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程暁農 新型コロナの発生源はやはり中国か 2021-05-31

 新型コロナウイルスは深刻な結果を残したが、その原因は謎のままだ。世界保健期間(WHO)が調査に無力だったため、現在、その原因い対しての国際調査を求める声はますます高まっている。こうした呼び声と圧力は流行のウイルスの発生源という「ブラックボックス」を暴くことができるのだろうか?

 ★楽観を許さない世界の流行状況

 現在まで、全世界の新型コロナウイルスの患者数は、1億6700万人以上、死亡者数は348万人に達している。欧州の新規症例数と死亡者数はより減少しているが、世界全体の症例数はまだ高水準にある。特にインドではウイルスの変種が出現し2700万人以上の感染が確認され、31万人が死亡している。

 5月25日だけで、新たに確認された患者数と死亡者数が多かった上位10カ国は、インドで約21万人の確認患者と4,172人の死亡者、ブラジルで約7万3,000人の確認患者と2,173人の死亡者、米国で約2万2,000人の確認患者と605人の死亡者、ロシアで約8,000人の確認患者と385人の死亡者、日本で約4,000人の確認患者と106人の死亡者、ドイツで3,000人の確認患者と272人の死亡者、イギリスでは2,000人以上の確定症例と15人の死亡、フランスでは2,000人以上の確定症例と221人の死亡、韓国では700人の確定症例と2人の死亡、台湾では283人の確定症例と6人の死亡が確認されている。

 発生以来、米国では人口の約10分の1にあたる3,317万人の感染が確認され、そのうち少なくとも59万人が死亡しした。 全米で最も発生率の高い10州は、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、ニューヨーク州、イリノイ州、ペンシルバニア州、ジョージア州、オハイオ州、ニュージャージー州、ノースカロライナ州となっている。

 多くのアメリカ人がワクチンを接種したが、米国疾病予防管理センター(CDC)が5月25日に発表した報告書によると、4月末時点でワクチンを接種した約1億人のうち、46州で10,262件の感染者が接種後も再感染。そのうち995人が入院し、160人が死亡した。CDCは「この数字は大幅に低く見積もられている可能性がある」として、「接種後再感染したこの1万人余の半数以上が変種による感染だ」という。

 ★解けないままのウイルスの発生源の謎

 今回の事件が一過性の危機に終わるかどうかは、重要な謎が解明されるかどうかにかかっている。 その謎とは、「ウイルスはどこから来たのかだ。

 中国共産党が言うように、コウモリやパンゴリンのような自然界の個々の動物が偶然に形成したウイルスに過ぎないのであれば、そのような動物が毎日、自然界と人間社会の間を絶えず繰り返し行き来していない限り、人間と一緒に過ごしても人間社会を危険にさらすことはないだろう。

 しかし、人工的に作られたウイルスであれば、そのウイルスが今も実験室に保管されているかどうかが非常に重要になる。このウイルスが実験室に残っている限り、偶発的なタイプのリークがなくなっても、意図的な人間のリークがあるのではないか?

 偶然の流出であれ、人為的な流出であれ、具体的にどのようにしてウイルスが社会に蔓延し、そしてどのくらいの速さで世界中に広まったのかは、今に至るまで謎のままである。


 この謎が解けない限り、世界の疫病対策は、まず「盲人が盲馬に乗る」ようなものだ。この謎が解けないのは中共が蓋をしている体。中共の歴史が証明しているのは、一貫して強硬な行政手段により流行病には蓋をしてきた。「秘密主義」という制度的ルールは変わっていない。


 武漢が無防備だったのも、全国が無防備だったのも、世界が流行の初期段階で気づかなかったのも、中共が「源」の秘密主義に徹していたからであり、それが大流行に直結した。大規模な疫病流行は公共衛生事件だが、中共は大衆に流行状況を知らせず、秘密裏にそっと「解決」しようとしたのだった。

 さらに注目すべきは、今年5月7日付の「ザ・ウィークエンド・オーストラリアン」紙が、中共の軍事科学者公衆衛生高官が執筆した2015年の報告書で、SARSウイルスの「兵器化」が議論されていたと報じたことだ。昨年5月に米国務省関係者が入手したこの文書は、「SARSの非自然的な起源と人間が作った新種のヒト型ウイルスの遺伝子兵器」と題されていた。

 この記事によると、SARSウイルスは「遺伝子兵器の新時代」の到来を告げるものであり、「人為的に操作」して「新興のヒト疾患ウイルス」となり "前例のない方法で武器化され、解き放たれる」。また、第三次世界大戦は「生物学的戦争になる」とし、勝利の核心となるのは「生物兵器」であるとしている。

 オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)の国防大学トラッカーは、この報告書の著者18人のうち10人が、西安にある空軍の軍事医学大学である第四軍事医学大学と関係があり、中共の軍事科学者や生物・化学兵器の専門家であることを明らかにした。

 ASPIの主任ピーター・ジェニングスは、「中国の科学者が新型コロナウイルスの様々な系統を軍事利用しようとして、配備方法まで考えていたことが明白に示されており、とても重要だ。

 我々が目の当たりにしている新型コロナウイルスは、軍事的用途で開発された病原菌が事故で漏出した可能性を示している」として、「このレポートは決定的な証拠」だとメディアに語り、中共がウイルスの起源に関する外部調査を阻止しようとしている理由が、この文書によって説明できると考えている。

 今回の疫病の発生当初、41名の症例についての最も早い調査では、27名が武漢の「華南海鮮市場」と接触したが、残る14名(34%)は接触していなかった。つまり、ウイルスの発生源は他にあるということだ。それは何だったのか、海鮮市場のウイルスはどこから来たのか?

