ミント小林
ミント小林と申します。
普段は町田の市街地におきましてサックスの流しをやっております。
町田といえば東京都ですがよく揶揄される言葉として神奈川県町田市みたいな事があります。
町田のイナタイ感じを言い表してはいる。とは思いますが
自分としては実際のところどうなんだろう?と思いましてなんとなくのイメージだけで言いますと。
東京が蕎麦だとすると神奈川はうどん
東京がザル蕎麦だとすれば神奈川はザルうどんなんじゃ無いか?ということも思うわけであります。
東京がカレー蕎麦なら神奈川はカレー
東京がスープなら神奈川はカブトムシ
東京がタワーマンションなら神奈川は郵便受け
そんな風にもまた思う次第であるわけでして。
こういう例え話をしていますとお客さんが大体こう来ます。
東京がビートルズなら神奈川はなんですか?
そうして私はこう答えます。
東京がビートルズなら神奈川はホワイトアルバムです
と
何故ですか?と聞かれますので理由の方は概ね割愛。
することが多いわけであります。
そんな事で私。としても流し。のサックス吹きをもうかれこれ四半世紀を跨いでやって来たわけ。なんですが時折お客様からリクエストをいただくこともございます。
先日町田駅の南口を降りた東京都と神奈川県のちょうど境目の真上に立ってサックスで鉄腕ミラクルベイビーズの「talk show」を吹き晒しておりますと一人の男性がやって参りましてこうおっしゃいました。
「すみません、私、、、尾崎のファンなんですけど何かふける曲があったらやってくれないでしょうか?」
そこで私は「わかりました」
と言ってこの曲を吹きました。
(ミント小林は徐にサックスを咥えると尾崎紀世彦のまた逢う日までを吹く)
吹き終わりますと、リクエストをくれた男性はいつの間にかいなくなっておりました。
なんだせっかくうまく吹けたのに失礼な人だ、と私は思ったわけであります。
町田市民の民度の方を疑った一件であったわけですけども私としましても伊達に流しをやって来てもおりませんので。気を取り直しましてゲゲゲの喜太郎のテーマを元気よく吹きまして町田駅の南口のラブホテルが林立いたします一帯に対しまして響かせる気持ち。はたまた震わせる様な心持ちでサックスを吹いておりますと怖い方に怒られた。そんな一件も記憶に新しいところでございますし。
そんなんはようあることやんか。
ほんまにほんまに。
と斯様に思った次第であります。