そうだ、私はアンナ・カリーナになりたかったのだ
9月13日、ジャン=リュック・ゴダールが亡くなった。一番好きな映画監督かと聞かれればそうではないのだが、そのニュースを目にしたときの喪失感は、思いもよらず大きなものだった。
ゴダール監督が好きだなんて言えるはずもないのは、彼の映画を理解することなんて私には不可能だから。唯一わかることがあるとすれば、映画の中で女優アンナ・カリーナが、他に感じた事のない魅力に溢れているということ。
デンマークはコペンハーゲン生まれ、本名ハンヌ・カレン・ブレーク・ベイヤー。アンナ・カリーナとい