落語入門

生まれて初めて、
落語って面白いなって思うこの新春。

制作の工程の中で、
“作業”という日が、たまにあります。
たまでない時は、
全神経を、手元にある素材や問題に集中して
常に最高と最低を予測しながら、
少なくとも最初からやり直しになる失敗
にはならないように、
制作していくのですが、

たまに、
手元にだけ集中していても
ゆとりができてしまって、
全く別の事に気づいてしまう、
という
作業の妨げになるアイディアが
思いついてしまって困る、
事があるのです。

そんな時に最適なのが、
ラジオ。
朗読の番組とか
かなり難解で刺激のあるゲストのトークとか、
手元も脳も
ちょうどいい心地よさで。

新春のある日、
『ヤマザキマリラジオ』の
聴き逃しを聴いていて。
ゲストの立川志の輔さん
とのトークが最高に面白く、

次の“作業”から、
もっぱら落語を聴いています。

今のところ、
志の輔さんが特に好きで、
それ以上には広がっていないのですが。

そういえば昔からのある知人に
「先生の話ってオチが無いよね」
と言われ、
「落語じゃあるまいし、普段の会話にオチ必要？」
「イエス！」
と。

それからというもの、
“オチ”について考えて見るものの、
オチ以外に知りたい事がいっぱいあって
結局、オチにはたどり着けず。

そんな私は、
今年からはオチに目覚めるのでしょうか。

志の輔さん曰く、
三分に一度は笑わせないと
人は話を聞いてくれない。

笑いのある195modèleに
なりたいものです。