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もう新しいビジネスシューズは買わない

年齢を考えると、会社勤めをする期間はもうそう長くない。背広やワイシャツ、そしてビジネスシューズを新調する必要性は高くない。特に靴。ワイシャツやズボンはある意味消耗品だから、もう少し買い足したり買い替えたりするかもしれないが、靴はこのままで勤め人生活を終えると思う。

今履いているのは、ドイツのFinncomfort社の1201MIRANO。全く同じ靴を二足買い、出勤の日ごとに交互に履いている(雨の日は、同じモデルの古い靴であちこちすり切れて第一線を退いたものを履いている)。靴底がすり減ったら交換する。

決して安い出費ではなかったが、仕事で一日履きっぱなしでいると、足の疲れは無視できない。「早く家に帰って靴を脱いでホッとしたい」という気持ちにならないもの、つまり自分の足の形に合うこの靴に、何回かの失敗を経てたどり着いた。

靴に限らず、比較的耐久性のある商品で「もう人生でこれが最後に買う物だな」と思ったものは他にもあると思う。ひとつは車。今乗っているモデルから降りたら、次以降はたとえ免許を返納していなくても、シェアカー利用に移るかもしれない。
あるいは扇風機。7年前に購入したが夏しか使わずそんなに壊れるものではないし、もうこれ以上は必要無さそうである。

パソコンやスマホ(今6年目だ)の類は、これからもう少しは買い替えの機会があるだろう。