  武漢にある中国科学院武漢ウイルス研究所は、昨年初めにソーシャルメディアで注目を集めた。 この研究所には、炭疽菌やコレラなどの病原性感染症を研究する中国科学院武漢国家バイオセーフティー研究所(別名:武漢P4研究所、P4は研究所のバイオセーフティーレベル4の最高レベル)がある。しかし、疫病流行直後、中共軍部は密かにこの施設に軍事統制下に置いた。この軍事管理事件を分析すれば、この疫病流行の謎がなぜ解けないかが見えてくる。

 ★⑶ 武漢ウイルス研の軍部管理事件

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)は、昨年2月8日、「中国の生化学兵器防衛の最高責任者である陳薇(chen2 wei1)少将が、最近、武漢のP4ウイルス研究所を引き継いだが、これは軍との関係の可能性を明らかにする動きである」と報じ、武漢ウイルス研究所の軍による管理下に置かれたことを初めて明らかにした。


 陳薇は中国軍医科学アカデミー生物工学研究所の所長だ。彼女は1991年に清華大学の修士課程を卒業し、卒業直前に軍に特別採用された。 入隊時の階級は中尉でしたが、今回、文官としては珍しい急速な昇進の一つで少将に昇格した。彼女の所属する軍事医学科学院は2003年に解放軍疾病予防センターを設立したが、その任務は軍事システムにおける疾病の予防と管理だ。

 2016年に軍事システムが改革され、軍事医学院は軍事科学院に編入され、軍事科学院の院長は大将、軍事医学院の院長は中将の階級となった。 研究所の所長である陳薇は、少将の地位にあり、陸軍の生物化学兵器防衛専門家として、生物工学研究所と武漢ウイルス研究所のカウンターパートの運営を統括しており、専門家として最高の地位に上り詰めている。

 陳薇は、武漢「都市閉鎖」の4日後に研究所に「パラシュート降下」した。当時、武漢天河空港はすでに閉鎖されており民間機はなかったので、おそらく民間特別機か軍用機で送り込まれたのだろう。これは彼女の武漢行きが軍部ハイレベルの命で行われ、その任務が極めて緊急性のある重大任務だったことがわかる。武漢には軍事医学科学院に属する下部組織はなかったが、武漢ウイルス研のような協力組織があった可能性は高い。

 すでに新型コロナウイルスは全国的に流行していたため、陳薇が統括する人民解放軍疾病予防管理センター(CDC)は、末端レベルの部隊の安全の責任を負っており、本来の任務は重いものだった。

 しかし、彼女は、軍の疾病予防センターの防疫業務には関わらず、武漢ウイルス研究所に滞在した。つまり、武漢ウイルス研究所への対応が、全軍の防疫任務よりも緊急で重要であったことを示している。これは武漢ウイルス研究所事件の第一の注目すべき点である。

 陳薇は武漢ウイルス研究所では、まず初めは目立たない調査によって状況を把握しようとした。軍部の首席性化学兵器専門家が、武漢閉鎖後に専用機で空港に飛び、武漢ウイルス研究所に滞在した地王ことは、この研究所が武漢のウイルスの爆発的蔓延に関係していたことを暗示している。

 武漢ウイルス研究所の軍部支配の2つ目のポイントは、陳薇が少将の立場で、武漢ウイルス研究所のP4ウイルス研究室を引き継いだと発表したことである。これは極めて例外的なことで、この研究所が発生とは無関係の普通の民間研究機関であれば、軍がそれを引き継ぐはずはなかった。

 また生化学兵器の防衛に関する国の最高専門家である師団長クラスの少将が、このような重要な瞬間に「引き継ぎ」のために飛来する必要もなかっただろう。

 この「引き継ぎ」は、武漢ウイルス研k週初が新型コロナの発生に十段な関係があっただけでなく、軍部と密接な連携があたことを示している。武漢ウイルス研の一部の研究プロジェクトが軍部と共同で行われ、軍部が生物化学兵器開発を行っていたことと関係していたのではないだろうか。

 武漢ウイルス研究所軍事管理事件の第三の注目すべき点は、軍の接収とは軍事管理であり、軍の規律と軍法を用いて研究所を管理し、軍の生物兵器委託プロジェクトや関連する疫病の極秘情報を外部に知られないように厳重な秘密保持措置を取ることを目的としていることである。

  武漢ウイルス研究所が軍の管理下に置かれたことで、疫病の発生源に関するあらゆる憶測が検証できなくなった。軍管理は、研究所を封鎖するために高い壁を築くことに等しく、武漢の閉鎖よりもはるかに厳しい。

 同時に、軍は武漢ウイルス研究所のすべての痕跡を破壊したと思われる。それはすなわち、どんな情報でも漏れれば、当事者は軍事法廷で裁かれるということだ。かくて、我々は今回のウイルスの発生源がどこにあっても、誰も証拠を探し出せないということは明らかである。

