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解く時

紐解く、解くが自由へのキーワード。自由意志による行動の時代に入っている。

その頃から海外へは旅をしていた。

1997年頃大学にて卒論というものがあった。
‘不動産金融の証券化’というテーマを経て1998年から不動産会社へ。26年間海外へショートトリップしながら時は平成、令和と流れている。

最近ロングタームで過去を振り返ることが増えてきたが、就職という体験をすることで見てきた短い期間の振り返りをすると、金融というテーマで世界を見ることになる。その中で整理し、今感じることは、。

欲望にまかせろのアダム・スミス
自由市場にまかせろのフリードマン
1980年台のレーガン・中曽根元首相辺りの新自由主義で格差は拡大、強者総取り状態へ(実は自由との対極で幻想がバレた)
労働者の自由奪われ、規制緩和止まらない。国営から民営化を経て90年代バブル崩壊、円高不況に突入。

 金融派生商品登場、為替市場を動かしたため為替の乱高下の発生、2008年リーマンショック。リーマンブラザーズ社員に不動産売買契約を交わしたのを覚えている。

 実態のない金融商品(銀行が証券業参入)誕生で簿価から時価会計制度へ。確定していない利益が決算書に載っている世界になり、価値が増えた様に見えたが実は何の価値も生み出していないという金融工学の幻想、持ち株会社解禁で財閥が株を持っていた世界へ逆戻りした。

 銀行が消費者金融まで子会社化し証券業までやり出した。焦げ付きが増大し証券化AAAなど格付けの発生。不良債権集め松竹梅に分けジャンクボンド発生(サププライムローン:返せない人に貸している)→リーマンショック、金融危機、破綻の連鎖、お金は市場に増え続ける状態は加速した。

 それら持続不可能なシステムを横目に見ながら、組織に雇用されるという形で海外と日本を行ったり来たりしながら日常を過ごしている。

 その上でコロナというパンデミックを体験しさらにコントロール不能・予測不能な世界を自覚すると同時に物質的な世界への違和感に拍車が掛かかった。

 それでも今なお支配者的な者は恐怖による不安というツールを使い支配しようと悪足掻きする中、最近では恐怖を自ら手放し気付きを得て目覚めている人も多い様に感じる。

 できることを個人として探していくのだ。
個人として紐解く時期なのだ。

 誰のせいでもなく、自分も含め、ある程度みんなでこうなった。

 いよいよ自由意思で自分を動かす時代が始まったと感じる。日本で感じること、外から日本を見たとき感じることを経験しながら今では金融的視点からも地球という単位をより意識する様になった。

 今朝日経平均は−678円とストンと落ちた。そこで株を買うチャンスと思うのか、それともこの金融システムから撤退するのかはそれも自由だ。紐解きが加速し本当の自由へ近づいていることは確かだ。

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