タフネス、クィアネス! ケイト・ブランシェット
物事が自分にとって上手くいっている時は、我がアイデンティティなどほとんど自覚していないが、何か問題が起こった時や居心地の悪さ、不安や屈辱を感じた時にそれは意識され、自分事としてのアイデンティティが必要となる。
と、思っていたのは少し前まで。今急に、それは変わってきたのではなかろうか。平時から、“自分の核とは何かを心や行動の中にはっきりさせる必要がある時代になった”と思う。それは人生100年時代といわれるからなのか、“平和”のありがたみを感じざるを得ないような平和でない時代に