 ★⑷ WHOの果たした役割とは

 WHOの幹部には中共から派遣された幹部が含まれており、当然、彼らは中共があらゆる流行状況を秘密にしていることを知っています。しかし、WHOは全世界の各国政府の防疫に責任を負う組織です。こうしたWHOの中共官僚にとっては、ウイルス発生源の謎を解明して、世界的な防疫に必要な国際的な措置を時宜適切に行うことがその責務である。しかし、一方で中共の国際的イメージを傷つけないようにという上からの要求で、その謎を隠蔽しなければならない。これは二つの相矛盾する使命だ。

 それで、我々は彼らがWHOで高給を食みながら、自分たちの任務に背いて、中共が真相を隠蔽する手助けする姿を見ることになった。その役割を国際機関の衣にまとって、WHOの中国共産党幹部とWHOのデサイタン事務局長は、世界を欺き、世界的流行の拡大と300万人以上の死者を出しすに至ったのだった。

 AFP通信によると、1月26日に発表された新型コロナウイルスの発生に関するWHOの報告書では、「中国は非常に高い発生リスクに直面しており、地域的にも世界的にもリスクのレベルは高い」とされていた。

 報告書の脚注によると、それ以前の1月23日、24日、25日に発表されたWHOの報告書では、発生のリスクが「中程度」とされていたが、それは誤りだったというのだ。メディアからこのような誤りの説明を求められたWHOのファデラ・チャイブ広報担当者は、「用語上の誤り」と故意に色合いを薄める発言をした。 流行について世界に誤解を与えたこのような国際組織には、組織とその責任者が説明責任を果たす仕組みも罰則もないのだ。

 WHOの今回の新型コロナ流行における深刻な間違いは、いくつかの分野で見られる。まず、ロイター通信によると、WHOは昨年1月14日に、新型コロナウイルスが「すでに限定的に人から人へ感染していること」を確認していたが、中共の圧力により、その報告は「人から人に伝染する可能性がある」と変更されたのだった。その理由は、中国政府の調査に基づけば、はっきりと人から人へ感染した証拠がなかったから、というものだった。このやり口は、各国政府の防疫への用心を低下させ、中国の一都市の局部的な流行で、外国には何の影響も及ぼさない、という印象を与えたのだった。

 第二に、中国の国家衛生委員会が「新型コロナウイルス感染症の肺炎予防管理プログラム(第二版)」を発表した昨年1月22日になって、武漢肺炎における人から人への感染の存在を認めたが、それでも潜伏期間は感染しないと考えていた。

 WHOは、中共の主張そのままに、流行の真相を隠蔽し、感染症状のない潜伏期間中のウイルスキャリアはウイルスを拡散させないという誤解を世界各国に与えた。そのため、武漢閉鎖前夜に世界各地に飛んだ数十万人のウイルスキャリアの可能性を持つ人々に各国が対応できず、結果的にウイルスを世界中に急速に拡散させてしまった。

 人から人への感染が初めて公式に認められたのは、武漢が封鎖された翌日だったのだ。そして、封鎖の前は、武漢人の海外脱出のピークで、彼らが順調に海外目的地に行けるようにと、中共は故意に、新型コロナウイルスの伝染を認めなかった。武漢が年封鎖され、航空便が全て止まってから、中共はようやく新型コロナの流行と伝染を認めたが、そのときには何十万人の武漢人は世界各国に散っており、こうして全世界に感染が広がったのだった。

 第三に、昨年2月5日、中国国家衛生委員会は「新型コロナウイルス感染症の肺炎治療プロトコール(試行版5)」を発表し、無症状の感染者も感染源となりうることを初めて明らかにした。この時、各国はフライトを禁止するようになったが、中国共産党はすでに数十万人の海外旅行者を世界各国に送り出しており、その中にはウイルスを拡散させる人々も多く含まれていた。

 「ヒトからヒト感染」は、感染者が必ずしも武漢人と接触しなくても感染しかねないと言うことであり、発症しない人も同様に他人に伝染させる可能性があるのだ。だから無症状の感染者の早期防疫ができなかったということは、流行を急速に世界中に拡散させることになったのだ。

 第四に、WHOは中共が確定症例数の抑制隠蔽の悪事を隠蔽した。 中共の「確定診断率」は、他国と同じ基準ではななく、「発生率」なのだ。中共は当初から「罹患率」を意図的に「確定診断率」とし、世界各国に「感染者数は少なく、問題ではない」と思わせてきた。今日に至るまで、ほとんどの国がこのことを理解していない。


 第五には、中国での流行後、WHOは中国への調査協力団派遣を提案したが、中共が拒否したことだ。そして、WHOは中共がかつてSARS流行を明らかに隠蔽した前例があったにもかかわらず、中共を無条件に「信頼」することを選び、中共の新型コロナウイルス流行隠蔽をに手を貸したのだった。今年になって、WHOは武漢に調査団を派遣したが、中共の厳しい秘密主義の下、信憑性のない情報の「メガホン」役にしかならなかった。

 ★⑸ 流行の発生源が再び波乱を起こす

 最初にWHO批判の声を上げたのは、感染症予防の専門機関であるオランダ国立公衆衛生・環境研究所(RIVM)だった。

 同機関の感染症対策センター長であるヤープ・ヴァン・ディッセル氏は、昨年3月22日にオンラインメディアのインタビューに応じ、「ヨーロッパ諸国が最も被害を受けた根本的な理由は、中共やWHOの情報に耳を傾けたからだ」と語った。「WHOは当時起こりうる可能性が最も高い状況に評価を行い、感染リスクを最小に伝えた。オランダほか欧州国家は、ドイツやフランスのように同様の立場をとったし、それがWHOの基本姿勢だった」と。

