その77 🔰添乗員2年生日記🔰
今回は、趣向がガラリと変わり、万座温泉湯治旅。
1日目と4日目は、移動のみ。
2.3日目は湯めぐり号を4周させて、ホテル間を移動して、好きなお風呂にお入りいただくツアー。
そんな観光要素ほとんどないツアーに誰が来るんかと思ったら、意外とリピーターが多いことにさらにびっくり。
こだま、しなのと乗り継ぎ
松本からバスで万座温泉へ。到着は、16:30を少し回ったところ。
到着して一服したら、もう夕食。
20:00から、大河見ようか迷ったけど、ロビーでジャズステージがあったので試しに鑑賞。
哀愁のカサブランカ、オーバーザレインボーなどを
なんと86歳の燻し銀のサックス奏者🎷
まさか温泉でこんな素敵な時間を過ごせるとは
2日目
12:00〜15:00まで、ホテル間を4周して、万座温泉の湯めぐりをお楽しみ。
お客様、大体どの便にも誰かは乗ってる感じで、
ちゃんと仕事しました。
宿泊先以外の宿の温泉や、お食事が利用できて、
なんでリピーター多いのか、なんとなくわかる気がする。
お客様も、自分で計画をたてて、今日はここ、明日はここ決められるから、楽しそう。
お客様同士の情報交換という会話が弾み、すっごいクレーマーさんいてたから心配しててんけど、全くもってご機嫌さん。
日進館では、毎日ロビーリサイタル。2日目は、女性のソプラノ歌手の方。
お話も聞き入ってしまった。
まずは浴衣の皆さんの前で私はドレスという、風変わりなシチュエーション。
でもそのドレスは91歳のご婦人が心を込めて縫ってくださったものだそう。
里の秋、リンゴの歌などで、聴衆の心をグッと掴んだ後、若くして亡くなった弟さんのお話は、涙なしでは聞けなかった。
阪神大震災で、発見された時は下敷きになってダメだったんだそう。
でも、そのことがきっかけで、兵庫や、能登、そしてウクライナでも
いのちの大切さを歌声に乗せて訴える活動をなさってるそうです。
ちょっと忘れられない出会いになりました。
3日目
万天の湯という内湯に朝起きてすぐ行ってみる。
気持ちよかった!
あったまったので、周辺を散歩。
草津温泉とは比べたらあかんよ、という万座の湯畑を見学。
硫黄の匂いがすごくてびっくり。
日進館おすすめの露天風呂
極楽湯にハシゴしてみると、
景観は、確かに素晴らしい。
よくTVが取材に来るのわかる。さっき行った湯畑も見下ろせ、なんなら通行人にも距離はあるものの丸見え?
ただ温度が私には熱すぎた。1分足だけ浸かって、耐えきれず退散。熱いの入れる人、すごいな。絶対皮膚の感覚、個人あるんやと思う。ゆっくりできず残念。
湯めぐり号終わって、業務時間外に再度挑戦。
今度は適温でした!まさに極楽。
このツアーは、もう観光はいいねん、でもお風呂と美味しいご飯は楽しみたいねん
という方に本当に好評なようです。
4日目
お客様とも数名会いました♪
荷物の片付けをして、朝食会場へ。
今日は、6:30スタートに合わせて早めに済ませる。
変わり映えしない場合は、自分の選択するものを、変えたらいいんだと学習。
昨日は洋風の朝ごはんにしたので、今日は和食一択。
最初のお宿、9:30
最後のお宿10:00出発の予定
でも、みなさん、早め早めに集まるので、松本到着、20分早くなる。
なのでお昼は、お蕎麦をご提案。
座るお店は混んでだけど、立ち食いの、Dさんおすすめの小木曽製麺所で軽く行っとく。
今回、脳梗塞でかなり歩行のゆっくりな方がいらっしゃって、辛辣なお客様、聞こえよがしに、あんなん半身不随やん、団体ツアーに参加したらあかんやろと仰る始末。
確かに乗り換えにものすごく時間要したけど、元々の発車に、かなり時間余裕あるので、決してそのお客様のせいで、時間待ってるんじゃないから、、、、。
でもそんなこと言う人と4日間ご一緒しないといけないと思うと、若干気掛かりだったけど、分宿やし、みなさま基本自由行動なので、なんとかなりました。
そして運命の巡り合わせというか、修学旅行に添乗する看護師さんがたまたま居合わせ、私以上に配慮していただきました。
その方がいなかったら、
他のお客様からクレーム出てたかも。
本当に助かりました。
定刻通り、新大阪に到着。
タクシーで帰られるということなので、乗り場のご案内だけして解散。
ちょっとお腹の不調や、腰の不調、風邪気味症状を訴えた方もおるにはおったけど、
なんとかツアー終了。
辛辣なお客様も、ご自身は旅を満喫。
クレーマー気質の方も今回は、なぜかご機嫌。
経験値アップしたかな。