課長への手紙 #4
前略
前回の手紙から数日。ペースが(溜め込んだ)日報並みですね。まとめて判子ください。
前回はクリスマスイブも仕事だと嘆いていた私ですが、先方の都合でめでたくキャンセルになりました。
イブに働かされるのはトナカイくらいなものですからね。サンタは良いですよ。好きでやってるのだから。子供達にも感謝されて。そりゃ良い気分でしょうよ。トナカイからしてみたらキャンセル、ラッキー、てなもんです。
まあ、それはさておき。相談というか、定期連絡、近況報告です。
課長とお別れしてからのこの数ヶ月、課長を見習い、周りに対して優しく、寛容に、自分自身も成長出来るよう、意識して行動してきました。
それがどうもこのところ息切れしつつあるのです。好転からの失速です。なんといっても私の場合モノマネですからね。課長のようにはいきません。難しいです。
周囲とも良い関係を築けるようになってきたその矢先でしたので。そっか。簡単じゃないなと。実に悩ましい局面です。
具体的な内容はここではさすがにあれですので、委細面談にて(ないか)。
——と、近況報告とはいえいつも自分の話ばかりで申し訳ないです。本当は課長の話も聞きたかった。課長のことをもっと深く知りたかったのですが、それは叶いませんでしたので、こうして「自分語り」です。しかも「出さない手紙」での「自分語り」。情けない。情けない&ご容赦下さい!
お許しを得たところで、もう少し続けますね。テーマは子供の頃。子供時代の思い出話です——近況ですらない!
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