“群れ”から“他を認める個”へ。ジャンヌ・モロー的自己実現とは
昨年からの緊急事態によって、我が国でもいよいよ『個性』に焦点があたってきた。今さら?という声もあるだろうが、考えてみて欲しい。ファッションの「何をどう着るのか」でも、仕事場で「どう動くのか」でも、SNS上で「どう見られたいのか」に対しても、果たして“本当の意味で解放された己の判断に基づいた選択”を、私達はしてきたであろうか。それは他のそれを見るときの自分もそうだ。かなり自由に生きてきたと思っている私でさえも、「本当に?」と問い直すと多々疑問が見えてくる。自分の中にある差別意識