 今年3月、中国とWHOの専門家グループによる武漢調査報告書が発表された後、テドロス事務局長は、WHOの専門家が生データの入手に困難をきたしたこと、「実験室からの漏洩の可能性は極めて低い」という調査結果の評価はまだ十分とは言えず、さらなる調査が必要であると述べた。この言い方は、ウイルスの実験室からのリークについての「余地」を残したものだ。

 また、最近、世界的に著明な関連分野の科学者グループは、Science誌の記事の中で、WHOの報告書の発生源について、「313ページの報告書とその付属書の中で、実験室での事故の可能性について言及しているのはわずか4ページである......、十分なデータが得られるまでは、自然流出と実験室での流出についての仮定を真剣に受け止めなければならない」と批判している。

 ポンペオ元米国務長官は、5月16日、フォックス・ニュースの「サンデー・モーニング・フューチャーズ」のインタビューで、新型コロナウイルスの最も疑わしい発生源である武漢のウイルス研究所を隠蔽するために、中共は「できる限りのことをしている」と述べた。

 ポンペオ氏は「自分が国務長官だった期間、米国のウイルス発生源に関する調査では、すべての過程における全証拠がウイルスの発生源が武漢ウイルス研究所であることを示していた。いままでそれに反する証拠はみたことがない。中共は研究室への立ち入り、ウイルスに関する原材料へのアクセス、そこで働いている医師との外部からの接触を一切認めていないにもかかわらず、証拠は蓄積され続けている」「我々が把握している間接証拠に、中共が当該研究所に関しての情報隠匿に傾けている巨大な努力を合わせて考えれば、武漢ウイルス研究所が発生源だということを強く示唆するものだ」と語っている。

  ポンペオ氏はさらに、今年1月、米国政府が新型コロナウイルス発生源に関する関連情報を機密解除したことに中国・武漢の医師が2019年の時点でウイルスに感染した症状を示していたことを明らかにし「すべて事実だ」と述べた。

 これはWHOが武漢に調査に入る以前から、中共が「ヒトヒト感染」を十分に認識していたことを証明するものだと考えている。ポンペオ氏は「中共の今回の流行に対する処理は、単に無謀やタイマンであっただけでなく、その意図はさらに悪いものであった可能性がある」と非難している。

 ポンペオ氏が言及したメッセージの1つは、5月23日にウォール・ストリート・ジャーナル紙が暴露したばかりのものだ。 同紙は米国の情報機関の報告書を引用し、2019年11月に武漢ウイルス研究所の研究者3人が「深刻な病気を発症」し、ニューコロナウイルス肺炎に似た症状で病院に搬送されたと伝えた。これは、中国で初めて新型コロナ肺炎の患者が報告される1ヵ月前のことだったと伝えた。

  ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、彼らが見た情報報告書は、それまで発表されていた国務省の報告書よりも具体的で、武漢のウイルスP4実験室で病気になった人の数や時期だけでなく、病院での診察内容も詳細に示されていたという。

 この論文では、中共が1例目の発見を発表した前年の12月の1カ月前に、武漢ウイルス研究所の誰かが感染し、同様の症状を発症していたという重要な手がかりが示されている。

 しかし、中共はこれを極秘にして、武漢ウイルス研でウイルスでの蔓延疑惑を完全に封じ込めようとした。このやり方は、今回の全世界的な大流行の発生源が同研究所に関連することを暗示している。5月26日、主要国メディアは、同研究所に焦点を当てたニュースを報道した。

 ★⑹ 国際的な発生源の追跡は成功するか?

 米国のザビエル・ベセラ保健福祉長官は、5月25日に開催されたWHOの年次閣僚会議に送られたビデオメッセージの中で、新型コロナウイルスの起源について第2段階のより厳格な調査を行うよう求めた。

 ウォール・ストリート・ジャーナルの記事が掲載された後、少なくとも6人の共和党の米国連邦議会議員がこの問題に関心を持った。ランド・ポール上院議員(共和党)は、「国立アレルギー・感染症研究所(NIH)のアンソニー・ファウチ博士に、新型コロナウイルスが武漢から漏れた多くの原因と、武漢に対して資金援助すべきでなかったにもかかわらず武漢でのウイルス毒性を強化する実験などに対して援助してしまった理由を質問した、とツイートしました。

 ロン・ジョンソン上院議院は、ファウチ博士にNIHが武漢ウイルス研ラボに関する関連事項についての回答を求めたとし、ツイッターで「武漢のラボで何が起きて、そこでおこなわれた強化実験の進展は極めて重要だ。我々はNIHの協力と回答を期待している」と述べている。

 マイク・ブラウン上院議員は、同僚のジョシュ・ホーリー上院議員と共同で、バイデン政府が武漢ウイルス研究所に関連するあらゆる情報を機密解除するように求める共同議案を提出したことを明らかにした。また。

 マイク・ギャラガー議員は、「中共は、武漢ウイルス研究所の調査において、嘘をつき、責任を回避し、協力を拒否し続けている」とツイートし、米国の情報機関に文書の機密解除を改めて「 アメリカ国民、そして世界の人々がパンデミックの起源について答えを得ることができるよう、すでに入手した情報の機密解除を行う必要がある」と要求した。

