、4 のどれかで答えて下さい。空欄のないよう全てに解答して下さい。
あなたの担当医や看護師に各質問をみてもらい、説明を受けていただいても結構です。しかし、この質問票は患者さん自身で答えていただくためのものですので、患者さんお一人で、もしくは介護者の方と協力してお答え下さい。

どなたがこの質問票に答えましたか?(もっとも適当なものにチェックして下さい。)
▢患者 ▢介護者 ▢患者と介護者それぞれ同じくらいの比率で
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society

ということで、患者質問票には、質問が20問あります。

大切なのは、最近の1週間の平均的なものを把握することになるみたいです。
ちょっと、なぜ、この1週間に限定しているのかは定かではありませんが。(あとで、調べることにしますー。)
そのあとに、パーキンソン病以外の病気についての可能性についても書かれています。ですが、患者質問票では、他の病気について、自身や介護者が疑って行うよりは、その時の症状について答えてくださいとなっています。

臨床上、パーキンソン病ではないかと精密検査をする場合は、このUPDRSのみで行うことはありません。

ですが、UPDRSにはありませんが、嗅覚低下については鑑別によいそうです。


【引用開始】
嗅覚低下はパーキンソン病患者の90%に認められ、他のパーキンソンニズムや健常対照と比較すると感度は高く、特異度も良好である。
【引用終了】
【出典元:パーキンソン病診療ガイドライン2018  Q and A 1-1】

その他、画像診断やMIBG心筋シンチグラフィーなどいろいろな検査を行って診断にいたります。

もちろん、精密検査中もリハビリテーションはおこなわれることがあります。ただ、パーキンソン病の疑いがあるという段階ですが。
その場合は、他にも疑われている疾患があることが多いので、他の疾患も考慮しながら実施しています。

ちょっと話がずれましたが。


次回より、患者質問票のなかみをみていきます。


それでは、次はUPDRS Part Ⅰ 1−7〜1−9です。



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