UPDRSの最後
患者に対する締めくくりの言葉
【引用開始】
患者に対する締めくくりの言葉:患者に対して読み上げて下さい
これであなたのパーキンソン病の症状評価は終了します。この評価尺度の質問や作業のためにかなりな時間を頂きましたが、それは、あらゆる可能性をすべて網羅しようとしたからです。そうしてゆく中で私は、あなたがこれまでに経験したことのないことについて質問し、これからも全く起きないかもしれない問題についてお話したかもしれません。すべての患者さんが、このような問題をすべて起こすわけではありませんが、起こるかもしれない問題です。患者さんごとにすべての質問をすることが大切なのです。私と一緒にこの評価尺度を完成させるために、時間をいただき、注意を払っていただいて有難うございました。
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society
UPDRSの最後の項目は、締めくくりの言葉です。
読み上げてくださいとなっています。
そして、とても良いことがかかれています。
すばらしいです。
UPDRSの評価は、内容の一部だけ(UPDRSⅢの部分)を用いて実践することもあります。
そのときにも、このような最後の締めくくりの言葉は言うようにしたいものです。
パーキンソン病であるかの鑑別診断のために来られる患者さんには、パーキンソン病の患者さんも、もちろんいますが、そうでない方々もいます。
最後の締めくくりの言葉には、そういった方々への配慮が感じられます。
今一度、UPDRSをみてみてよかったです。
実践するときは、確かに時間がかかります。1時間程度は。
でもその価値はあると思います。
すべての項目を忠実に、実践することは大変という場合でも、こういった症状があることを頭に入れておくことは、とても大切だなっと。
では!