 バイデンは5月26日、世界を襲っている新型コロナウイルスのパンデミックの起源に関する情報を収集・分析し、その結果を3ヵ月後にホワイトハウスに報告するよう、米国の情報機関に要請した。

 連邦上院は5月26日、国家情報長官に対し、武漢ウイルス研究所が起源に関係している可能性のある情報について、3ヵ月以内に機密解除を義務付ける法案を可決した。

 米議会両院の議員は、ウイルスの起源の問題はまだ決定的な結論が出ていないとしながらも、中国が「ウイルスの起源に関連する事実の調査を妨害し続けている」ことに不満を抱いている。共和党員の中には、捜査に関して「中国を信用していない」「何もかも排除すべきではない」と明言している。

 また、上院は5月25日、「エンドレス・フロンティア法」に超党派の修正案を複数盛り込み、「武漢ウイルス研」をはじめとする中国の国立研究所に連邦政府の資金が向けられることを禁止した。

 修正案を提出したアイオワ州共和党のジョニ・アーネスト下院議員は、「中共のウイルスが武漢研究所の近くに出現した後、...... 発生源を解明に協力するかわりに、 (調査員)が研究室に入ってこないようにするためコロナウイルスサンプルの廃棄を命じ、阻止した」と述べた。

 この修正案により、共産主義の中国への補助金として税金が使われることは1セントもなくなった。「エンドレス・フロンティア法」は中国の経済的、地政学的野心に対抗するもので、米国上下院の情報委員会も中共のウイルス起源について調査を始め、米国政府がどう対応したかについても調査する。

 中共は、武漢ウイルス研究所のすべての証拠をすでに破壊したに違いない。最高レベルは、ウイルスの研究データと関連する研究成果の情報を厳重に管理し、封鎖するように各級政府に命じた。

 ウイルスの発生源に関する公式の主張を疑う記事や声明は、中国国内のメディアやインターネットから完全に消えてしまっている。そのため、流行源の国際的な追跡調査は、直接情報を得ることはできず、状況証拠を用いた調査分析しかできない。(終わり)


程晓农:国际追查新冠病毒来源
2021-05-31

全球疫情造成严重后果之后,疫情来源还是一团迷雾。由于世界卫生组织无力调查,现在对疫情来源的国际追查呼声越来越明显。这种呼声和压力能够揭开疫情的病毒来源这个“黑箱”吗?笔者试做分析。

一、全球疫情不容乐观

到现在为止,全球的新冠疫情已经导致病例总数超过1.67亿,死亡人数超过348万。虽然欧洲地区的新增病例和死亡人数下降较大,但全球病例总体上仍然很高。尤其是印度出现的变种病毒造成印度的确诊病例数超过2700万,死亡31万人。

仅5月25日当天,新增确诊病例和死亡人数最多的十个国家的情况是:印度近21万例确诊,4172人死亡;巴西7.3万例确诊,2173人死亡;美国2.2万例确诊,605人死亡;俄罗斯近8千例确诊,385人死亡;日本近4千例确诊,106人死亡;德国近3千例确诊,272人死亡;英国2千多例确诊,15人死亡;法国2千多例确诊,221人死亡;韩国700例确诊,2人死亡;台湾283例确诊,6人死亡。

疫情爆发以来,美国共确诊了3317万感染病例,约占人口的十分之一,其中至少59万人死亡。美国疫情最严重的十个州是加利福尼亚州、德州、佛罗里达州、纽约州、伊利诺伊州、宾州、乔治亚州、俄亥俄州、新泽西州和北卡州。

虽然很多美国人都打了疫苗,但美国疾病预防控制中心(CDC)5月25日发布的报告显示:4月底,约1亿接种了新冠疫苗的人当中,有46个州报告了10262个病例,都是接种疫苗后仍然染疫,大约每万名接种疫苗的人中会有1人染疫;而这1万多例当中,住院的995例、死亡者160例。CDC说,这一数字很可能还“被严重低估了”;接种疫苗后仍然感染的这1万人里,超过一半以上是被变种病毒所感染。

二、病毒来源的疑团解不开

这次疫情究竟是不是一次性危机,要看关键性疑团是否能破解。这个疑团就是:病毒从何而来?如果只是个别动物在自然界里偶然形成的病毒,比如中共说的蝙蝠或穿山甲,只要这种动物不是每天在自然界和人类社会之间不断反复穿梭,就不会通过与人类的朝夕相处而危害人类社会。但如果病毒是人工制造的,这病毒现在是否还保存在实验室里就非常关键了。只要这种病毒仍然在实验室里存在,即使不再发生事故型泄露,会否出现人为的故意泄露?不管是事故泄露还是人为泄露,病毒究竟是如何在社会上扩散的,然后又如何快速扩散到全世界,至今也仍然成谜。

这个疑团没有答案,这场全球抗疫斗争就多少有点“盲人骑瞎马”的意味。这个疑团始终无解,是因为中共捂住了盖子。中共的历史记录证明,它一贯使用强硬的行政手段来掩盖疫情,疫情“保密”的体制规则从未改变。此次疫情初起阶段,之所以武汉无防、全国无备、世界不知,是因为中共严格按照“源头”保密的制度执行,而对疫情“保密”这种制度直接造成了疫情蔓延。大规模传染病的防疫属于公共卫生事件,中共却不让公众了解疫情,只想通过“保密之下悄悄消灭疫情”来解决公共卫生事件。

