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時間の流れを自分のものにするために

※この記事は195modèle公式サイト上で連載されていたコラムを再掲載したものです

いつもの2週間東京から広島アトリエに戻ってきたら、
着るもの、暮らし方の多くを変えなくてはいけないほどに
季節がすっかり変わっていた!

今年の前半からついこの間まで、
「今年は時間がゆっくりと感じられる。のは、充実している証拠か?」と
少し満足していたのだが、
明日から11月、ということは、もう年末と言える、
と思ったトタン、
なにもしていないのに、時間が早く過ぎている
気がしてきた。

不思議だ。
この時間への感情。

確かに、時間というものは、
いつも、ずっと、きっと
同じ速度で進んでいるのに、
“得体のしれない感情”で、
早くも遅くも感じる。

そう思うたびに、
『時間ですら、時計にまどわされてはいけないのだ』と思う。

“ゆっくりと感じられているときは、たくさんの新しいことに出会っている
=充実”

のも、どこかで読んだことだし、
冬服を着だしたら年末、と思うのも
昨年までと比べているだけだし。

そうではなくて、
『今、この瞬間の、新鮮でオリジナルな感情』
を持って感じながら生きていくには、
常に、内面からのモノサシに責任を持って
外部情報にはまどわされずに
すすんでいきたいと思う。

『すべてのこの瞬間は、貴方のもの』
という軸を、
195modèleでは一緒に見つけています。

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鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)
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