子供の連れ去りは誘拐であり、成長の芽をつぶす行為である。
こんばんは。今日もお疲れ様です。
佐々木田鶴さんという、国外で活動されているライター・ジャーナリストの書かれた記事が大変気になりましたので、シェアします。
結論から申しますと、記事内容にはいろいろ問題がありますが、佐々木さんの主張点には同意できるものがあります。
まず何が起こったかと言いますと、
7月8日、欧州議会は、日本国籍とEU籍の両方を持つ子どもを日本人の親が連れ去ることを禁止するよう求める決議を、圧倒的賛成多数(賛成686、反対・棄権9)で採択した。
ということです。欧州議会は、Wikipediaによれば、インドに次いで世界で2番目に多い有権者の選挙によって選ばれ、国境を越えた選挙としては世界最大の規模ですから、その影響は無視できません。
えと、EU議会がノーと言っただけで、現段階ではまだ世界がノーと言った訳ではないですが、欧州から批判されると影響は長期的に及ぶ懸念があります。
欧州議会のHPで確認してみると、7月8日の採択内容は既にアップされていました。
日本の国会も、見習うべきですね。
ただ、実態としてどれくらいの件数こうした事案が発生しているのか、推定しかなされていないので、そこはちゃんと調べてもらわないと、冷静な議論が出来ません。
この採択がどれくらいのスピードで、どのような施策になっていくかは判りませんが、佐々木さんが指摘しているように、
日系航空会社のカウンターでは、未成年の子どもを連れていても、パスポートと供に、欧米では常識的な「もう一人の親による同意書」の提示を求められることはまずないし、その行為が「誘拐」にあたるという意識もない。
という状況は、非常に不味いですね。
航空会社への罰金とか、業務停止措置とか、そうしたペナルティーが課せられてしまうかも知れません。
法令に違反したら、犯罪なのですし、それを支援することも違法行為なのですから。
さて、違法行為と一方的に断定してしまいましたが、当然、母親達の言い分にも耳を傾ける必要はあるでしょう。いわく、父親が浮気しているとか、家庭を省みないとか、あるいは犯罪を犯して投獄されてしまったとか。
その場合でも、日本の教育の現状を考えると、子供はEU諸国の環境で育てが方が絶対にいいと言い切れます。
また、日本が帰国子女を暖かく迎え入れてくれる国と思うのも、大間違いです。
子供の連れ去りは、欧州議会の議決によって既に違法行為であり、端的に言えば誘拐です。
また、EU諸国内で育てていた方が、子供の成長にとってプラスであったものをつぶす行為です。
この問題は、これからも注視してまいりたいと思います。
では、また明日。