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不思議なご縁で、火山を空撮しに行った。

こんにちは、バスターです。
ルソン島のピナツボ火山は1991年6月6日に、二十世紀最大規模の噴火を起こした有名な火山。火山爆発指数6の「並外れて巨大」な噴火だったそうだ。噴火前には、1745メートルだった標高は、膨大な噴出物により低くなり、現在では、標高1486メートルになっている。吹き飛んだ後のクレーターに水が溜まり、まるで湖である。

ドローンを持って、トモさんとセブ島を後にして、クラーク空港に降り立った。車で、市中のホテルから入り口まで約1時間半。そこで、ピナツボ火山に入れる「四輪駆動車」をチャーターする。この頃の入山のルールとして、60歳以上は、看護婦の同行が義務付けられていた。近頃は、このルールは消滅している。医者の診断書が必要だが、口頭で57歳とか言うと誰も調べない。バスター/トモのコンビは、ちゃんと申告した。正直、爺さんになろう!

この動画は、第一回目の撮影で、結局、現時点で、7回程ピナツボ火山の撮影にチャレンジした。2回目を除いて、トモさんには、毎回お付き合い頂いた。コロナで残念ながら中断したピナツボ火山空撮は、また復活すると思う。
何回も同じ所に行くのはどうしてか? 愚問である。行くたびに何かが起こるからだ。山頂の雲が低く高度が取れなかったり、空軍の演習の時間が繰り上がって下山時間が早められたりすることもあった。(ピナツボ火山エリアは空軍の管轄)まぁ、自分が納得する映像が撮れるまで、ピナツボ火山参りは続くと思う。

最近では、「バスター・トモ」コンビでの活火山観察の記録である。2023年にビコル地方にある、マヨン火山が噴火したニュースでフィリピンは、結構な騒ぎになった。早速、溶岩噴火を見に行きたいと、トモさんに連絡した。即決で、現地に向かう事になった。ビコル国際空港でトモさんと待ち合わせして、ホンダシティ(レンタカー)をピックアップし、溶岩の噴出している所がよく見える所に宿をとった。日中は、まるで溶岩が見えない。マヨーン火山に近づいてもあんまり噴火しているという雰囲気は無い。世も更けてくると、あたりが暗くなってくる。溶岩の噴出がはっきりと見える。これは、結構な迫力。当初、Nikon D5に70-200mmで、動画撮影に挑んだ。溶岩は目視できる、しかし、山が真っ暗で、シルエットが見えない。粘る事、午前5時頃、やっと世が明けてくると、流石に山のシルエットが見えてくる。

フィリピンの火山が噴火する度に「バスター&トモ」のコンビで今後も探検が続くはずである。