言葉にならない(詩)
言葉にはできずに幾度 想いを飲み込んでいたかと 数えながら うつむく
どれくらいの時が経てば この歯がゆさ消えてゆくのか
流れている時間の 針をたどり見つめる
見えない絆は 今すぐにも 壊れる気がしてた
言葉だけじゃ物足りず 何かをまた 求めているけど
満たせぬ心のとびらは まだ 閉じている
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言葉には ならなくていい 置き忘れた想いのかけら
握りながら 目を閉じ
不確かな言葉でもいい 出会いと別れ 繰り返して
いく通りの生き方 瞳に焼き付けてた
見えない想いに 間違いなど あるはずはないけど
揺らぎながら 感じてる 「これでいいのか」こたえ 探してる
果てない この道を 振り返るように・・・
言葉だけじゃ 伝わらぬ こともあると わかってゆくたびに
いく通りの優しさに 記憶をまた一つ 重ねてく
心のとびらが 開いてゆく 今も
言葉にならない 風をあびて 歩く・・・
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