オペラ 『ドン・パスクアーレ』騎士はその眼差しに
オペラ 『ドン・パスクアーレ』騎士はその眼差しに
イタリアベルカント黄金時代を代表する作曲家、ドニゼッティの作品です。この後お聴き頂くオペラの2重唱もドニゼッティ作曲です。
そもそも、ベルカントって何なのでしょうか。
ベルカントとは、イタリア語を直訳すると「美しい声」という意味で、ロッシーニがバロック時代の響きや歌唱が理想だと語ったことから使われるようになった。現在もイタリア伝統の美しい響きの歌唱法をベルカント唱法と呼ぶんです。
「独身の老人貴族のドン・パスクアーレが、甥エルネストの恋人ノリーナと結婚を望む。エルネスト、ノリーナ、そして医師のマラテスタはドン・パスクアーレに一泡吹かせるというドタバタ喜歌劇。」
でも結局最後は、パスクワーレは自分が騙されていた事に気づくが、全てを許してハッピーエンドとなるんです。
ノリーナはこのシーンで、「私は頭もいいし美人だし、男心をつかむ術も知っているわ」と歌うのですが、そんなこと自分で言えるなんて本当に羨ましいですねぇ。今日はそんなノリーナになったつもりで演奏します。「私、内田恵美子は頭もいいし美人だし、モテモテなのよ♪」