更值得关注的是,今年5月7日的《周末澳洲人报》(The Weekend Australian)报道,2015年一份由中共军方科学家和中共高阶公共卫生官员撰写的报告,讨论了将SARS病毒“武器化”。美国国务院官员去年5月取得了这份文件,其标题是《非典非自然起源和人制人新种病毒基因武器》。文章说,SARS病毒预示了“基因武器的新时代”,它们可经“人为操纵”,成为“新兴人类疾病病毒”,然后“以前所未有的方式,将其武器化并释放出来”。报告还提到,第三次世界大战“将是生物战”,而致胜的核心将是“生物武器”。

澳大利亚战略政策研究所(ASPI)的国防大学追踪系统发现,该报告的18名作者中,10人与第四军医大学(即位于西安的空军军医大学)有关,是中共军方科学家和生化武器专家。ASPI执行主任詹宁斯(Peter Jennings)告诉媒体,这份报告是一份“确凿的证据”(smoking gun):“我认为这很重要,因为它清楚地表明,中国科学家正在考虑冠状病毒不同菌株的军事应用,并考虑如何部署它。这开始证实了一种可能性,即我们在这里看到的(指COVID-19)是用于军事用途的病原体的意外泄漏”。他认为,这份文件可能解释了为什么中共一直试图阻止外界对病毒起源进行调查。

这次疫情之初,最早关于疫情的41个病例的研究发现,27人与武汉的华南海鲜市场有接触,但其余14个人没接触过,占34%。也就是说,病毒还有其他来源。到底其他来源是什么,海鲜市场的病毒又从何而来?武汉的中国科学院武汉病毒研究所去年初就被挖掘出来,在社交媒体上引起过关注。这个研究所内设有中国科学院武汉国家生物安全实验室(又称武汉P4实验室,P4是指实验室的生物安全等级达到最高级别4級),这个实验室研究烈性传染病,如炭疽、霍乱等。但疫情发生后,中共军方秘密对这个机构实行了军管。分析这次军管事件,可以看出疫情谜团难以破解的原因。

三、武汉病毒所军管事件

法国国际广播电台去年2月8日首先披露了这次武汉病毒所军管事件。法广当时报道,“中国首席生化武器防御专家陈薇少将日前已经接管了武汉P4病毒实验室,此举揭示武汉P4病毒实验室可能与军方的关联”。

陈薇是中国军事医学科学院生物工程研究所所长。她1991年清华大学硕士毕业,毕业前夕特招入伍,入伍时的军衔是中尉,现已升到少将,属于少见的文职军官快速升迁。她所在的军事医学科学院2003年成立了解放军疾病预防控制中心,任务是防控军队系统的疾病,陈薇的工作与此有关。2016年军队体制改革,军事医学科学院被并入军事科学院,军事科学院院长是上将军衔,军事医学科学院院长是中将军衔。陈薇这个所长的军阶是少将,说明她已经升到了专业人士的最高位置,因为她是军队的首席生化武器防御专家,主持的生物工程研究所的业务和武汉病毒所对口。

陈薇于武汉“封城”4天后“空降”该所,当时武汉天河机场已经关闭,没有民航航班,她很可能是由民航或军航专机送去的。这表明,她的武汉之行是奉军方高层之命,而且此行的任务属于必须立即执行的紧急重大任务。武汉当地没有军事医学科学院的下属单位,但可能有合作单位,比如武汉病毒所。

在疫情已经全国蔓延的情况下,陈薇主管的解放军疾病预防控制中心负责保障基层部队的安全,本身任务已经很重了,但她放下解放军疾病预防控制中心的防疫工作不管,留在了武汉病毒所。这说明,处理武汉病毒所,比整个部队的防疫更紧急、更重要。这是武汉病毒所军管事件的第一个关注点。陈薇在武汉病毒所一开始只是低调地调查、掌握情况,军方的首席生化武器专家在武汉封城之后专机飞到武汉,停留在武汉病毒所,暗示这个研究所与武汉的疫情爆发有关联。

武汉病毒所军管事件的第二个关注点是,陈薇以少将身份宣布接管武汉病毒所的P4病毒实验室。这是极为少见的特例,假如这个实验室只是个普通的民用科研机构与疫情无关,军方不应该去接管,也用不着一个正师级少将、全国生化武器防御方面的首席专家在如此关键时刻,特地飞来“接管”。这次接管事件其实说明,武汉病毒所不但与疫情的发生有重大关系,而且也与军方有密切合作;可能武汉病毒所的一些研究项目就是军方交办的,与军方正在研发的生化武器有关。

武汉病毒所军管事件的第三个关注点是,军方接管就是军管,目的是用军队的军纪和军法来管束这个实验室,实施严格的保密措施,不让外界了解军方的生物战委托项目以及相关疫情方面的绝密资讯。由此可见,对武汉病毒所的军管决定了与疫情源头相关的所有外界猜测,都无法再得到任何验证;军管相当于筑起了一道高墙,把这个实验室彻底封起来了,比武汉封城严厉得多;同时,军方很可能在武汉病毒所销毁了一切相关的痕迹;再就是,任何消息若进一步泄露,当事人可能被军法从事。这样我们就可以明白了,这次疫情的源头究竟在哪里,谁也找不到证据了。

四、世卫组织在疫情扩散中扮演了什么角色?

