蛟【みずち】




水中に住むという妖怪(ようかい)。蛇に似て、四足があるという想像上の動物。蛟竜、虯とも書き、「ほら」ともいう。大きさなどの伝聞は正確でなく、長さ七丈九尺(約24メートル)余りとか、一丈(約3メートル)余りなどという。毒気を吐いて人に害を与えるともいうが、大雨を降らすなどの伝承が多く、水神もしくは水神の使わしめと考えられてきた。河童(かっぱ)のことをメドチ、ミッツドンなどとよぶ地方があるのは、水神が零落して妖怪となった河童に、蛟の名をつけたものである。

[井之口章次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) 

   コトバンク https://kotobank.jp/word/%E8%9B%9F-637987 より

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