その10 🔰添乗員一年生日記🔰

1ヶ月ほど経ちましたが、まだあの時の冷や汗💦
はっきり覚えてます。

失敗は学び。私の新しい座右の銘。

初めての、旅行会社ということで、
微妙に報告や、精算のやり方が違ってて、戸惑うことが多かったのだけど
打ち合わせ時から、不穏な感じでした。

サンダーバードと北陸新幹線を乗り継ぐため、座席表が全部で4枚も
書かなくてはいけなかったこと。
途中乗車のお客様がたくさんいらっしゃったので
添乗員になって、初めての対客電話にも、手間取り、
積み込みのお弁当屋さんに予約の確認電話するのが
遅くなり→ほんとは優先順位が高いので先にすべきだった
連絡がファックスと当日の朝の連絡になってしまう。

これがひどいハプニングの発端になる。

サンダーバードで、金沢に無事様下車され、
新幹線の乗り場に誘導するも、
いてくれてるはずのお弁当業者がいない！

朝、確認へしたのに、なんで？！とプチパニック

確認してホームに移動したのに、
隣のホームになんとなくお弁当屋さんらしき人影を認めると
自分が間違ったと思い込んでしまう。

お客様にすみません、私ホームを間違えました！っていうて移動始めるも
当然それは自分の勘違いで、お弁当屋さんではなく、、、

お客様の中には、きちんと自分の目で判断してる方もいらっしゃって、
一歩も動かないお客様もいらして、
そのうち「添乗員さん！こっちで合ってるよ！」と助けてくれる人が
出る始末。
結局お弁当屋さんが少し遅かっただけで、ホームはもちろん合ってた。
完全な早とちり。
お弁当を配り始めると、お弁当と引き換えに渡そうと思っていた
新幹線の座席カードが、今さっきまで持ってたのに行方不明なる。

大阪駅で渡しときゃ良いのに、、、
自分で自分の首を絞めるとはまさにこのこと。

そして、座席カードが見当たらないので
咄嗟の対応で、自分の下書きを見て、口頭で座席番号を伝えるのですが、
まさかの、今乗ってきたばかりのサンダーバードの座席番号を、再度
10人くらいに誤って伝えてしまう。

残りは言い直したけど、当然発車時間は迫ってくるし、
とりあえず乗ってもらって
そこからここちゃうの？
誰か先座ってはる！などてんやわんや。

ただここでだれも乗り遅れなかったのは奇跡。
新幹線動き始めてしばらくしてからみなさまがようやく着席。

そうこうしてるうちに、座席カード
カバンの奥底から発見。
皆様がお食事済んだ頃を見計らって
座席表に私の携帯番号も書いてるから
一組ずつ、謝罪して回る。

それが功を奏したのか、
みなさん、刺激的なサプライズと思ってくださったのが、
お怒りになられる方、いたのかもしれないけど
大人の対応。

そして、無事に妙高越前駅から、バスに乗り換えて
ご挨拶させてもらった時に、
自己紹介の前に、朝のありえない不手際の数々をお詫びして
自分の経歴を話すと
多めに見てもらえた模様。

そこからの旅は、ガイドさんとドライバーさんにも恵まれて
旧軽井沢、散策する時間もあったりで
楽しい時間も過ごせました。

最後の挨拶を貼り付けます。

みなさま、大変お疲れ様でした。
もうまもなく上越妙高駅に到着致します。

この度は、草津日光軽井沢３日間の旅にご参加頂きました、誠にありがとうございます。

今回の旅は、
未熟な私のことを、ガイドさん、ドライバーさんをはじめ、42名のお客様みなさまに助けられて、ようやく今回の旅も終わりに近づいております。

今回、私は幸運でした。
あの、金沢駅での大混乱の最中、
これでもか！と言う粗相の連続の中で
一人も残らずご乗車され、
こうして、同じ人数でこのバスで、上越妙高駅を目指しているということ。

一重に、みなさまのご協力があったからこそでございます。
感謝の気持ちはとても言葉だけではお伝えできません。

本当にありがとうございます。

今回の旅を、振り返りますと、まず1日目のお宿は、草津温泉でございました。
お早めに到着致しましたので湯畑散策もお楽しみいただけましたね。

二日目は、
東洋のナイアガラと呼ばれる名瀑、吹割の滝(写真)に参りましたね。
その後、中禅寺湖(湖畔散策と日光豚の陶板焼き御膳のご昼食)をお楽しみいただきました。

その後、華厳の滝に行きまして、マイナスイオンをたっぷり浴びました

いろは坂ではドライバーさんのテクニックに感嘆しつつ、
日光山輪王寺・三仏堂・日光東照宮に到着（徳川家康公坐像などへ専門ガイドさんがご案内していただきました。

この後は鬼怒川温泉の方に参りまして、それぞれのお宿で、旅の疲れを
癒されたのではと思います。

3日目は旧軽井沢でご昼食を含む2時間半の滞在でございました。

みなさまそれぞれ旅の思い出ができたのではと思います。

いろは坂をはじめ、高速道路、道幅の狭い道を安全に３日間走行してくださった
〇〇ドライバーに盛大な拍手で、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