世卫组织的干部里有中共派去的官员,他们当然清楚中共对所有疫情的保密制度。但是,世卫组织又负有指导全球各国政府防疫的责任。对这些世卫组织的中共官员而言,如果是为了全球防疫的需要,他们有责任揭开病毒来源谜团,以便及时指导国际防疫;而从维护中共形象的上级要求出发,他们必须协助掩盖这个谜团。这是两个相互矛盾的使命,于是我们看到,他们拿着世卫组织的高薪,却背叛了自己的业务职能,充当着中共掩盖疫情真相的帮凶。而这种角色又披着国际组织的外衣,世卫组织的中共官员和世卫组织总干事谭德赛欺骗了全世界,导致了疫情的全球扩散和3百多万人的死亡。

据法新社报道,世卫组织1月26日发布的新型冠状病毒疫情报告指出,“中国面对的疫情风险非常高,而在区域与全球的风险水平属高”。报告的脚注说明,世卫组织1月23日、24日及25日发布的报告中称疫情风险“中等”,是不正确的。然而,当媒体要求世卫组织对这样的错误做出解释时,世卫组织发言人沙伊布(Fadela Chaib)轻描淡写地表示,那是“用词上的错误”。对这样的国际组织事实上并不存在追责机制,它误导了全球对疫情的认知,该组织及其负责人却不用承担任何责任。错不可罚,就是这些国际组织最大的弊端。

世界卫生组织在这次防疫问题上的严重错误,表现在几个方面:第一,据路透社报道,去年1月14日,世界卫生组织(WHO)本来已经确认,新冠病毒“已经”有限度地人传人;但在中共的压力下,WHO把报道改成“可能”人传人,理由是,据中国政府调查,找不到清晰的人传人的证据。这个做法降低了各国政府的防范之心,以为中国一个城市的局部疫情对外国没什么影响。

第二,直到去年1月22日,中国的国家卫生健康委员会发布《新型冠狀病毒感染的肺炎防控方案(第二版)》时,才承认武汉肺炎的病例存在人传人的情况,但仍然认为潜伏期可能无传染性。世界卫生组织照搬中共的说法,充当掩盖疫情真相的中共传声筒,误导世界各国以为处于潜伏期而没有感染症状的病毒携带者不会扩散病毒,以致于各国对武汉封城前夕飞往世界各地的几十万可能的病毒携带者毫无防范,导致病毒快速扩散到全世界。中共第一次正式承认人传人的时间点选在武汉封城的第二天,封城前是武汉人国际大逃亡的高峰期,为了让他们顺利到达各国,中共故意不承认疫情会传染;等到武汉封城了,航班都停了,中共才承认疫情会传染,那几十万飞到国外的武汉人已经抵达世界各国,疫情就这样传染到了全世界。

第三,去年2月5日,中国国家卫健委发布的《新型冠状病毒感染的肺炎诊疗方案(试行第五版)》首次明确,无症状感染者也可能成为传染源。这时各国才开始陆续禁航,但中共已经为世界各国送去了几十万国际旅行者,其中不少人是病毒传播者。“人传人”决定了感染者不一定要和武汉人有接触,而不发烧的人同样也可能因感染而传染他人。所以,对无症状感染者的早期无防范导致了疫情快速地向全球扩散。

第四,世界卫生组织掩盖了中共压低确诊数字的恶行。因为中共的“确诊率”与其他国家的“确诊率”不是一回事,中共规定的“确诊率”不是感染率,而是发病率。中共从一开始就故意用“发病率”冒充“确诊率”,让世界各国误以为感染人数不大,不要紧。直到今天,大部分国家还没明白过来。

第五,中国的疫情发生后,世卫组织曾建议派人到中国协助调查,被中共拒绝。明明中共有掩盖萨斯疫情的劣迹在先,世卫组织仍然选择无条件地“信任”中共,被动地“转播”中共对疫情的掩盖式报道;今年世卫组织派人到武汉调查,最后是充当了中共严格保密之下,不可靠资讯的传声筒。

五、疫情起源重起波澜

最先发声批判世卫组织的,是荷兰国家公共卫生与环境研究所(RIVM)这个预防传染病的专门机构。该机构传染病控制中心主任夏普·范·迪瑟尔(Jaap van Dissel)去年3月22日接受网路媒体采访时表示,欧洲各国之所以成为重灾区,根本原因在于一味听信来自中共以及世卫的信息。他说,“世界卫生组织对当时最有可能发生的情况做了评估,称传播的风险似乎很小。我们荷兰与其它欧洲国家,例如德国和法国,均采取同样立场。这是世卫组织当时的基本立场。”

今年3月,谭德塞在中国和世卫组织专家组发布武汉调查报告后表示,世卫专家在获取原始数据时遭遇到困难;研究报告针对“实验室泄漏极不可能”的评估,目前还不够充分,仍需进一步研究。这个说法,是为“实验室泄漏病毒”一事留下了一个后门。

最近,一群具有相关经验的世界知名科学家在《科学》(Science)杂志发表文章,批评世卫组织的疫情来源调查报告说,“313页的报告及其附件中,只有4页提到了实验室事故的可能性……,在我们获得足够的数据之前,我们必须认真对待有关自然溢出和实验室溢出的假设”。

