マイクロモビリティについて〜LUUP体験してみました〜
2月6日までマイクロモビリティである電動キックボードの1時間無料体験をおこなっています。
地域などで「マイクロモビリティが観光の鍵」「手軽に使える移動手段として注目」なんて事を言われる方々が非常に多かったため、この機会に体験してみました。
借り方、返し方がは非常に簡単
あらかじめLUUPアプリをスマホに登録の上、クレジットカードの登録、免許証の登録と交通試験を行うと準備が終わります。
アプリベースなのでそれほど難しいことはありません。
5分もあれば全て終わるくらいのレベル感です。
実際に借りるためにはスマホのアプリから設置場所(ポート)を検索し空いている車両があるかどうかを探します。
無料期間ではありますが体感したのが平日だったからか貸し出されてて借りられるところが多い。とはなりませんでした。
ポートに行くと車両が置いてありますので乗りたい車両を選びアプリからQRコードを読み込み、目的地のポートを指定すればスタートです。
目的地をあらかじめ仕掛けておくのは置き場所の都合ですね。空いてなくて変なところに置かれると迷惑ですしね。
ここまで済めば走り始められます。
乗り方は簡単
乗り方は非常に簡単です。
タイヤの径や車両自体が大きめのため目線は高いですが、バランスは取り易いです。
キックスケーターの要領で少し蹴り出して右手のスロットルレバーを手前にひねれば走り始めます。
初速、いい感じの加速を感じたのですが、15km/hにリミッターがかかっているので急にゆっくりと。以降はランニングしているランナーと同じくらいの速度で走ることが出来ます。
ブレーキは自転車などと同じレバー型、方向指示器は左手親指手前くらいのところに左右のスライドスイッチがあります。ただ、バイクに乗り慣れている人にとって注意が必要なのがウインカーのリレー音が一切ないので付いているかどうか、消したかどうかがかなり気になります。
足のポジションは悩みました。両足を前後に並べて乗る感じですが、ポジション次第では後ろ足がはみ出す感じになったり。
まぁ、これは慣れですね。
中央に速度計とバッテリー残量が出るLEDがありますが、まぁ、常に見るものではないですし、リミッターもかかりますから気になったら見る感じくらいなものです。
最初は何キロくらい出るのか速度見てましたが、まぁ。気にしなければならない速度にはならないです。
少し注意が必要な事も
あとは少し間隔が必要だな。と感じたのが信号。
青信号だし大丈夫かな。と思って行こうとしたら赤。なんてことが結構ありました。
考えてみたらランニング速度ですし、それ以上は上がらないので「行けそう。」ではなく常に「変わるかも?」と考えてサイド側の信号も確認してしまう位でないと危なそうです。
何回か交差点を渡る直前でブレーキ。なんてことがありました。
実はもっと慣れが必要なのが右折です。
電動キックボードは自転車通行帯があるところはそこを、ない場合は一番左の車線を走るのですが、複数車線ある道路だと右折が非常に難しい&怖いです。
時速15km/hしか出ませんので車とのスピード差で曲がるもも辛く。それなら2段階右折の方が…とも思いますが、ルール上は左車線から右折。なのでめっちゃ大変です。途中から右に曲がるの諦めて右折を繰り返し行きたかった道に出る。なんて事をしていました。
便利ではあるけど・・・
都内の各所にポートがあり、借りる場所も返す場所も簡単に選べるので、ちょいのり。という点では非常に便利に思えます。
返す際にも、ポートの枠内に置いて写真を撮れば終わります。
問題は自転車に抜かされるスピード。というところでしょうか。「原動機付き自転車」と同じカテゴリながら「自転車」よりも制限が多い。走行できるレーンなども含めて都心部だと乗りにくい。というのが素直な印象でした。
一方で地方で足が無いところで活用。となると、速度やルールを見直したり、路面状態なども気にする必要が出そうです。この辺りは行政ルールになりますので、国の方針次第だと思います。
個人的な感触としては、電動アシスト自転車のアシスト量を増やしたり、自走できる様にした方が良さそうな気もしましたが、こればかりは体験した方々がどう思うか。で変わってくると思います。
あくまでも私の感じた感想です。
体験者が増えることで自分達に合った実装が行われる
ぜひ皆様も体感してみてください。
そして、「こういう方がいいよね」を見つけてみてください。
使う人。関心を持つ人が増えれば増えるほど、新しい仕組みが使いやすい形で実装されると思います。今なら1時間無料で乗れますよ。
そして、是非「便利だな。という使い方」を見つけてみてください。