走馬灯

待っているのは
耐え難い孤独
それでも僕は
恋をした君に

もう少しあと少し
長く生きたいと思った
自分の寿命を
改めて呪った

まるで線香花火
その儚さに
消えた火花は
永遠を知ってるよう

移ろいゆく季節に
時々自分を忘れかけた
恋心が先走って
このままで居たい

空の青さを知っては
風の囁きを知ったら

どんなにいいのか
わならなかった

雲の流れを知ったら
雨の優しさを知ったら

もっとちゃんと
生きれば良かった

我が儘をください
君の我が儘をください
僕に迷惑を掛けてください
僕の困惑が世界の

僕の中の世界の寿命が
長く続いて行くから

走馬灯は何を見せる?

願った夢の後先か
有るはずだった未来か

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