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【NIWAの話】カナブンに蚊取り線香のつづき
おはようございます。
さて、2月ほど前カナブンに蚊取り線香というブログをアップしましたが、結果カナブンには蚊取り線香は効果ありませんでした。残念。
今年は異常発生してぶどうの葉を食い散らすあまり、デラウエア品種の葉は全滅状態です。おかげで養分が回らずすでにドライフルーツがぶら下がっている状態。無念。
とは言っても、我が家の葡萄棚にはもうひと品種実がなっておりまして、こちらは健在です。ずいぶん早い時期からムクムクと実をつけ太らせてきました。こちらはほとんどカナブンに食われることがありませんでした。車一台分のカーポートの下をきっちり前後に分かれて二種類のツルが伸びています。最近熟してきて色がついてきました。そう思った矢先、地面に紫の皮が、まるで人が食べて後のようにぱっくり口を開け、落ちているのを見かけるようになりました。
ハクビシンの仕業です。
夜中の三時四時にやってきて、棚の支柱を足場にブドウの棚に上がってくるのです。そして人が活動を始める時間までそこでグルメ大会さながら食事を進めるようです。一房の中にも熟れている粒とそうでない粒がありますが、ハクビシンは熟れているのだけ器用に摘み、上手に皮を剥いて中身だけ食べます。あまりの器用さに、夫が出勤前に摘んだのかと、疑ったこともありました。そしてまだ熟れていない実は蔓につけたまま、まるでボトルキープする飲兵衛みたいに、手をつけずに帰ってゆくのです。だって熟れてからの方が美味しいし、どこにあれば食べられるかわかっていますからね。
こちらも少しは抵抗したくなりました。いつもはたくさんなっても、食べるわけじゃないからと放っておきましたが、これでこれでお酢を作ると美味しいんです。それで、夜暗くなってからポケットラジオを低くつけることにしました。車の上には古くなった白いカーテンをかけさながらテーブルのようです。その上にラジオ。低く鳴らしてやりました。カーテンは前日に払っておきましたから、ハクビシンが食事をすれば食べこぼしが落ちるのでわかるはずです。
結果は成功です。ラジオの音で人がいると勘違いして寄って来ませんでした。このままうまくいけば、今年もビネガーが作れそうです。
しかしこうなるとわからないのは、
カナブンは巨峰種の葉っぱは嫌いなんでしょうかね。
虫にも好き嫌いがある。それがなんだか、不思議です。