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プレゼン資料はラクをする

さて、2024年も二週目に突入し、1月〜2月の講演資料をたくさん作っています。
講演資料を作る際にパワポなどでプレゼン資料を作る訳ですが少しでもラクしませんか?というのが今回のお話です。

プレゼンにおける資料って?

 皆様、プレゼンをする時に資料自体にたくさん文字を書いていませんか?人にプレゼンする際、重視されるのが「貴方が何を伝えるか」です。そのような状況の際、画面に文字がいっぱい書いてあるとどうなるでしょうか?
 例えば、皆様テレビ番組は見たことがありますよね?例えばバラエティ番組などでテロップとして文字が出ていますが、皆様は全て読んでいますか?多分、全てを読んでいる人っていないと思います。では、なぜ皆様は文字を全て読まないのでしょうか?それは画面上に文字以上の状況がわかる動画とその音声がついているからではないでしょうか?
 一方、ドキュメント、つまり読み物を同時に渡されたとします。テレビ番組自体のシナリオなどを手元に渡された際、皆様はその資料を読むと思います。一方同時にテレビの映像を流したとしても、文字を読み始めた途端、映像ではなく手元の資料に集中するのではないでしょうか?

 プレゼンを行う際、当然皆様は内容を訴求したくて語っていると思います。一方で画面上にドキュメント的な資料が表示されていた場合はどうでしょうか?
 文字を読み始めた途端、皆様の話は聞いてもらえません。書いてある内容を自分自身で咀嚼しながら理解しようとしてしまいます。
 この状況、別にプレゼンテーションをしなくても、資料を渡して読んで貰えば良いのではないでしょうか?
 つまり、プレゼンテーションはあくまでも話者の話を聞かせる場であり、資料を読ませる場ではないのです。文字が書いてあれば読んでしまう。のであれば、「文字を書かない」が正解です。
 ただ、テレビもそうですがテロップがついています。文字を読むためではないとすればあれは何のためについているのでしょうか?
 私は「雰囲気作り」のため。と認識しています。タイミングに合わせてそれらしいテロップが入る。ある意味オノマトペの様な存在です。
 つまり、プレゼンにおける資料は「文字は雰囲気作り」として作ってみると大幅に手間を減らせます。

 文字のレイアウトって案外大変

 文字が減らせれば手間が減るのは何故でしょう。それは「文字はレイアウトすることが結構大変、さらに文字数を減らすのも大変」だからです。
 プレゼンにおける画面サイズは有限です。当然、読ませたいのであれば、読めるサイズの文字にしなければなりません。画面上に表示できる文字数という点では200文字も埋めれば画面は文字だらけになります。
 もはや、プレゼン資料ではなく、ドキュメントになってしまいます。

 「綺麗に並べればプレゼンぽくなるのでは?」

 と思われる人も多いと思いますが、文字数の多い資料をさらにレイアウトをこだわる。それをまとめ上げることはソレほど簡単ではありません。
 雑誌のレイアウトなどを見ていて感じている人も多いのではないでしょうか?

 ・無駄な言い回しがない。
 ・完結に述べている。
 ・写真と合わせ、理解しやすくなっている。

 しっかりと作り込まれていることがわかります。
 同様のこだわりをもって資料にする。というのは大変なのです。

 プレゼン資料はイメージを伝える程度で

 プレゼンテーションにおいて資料は皆様が話ている内容のイメージをわかせるいわば添え物です。主役は資料ではなく、話をしている皆様です。
 であれば、話ている内容のイメージができれば何の問題もないはずです。
 文字も最小限に、できる限り直接イメージできる図や数字、写真などを使うことで皆様の話の補完を行うことができます。
 資料そのものはあくまでも皆様の背景である。位の感覚が良いです。

 プレゼン資料は簡潔に、その分喋りに力を入れる

 資料そのものはゴテゴテと作り込みをする必要はありません。完結に、イメージできるものを並べさえすれば、あとは皆様の喋りで全てを伝えることができます。
 文字を書いていないと話せない。読まないと話できない。という方も多いですが、これは話す内容が腹落ちしていない、自分の理解範疇外である。が原因となっていることが多いです。
 ただ、自分は理解していない、腹落ちしていないプレゼンをされた側へ内容が伝わるでしょうか?
 大事なのは話している本人の言葉で内容をわかりやすく話す。資料が綺麗だから理解していなくても伝わる。なんてことはありません。

 自分事で、自分の言葉で語る。自信をもって伝える。

 言葉に力を入れなければ伝わるプレゼンテーションはできません。

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