5月16日,美国前国务卿蓬佩奥接受福克斯新闻的“周日早晨谈未来”(Sunday Morning Futures)节目采访时说,中共为了在武汉病毒实验室掩盖最可疑的新冠病毒源头可谓是“竭尽全力”,其掩盖程度十分“惊人”。他表示,自己担任国务卿期间,美国在调查病毒源头的整个过程中看到的每个证据都表明,“病毒来自武汉病毒研究所”。“我目前还没有看到过相反的证据......,尽管中共不允许任何人进入实验室,不允许任何人接触病毒相关的原始材料,也不允许外界与在那里工作的医生接触,但是证据仍在不断地积累。”他谈到,“结合我们掌握的间接证据,再加上中共为否认与该实验室有关的信息做了如此巨大的努力,这些都向我们强烈地表明:那里(武汉病毒实验室)就是(中共)病毒起源的地方。”

蓬佩奥还说,今年1月,美国政府解密了一系列与病毒源头相关的信息,这些信息显示,早在2019年中国武汉就有医生出现了感染该病毒的症状,“那都是事实”。他认为,这证明中共早在世界卫生组织(WHO)前往武汉调查之前就完全清楚:该病毒可以人传人。“越来越多的证据表明,中共(处理本次疫情)的行径不仅是鲁莽或疏忽大意,其用心可能更坏”,蓬佩奥谴责说。

蓬佩奥提到的信息之一,最近被《华尔街日报》在5月23日曝光。该报援引美国的一份情报报告称,2019年11月,武汉病毒研究所的3名研究人员“出现严重病情”,并被送医治疗,症状与新冠肺炎相似。这比中国报告首例新冠肺炎病例早1个月。《华尔街日报》的报道指出,他们看到的情报报告比已经公布的国务院报告内容更具体,不仅提供了武汉病毒式P4实验室生病的人数和发病的时间,而且交代了他们去医院看病的细节。

这篇报提出了一个重要线索:在中共前年12月宣布发现第1例病案之前1个月,武汉病毒所就有人感染,出现了相似症状。但中共对此高度保密,试图把武汉病毒所的扩散病毒嫌疑完全压住。这个做法暗示,这次全球疫情的来源很可能与武汉病毒所有关。5月26日,主要国家的媒体相继发布消息,纷纷聚焦武汉病毒所。

六、疫情来源的国际追查能成功吗?

5月25日,美国卫生与公共服务部长泽维尔·贝塞拉在发给世卫组织年度部长会议的视频消息中呼吁,要对新冠病毒起源展开第二阶段调查。他表示,美国希望下一阶段的调查将更加严格。

《华尔街日报》的报道刊出后,至少6位美国共和党联邦国会议员关注此事。参议员保罗(Rand Paul)推文说:“我向美国国家过敏和传染病研究所(NIH)福西博士(Anthony Fauci)提问,询问COVID从武汉逃脱的诸多原因,以及我们不应资助但又资助了武汉或任何创造功能增强的病毒的实验等诸多原因。”参议员约翰逊(Ron Johnson)上周已致函福西,要求NIH就武汉病毒实验室等相关内容作答。他再度推文说:“获得武汉实验室发生了什么,以及那里的功能增强实验进展是极为重要的。我期待NIH的合作和对我去信的回复。”参议员布劳恩(Mike Braun)表示,他跟同事霍利(Josh Hawley)共同提出的议案,要求拜登政府解密武汉病毒研究所和COVID大流行之间的所有情报。国会众议员加拉格尔(Mike Gallagher)也再次呼吁美国情报机构解密相关文件,他在推特上写道,“在调查武汉病毒研究所的问题上,中共继续撒谎,推卸责任,并拒绝合作。我们必须对已掌握的情报进行解密,这样美国人民——以及全世界——就可以开始得到关于这场大流行病起源的答案。”

拜登5月26日,要求美国情报机构收集、分析肆虐全球的新冠病毒大流行病起源的相关资讯,3个月后向白宫报告调查结果。联邦参议院则在5月26日通过了一项议案,要求国家情报总监在3个月内,解密有关武汉病毒研究所与病毒起源潜在关联的任何及所有情报。国会两党议员称,病毒起源问题尚未有明确结论,但对中国“持续阻碍病毒来源相关事实的调查”感到不满。有共和党人直言,在有关调查上完全“不信任中国”、“不应排除任何可能”。参议院5月25日还在针对中国的《无尽边疆法案》中,纳入了多个两党支持的修正案,禁止将联邦资金投给中国的国家实验室,包括武汉病毒研究所。爱荷华州共和党议员乔尼·恩斯特(Joni Ernst)提出一项修正案时表示,“在中共病毒出现在武汉研究所附近后,中方官员非但没有合作……揭示疫情的起源,反而下令销毁部分冠状病毒样本,并阻止(调查人员)进入实验室。修正案将确保不会再有纳税人的一毛钱,被用于补贴共产主义中国。” 《无尽边疆法案》是为了对抗中国的经济和地缘政治野心,而美国参众两院的情报委员会也开始对中共病毒起源,以及美国政府如何应对这场危机分别进行调查。

中共肯定已经在武汉病毒所销毁了一切证据;同时,中共最高层已下令,各级政府要严密控制和封锁病毒研究数据和相关研究成果信息。任何怀疑和质疑官方关于病毒源头说法的文章和言论,在中国国内媒体和网络上已彻底消失。所以,疫情来源的国际追查无法取得第一手资讯,只能用间接证据做调查分析。


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