狂犬病ワクチン接種するときに
夫の仕事での記念のジャンパーを製作してくれるところをさがしていたところ簡単かつ私にもできそうなサイトを見つけました。それでついでに華子の写真にDon’t get vaccinated twice a yearの言葉をつけてメッセージTシャツなるものをつくってみました。秋口、これが着れる頃「あら、」なんていわれたら説明できるかなと思いまして。
昨年春、1歳半のスタンダードプードルの華子が、狂犬病ワクチンを接種した日の晩にてんかんみたいな発作をおこし2日後になくなりました。てんかん持ちだったのだといろんな方から言われ、そうなのかと思っていたのですが、ワクチンとの因果関係についてこの1年考え多少影響があったのではないかと思いこれを書いています。
狂犬病のワクチンは飼い主の義務なので、接種するのは仕方ありません。しかし、年度ごとにくぎられているため、飼い主がちゃんと調整しないと一年間に2回することになることもあります。このことは2020年12月の日記にかきましたので、ご一読いただけるとありがたいです。この投稿を書いたときに私は腹を決めて、なんとしても次の年の12月まで三回目を接種しないことを通せばよかったのですが、結局二日後に亡くなりました。それが後悔です。
もともとそういう素質を持っていたという方もいますし、そう考えるのが一番落ち着きますが、その後さまざまな方のお話をうかがってやっぱり狂犬病のワクチンには注意が必要じゃないかと考えるようになりました。
浮かぶままに書いても仕方ないので、箇条書きに整理します。
1)ワクチンは抗体を注射するもので、その抗体が多めに体にはいっていても悪さすることはないという獣医の見解があります。が、今のコロナのワクチンでも副反応は人によって異なるように、既存データにはない症状が起きる可能性は否定できないと感じています。
2)狂犬病は、そもそも病原菌が神経に悪さする病気です。その抗体を体に入れるのですから、狂犬病に似たしかし軽微な症状がでる可能性があります。
3)それが音に対して過敏になったり、それまでなんでもなかったものに過剰に反応したりするような変化は、ワクチンの影響を完全に否定できるものではありません。
4)観察してきた中では、特に中型犬以上の摂取量の多いわんちゃんたちに、神経系のトラブルが起きているように感じます。具体的には異常に音を気にしたり、耳をきにして首振りがやまないなど。
5)飼い犬の多くは10キロに満たない小型犬が多いため、小型犬に対しての臨床や副反応の報告は多く、接種に関する改善や考慮がなされてきたが、中型犬からそれ以上に対しては小型犬のデータの倍数的適用になってはないか憂慮しています。
6)つまりは、2年間に3回以上接種しなければならない中型犬以上の場合、特に注意が必要だと思います。
華子が亡くなって一年、きれぎれに何がいけなかったのか考えています。それでわかったのは自分自身が体面を考えてしまう飼い主の行動がいけなかったという結論に至りました。
接種済みの個体に鑑札をくれるのですが、これが色別になっておりコミュニティー内ならその色で今年度の接種が済んでいるかどうか判断できてしまいます。また、ドッグランやサロンでもそれを見せれば接種済証明ができます。それで思わず行政の督促にしたがい1年を空けることなく受けてしまったのです。
しかし亡くなった後、サロンは接種日を把握していてそこから一年の計算しているため年度の縛りをしていないことがわかりました。ドッグランでも鑑札が届くまえでも接種済みの紙または領収書を見せれば利用できましたからおなじです。
この文章は、体面を気にして、本当に注意すべきことに目を瞑ってしまった自分の責任、華子への謝罪として書いています。
一年間を空けず狂犬病接種をせざるを得ない方、一度考えてみてください。多くのワンちゃんたちは無事でなにごともなく元気にすごしているため、思い過ごしかもしれません。
でもあわてて接種しなくていいのです。接種済鑑札の色に振り回されないで、きちんと一年以上の間隔を空けましょう。接種証明は証明書を持ち歩きましょう。
華子がうちにきてそして早々に逝ってしまった意味を考えた時、こんなことしかできないのですが、言わせてください。
大事な家族のペットを亡くすのは本当に心が痛みます。
一度だけ、考えてみてください。