「夢と金」( 著者 西野亮廣 )【読書感想文みたいな感想です】
はじめに
2023年4月19日にキングコング西野亮廣さんの新刊「夢と金」が発売されました。前回の「革命のファンファーレ」から約6年ぶりとなる西野さんのビジネス書です。『発売当日に重版がかかり累計10万部を突破』という大ヒットをしております。
今回はぼくが「夢と金」を読んだ個人的な感想を書いていきたいと思います。
あとから読み返したら読書感想文みたいになってしまいたがお付き合いいただれば幸いです。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。
ぼくの夢は「自分の子供に幸せな人生を過ごしてもらう」ことです。ぼくの子供はもうすぐ3歳になり最近ではよくお話をするようになり、保育園では毎日先生と友達と楽しそうに遊んでいます。
あと17年もしたら子供は二十歳になりぼくの元を離れていく。それまでにたくさんのことを教えてあげられるように、今まで勉強をサボってきた自分を猛省して今この瞬間から勉強を始めていこう!とエールを貰いました。
・・・
ぼくはこれまで35年間生きてきてお金について本気で向き合ってことなかんです。コロナ禍になりぼくは10年間勤めた会社を退職しました。「これからは転職の時代だ!子供が生まれてくるのに親が転職すらしたことがないなんて何も教えてあげられない」と勢いだけで転職を決意したんです。
そんな勢いだけで転職なんかするもんじゃないですよね。
今にして思えば学生時代はスポーツ推薦で大学まで行くことができたし、会社に入ったのもアルバイトをしていた結婚式場にそのままヌルッと社員になったもんだから受験や、転職活動なんて経験がなく、生まれて始めて転職で人生はじめての壁みたいなものにぶち当たってしまったんです。
会社員時代は会社から言われたことをやっていれば評価されたし、今度は自分で仕事を作ってこれまでの経験を活かして新しい人生経験を積むぞ!といき込んで転職したけど「何をしたらいいんだ?」とそんな状況がまさに今です。
今まで「お金を貰う」ということは覚えてきたけど「お金を作る」という方法を全く知らなかったんです。
とりあえず最低限の収入はコロナ禍に覚えた、動画編集の技術でなんとか会社員時代と同じくらいの収入は入ってくるようになりました(ただしまた会社員としてコネ入社)。
とりあえずは以前よりも時間の制限などはなくなったがまだまだ知識不足で「自力でお金を作る」という域には達しておりません。
しかし今の動画編集の仕事は一生続くものではないと思っているんです。
なのでこのままでは収入はなくなり、家族を守ることもできない状況がやってくるでしょう。
本書にも書かれています。
「お金の知識不足は命に関わるから、ちゃんと勉強しようね」って。
まさにぼくのことじゃん…
1日でも早く学び、1日でも早く勝て
繰り返しますが、ぼくの夢は「自分の子供に幸せな人生を過ごしてもらう」ことです。そのためにはぼくたち親がちゃんと正しい知識と豊富な経験を身につけないといけないと思っています。
個人的にぼくは「親から譲り受ける影響ってまあまあ大きい」って思っています。それは財産も含めて性格や癖などです。ぼくは自分の両親にめちゃくちゃ感謝しています。大学まで不自由なく行かせてもらったし、田舎から上京してきたばかりの時もたくさんの支援をいただきました。
しかし、自分の両親はなにかとお金の使い道は「貯金」を進めてきたし、何かを始めようと相談をしても「やめたほうがいいよ」という答えが多い人間でした。
自分が今まで勉強をしなかった事を棚の上にあげて言わせてもらうと、お金の使い方や何かを始めようとした時に足踏みしてしまうのは少なからず親の影響はうけているんだろうなって思ってしまいます。
でもそれは親が悪いんじゃなくて当時の日本はそれが正解だったから、自分の両親は何も悪くない。
それに二十歳を過ぎても「お金の勉強」をしなかった自分が最も悪いんですけどね…。というか「お金の勉強」が必要だなんて微塵も思っていませんでした。
「20代の頃にたくさん失敗をしなさい」とはよく言うが全くその通りで30代になると失敗が怖くて何もできやしない。というか何から始めていいのかも分からない。
そんな状況の中ぼくは初手から転職という「博打」を打ってしまったもんだから困ったもんだ。せめて副業という選択肢でも知っていれば…
ぼくの子供が大人になる日本はどうなっているのだろうか?日本人の人口が減っているとか、外国人がどんどん増えていくとかいろいろ分かる事もあるけど、基本的には迎えてみないと分からないことだらけだ。そんな時にもしも「お父ちゃんお父ちゃん○○したいんだけど…」って相談を受けた時に「よく分からないからやめた方がいいよ」なんて答えてしまったらぼくの後悔と同じ繰り返しをさせかねない。どうせなら親として子供の挑戦を応援できる器と、安心して挑戦できるようなアドバイスくらいは送ってあげたくないですか?
今度こそ向き合え。夢と金に。
ここまで自分の言い訳やらをつらつらと書いてきたけど、本書に書かれていた「今度こそ向き合え。夢と金に。」という一説にめちゃくちゃ胸が苦しくなった。
本書の中では大切な知識や西野さんの実体験がたくさん書かれている。どれもめちゃくちゃ素晴らしい内容です。でも実はこの書籍から学んだことは西野さんのこの本を売り出すにあたり、やられたプロモーション活動のあれこれなんじゃないかな?って個人的に思いました。
2023年4月に発売されたわけだが、実は2022年12月には予約をスタートさせ、そこから毎日毎日発売日に至るまで告知をされ、勉強会を開催したり、オンラインサロンでは執筆の進捗の共有などを続けられていました。
4ヶ月強のプロモーション期間を設け、複数のプロジェクトを動かしていてめちゃくちゃ忙しい方のはずなのに、発売日の前後のスケジュールは本の告知などに時間をあけて、本を手渡しするイベントや、実際にお客さんのご自宅まで本を届けられていたりこの一冊を届けるためにこれ以上ないほど足を使われていたんですよね。
そんな人が言うんだから説得力しかないじゃないですか?
「今度こそ向き合え。夢と金に。」のひとことには今まで知らず知らずに逃げてきたお金の問題や「いい加減向き合えよ?子供を幸せにしたくないの?」っていう勝手な解釈があったのかな?って思いました。
本の内容はどれも知識として持っておくには貴重すぎる内容が書かれておりました。「正しいサービス」と「惚れるサービス」の違いなんか結婚式場時代に知りたかった内容でしたし、親子で読んでほしいと西野さんもおっしゃっておりましたが、文字が苦手な人でもすごく読みやすい内容です。(80分で読めます)
ぼくはまだまだこれらの知識を使う前の段階ですが「このままじゃいけない!」っていうパワーを貰いました。今から真剣にお金と向き合って家族を幸せにしていくと誓います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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