続きまして、今回の旅に彩りを添えていただき、たくさんの有意義な情報をお伝えいただきました、ガイドの〇〇さんにも盛大な拍手で感謝の気持ちをお伝えしましょう！

みなさま、３日間、本当にありがとうございました。

もうこりごりという、方もいらっしゃるかもしれませんが、もし、もう一度お目にかかることできましたら、今回よりは自信を持ってご案内できる添乗員として成長した姿でお目にかかれること、楽しみにしております。

こんな挨拶で締めくくったけど、小さなハプニングやこうすればよかったと言うことが、まだ、大阪駅まで続きます。
中央改札にお連れしないといけないのに、
うっかり手前のエスカレーターで連絡橋出口の方に
なろうかしてしまいそうになったのを
お客様に教えてもらったり、、、、

文字通り綱渡りのような添乗やったけど、お客様との交流が日に日に増えて、しんどいねんけど、なんかまた頑張ろうっておもえるというか、、、
印象的だったのが
お一人様参加の女性３人組が、相性が良かったのか
年代もバラバラだったのに、初めから3名様と見間違うぐらい意気投合されて、
最終日の自由行動、完全に一緒で、お洋服まで３人とも新調されて、
ほんと楽しそうやった。

その中のお一人の一番年配の方、
謝りまくる私を気の毒に思ったのか、初日から、失敗しない人なんていないよ。
失敗と思わんと経験と思ったらいい、と激励してくださって、
ほんとはあかんと思うねんけど、
日光東照宮で、見猿聞か猿言わ猿のストラップにつける飾り
プレゼントしてくださり、ありがたく頂戴して、
今もつけてます。

初JRの感想。
とにかく、覚えること多過ぎてしんどかったー！
JRは二度とイヤ〜って直後には思ってたなぁ。

草津温泉と鬼怒川温泉ぐらいじゃ癒せんくらい疲れた。
バスから落ちるように転ぶし、、、。
ホテルに着いた時、一般車両が止まってて
フロントに言いに行かなくちゃと焦ったら
踏み台があると思って足元見てなくて
足が吸い込まれるようにしてバランス崩して
かなりの転倒をしてしまう。
幸い打撲と擦り傷だけで済んだけど
つい最近まで、肋骨痛かった笑

でも、今回も42人で行って、42人で帰ってくると言う
最低ミッションだけは、死守。

顔から湯気出しながら慌てふためく私を気の毒に思ったのか、
ほんとお客様に助けられる。

恥ずかしくて書くのをためらう失敗の数々あったけど、なんと最後は、楽しかったよ。頑張ってねと言ってもらえる。

なんとかスキルを早く上げたいなと思うんだけど、理想と現実のギャップ大きい

翌日、精算チェックに行った時、数々の失態を報告すると、致命的なことは一個もない。
そして前回の東北のアンケートの文章記入の量に驚かれて、涙ぐんでここまでやってくれるとは予想をはるかに超えてる、と、支店長私に気がある？って勘違いしそうになるくらい褒めてくださる。

そもそも経験2ヶ月も経ってない添乗員がいくようなツアー違うと。

だから、ふなれな段取りの悪さは上は想定内だったそうで。


大人になると褒めてもらう機会減るから、よちよち歩きの添乗員としての私が褒めてくださること、素直に嬉しい。

やばいくらい、バタバタやってんけど笑　

私の出来が悪いのではなく、行程のレベルがハードだったということで、
凹んでた気持ちが、また復活。

失敗を多めに見てもらえるのは
今のうちだけなので、早い段階で、いろんな経験できてよかったのかな。
そして、この後、しばらく日帰りが続くのですが、
宿泊に比べると日帰り負担度随分違う。

負荷が強い後に軽いの来ると
楽に感じるものですよね。

一人だけ叱られた案件があって、
それはお部屋紙の部屋番号。4階だから4まで記入してコピーしたのだけど、
最後のお客様だけ下2桁を完全に記入忘れ。

ご主人は、止めはったらしいけど、
これは添乗員さんが確認さえしたら防げることじゃないですか？と。

仰る通りです。申し訳ございませんとお詫びした後、
お手洗い休憩で、お一人になったタイミングで
自分から、不愉快な思いをさせて申し訳なかったことと、
貴重な時間を使って、私にお伝えしてくださったこと
ありがとうございますと、伝え、これから二度とないように気をつけます。
この時、言ってもらえたから確認をしっかりできるようになったんだなぁと
将来思うと思います。と。

最終的には、いろいろあったけど
頑張ってねと言ってもらってお別れできた。

確認、してるようでできてないってことが
やっぱり多い。

防げることは防がないと！と思った旅でした。

反省しか無い。
でも、失敗は、学び！