平和な国イスラエル🇮🇱〜後編
今回の旅行で(あ、出張でだった)、必ず行きたいと思っていたエルサレム。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であり、狭い旧市街に4つの民族/宗教地域が同居している、世界屈指の混沌の街。
あえて、断言する。死ぬ前に行くべき場所。
神は、そこに、いた
旧市街に入った途端に、全体に溢れ出ている"気"に圧倒された。自分はキリスト教徒ではないのだけれど、ああ、神は確かにいるんだ!という不思議な感覚にとらわれた。
西の壁には沢山のユダヤ教徒がおり、一心に祈りを捧げていた。その声は、地鳴りのように足元から全身を通り抜けていき、しばらく立ち尽くすしかなかった。
ようやく場所を見つけ、右手を壁につけて祈りを捧げてみた。
右手が痺れ全身を電気が走った!
なんだ、これは?他のどの聖地やいわゆるパワースポットでも感じたことのない不思議な体験。ちょっと怖くなり、そっとその場を立ち去った。
岩のドームはムスリム限定
行きたかったんだけど、ここに至る道にはことごとく銃を持った兵隊さんがいて、通らせてくれなかった。何回もあちこちでチャレンジしたんだけどね。一度、モスクに向かう集団に紛れて進んだんだけど、兵隊さんに気付かれて、引き戻されてしまった。残念。
こっそり近づこうと思って横道をウロウロしていたら、7,8歳くらいの男の子が片言の英語で話しかけてくる。
ねえ、こっちに来て!
ここがモスク見るのに一番いいよ。
座って座って!コーヒー持ってくるよ!
でた、定番の詐欺。と思いつつ、またムクムクと持ち上がる好奇心。少年のいうままついていき、コーヒーをご馳走になった。
ねえ、帰り道こっちだよ。
じゃあ、20シェキルおくれよ(600円くらい),
ほらね。でも、600円くらいで面白い体験ができたから、騙されてもいいんじゃない?
ヴィアドロロサはひたすら登り道
キリストが歩いた道を歩く。延々と登り道が続く。この道を、キリストは、十字架を背負って登っていったのだ。こりゃ、大変だ。
そして、聖墳墓教会へ
ここはゴルゴタの丘があったと言われる、キリストがなくなった場所。中央にはお墓もある。
とにかくすごい数の人。1つの教会なんだけど、ここも内部はローマ・カトリック、ギリシア正教、アルメニア正教、その他正教によって、区画ごとに、統治されているらしい。
迷路で迷子になる街並み
旧市街は迷路のようだった。
少し歩くたびに、違う民族の居住地にぶつかる。それによって、街の雰囲気も変わってしまうのが、面白かった。
思わず買いそうになる、活気ある市場
あちこちで売り子の声がひびく。色とりどりの果物と野菜。肉魚ではなく、果物や野菜の露店が多い。思わず買いそうになる。
でも、ファラフェルばかり食べていた。
やっぱり、ローカルのファストフードはうまい。
ふつうのバージョンは300円、肉メインだと750円くらい、というのが相場っぽい。
こちらはさらに純粋な野菜メイン。お店によって、微妙に中身の構成が違うのば面白かった。
さて、今回の旅(いや、出張だから!)も明日で終わり。イスラエル、ホントに楽しかった。
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