程暁農★神格化されたアメリカの報道の自由-マーク・リード・レビン著「自由でない報道」を読む(下) 2020年9月12日
★神格化されたアメリカの報道の自由-マーク・リード・レビン著「自由でない報道」を読む(上) 2020年9月12日 はこちら。
こうした状況の下で、ニュース報道を読む側も、メディアの党派的立場に対して、疑問を持つことはまずなかったし、誰もその主張が果たして客観的事実で理性的なものであったかどうか、など問題にはしなかった。
歴史学者のハロルド・ホルザー氏は、南北戦争前のメディアの政治と有権者に対する影響についてこう書いている。
:「1850年代になって、米国では中立の有権者はまずいなかった。民主党かホイッグ党のどちらかで、彼らの大半が熱狂的な新聞愛読者だった。新聞はずっと政治的な煽りを続け、毎年、有選挙が近づくと、その傾向に一層拍車がかかった。11月の第一火曜日(大統領選挙投票日)だけではなかった。絶対多数の有権者は、現代のスポーツや娯楽が興味を掻き立てるのと同様に、宗教的なまでに政治に対して激しい情熱をもっていた。一文の例外をのぞいて、無所属の新聞は、ほとんど商売にならなかったのだ。
まさにその新聞の持つ党派性によって、毎回の選挙が終わったあと、勝利した党派は多くの新聞記者や編集者に、高給を伴う職を与えた。アンドリュー・ジャクソンは1829年に大統領に当選して、50〜60人の編集者に、有給の職場を与えた。そして連邦党人は1000人近くの編集者が、12年間以上、郵便局長に任命されたのだった。
★民主党の「喉舌」
しかし、リンカーン大統領時代以降、アメリカの主流メディアは一方的に、民主党の「喉と舌」に成っていった。それ以前の新聞と異なる点は、党派的新聞時代には、メディアはみな大っぴらに自分たちの党派性を公表していたのが、民主党の「喉舌」になるにつれて、メディアは、自分たちの党派性を明らかにしなくなった。しかし、彼らは、極端に親民主党であり、反共和党だった。
この点に対してマーク・レビンは、「初期の愛国的なニュースメディアとは異なり、今日の編集局やジャーナリストは、アメリカ建国の基本的な原則、伝統、制度に対して圧倒的に敵対的である」と結論づけている。
「彼らは逆に自分勝手な主張をしているにもかかわらず、言論の自由や報道の自由を推進してはいない。実際には、進歩的イデオロギーやアジェンダを選好し、思想や社会、政治活動の画一性を強化するフルイのような役割を果たしており、そうした報道に適さない問題や事件、組織や個人については拒否、まず報道しないのだ」と。
そして、自分たちの報道に合うものは、限りなく大げさに高々と宣伝される。当然、こうしたモデルは、文化、政府、国家の精神に巨大な影響を与える。それが本当に現実の基礎を持つかどうかにかかわらず、そうした現実に囲まれた個人は、自分の思想や進行、ときにはある状況下の暮らし方までを左右する。しかし、全ては不透明でわけのわからないものなのだ。
そして、誰かが大胆にも、メディア会社の動機や、その商品に疑問を挟んだり、記者や編集局の報道ぶりに疑問や批判を加えようものなら、たちまち条件反射のように、そんな質問をした人物は、報道の自由に敵対する奴だとして、感情的にメディア連合軍によって叩かれてしまうのだ。
主流メディアが民主党一辺倒で反共和党なので、時の大統領に対する態度も同じではない。民主党のオバマ大統領が就任する前は、こうした主流メディアはまだ完全に、自分たちが親民主党、反共和党だと暴露していなかったので、時には民主党の大統領を批判したこともあった。しかし、オバマ大統領になってからは、完全に民主党支持一辺倒、反共和党となって、オバマ大統領批判はほとんど目にしなくなり、オバマ支持の記事ばかりになった。
しかし、共和党のトランプ大統領が就任するや、彼らは大挙してトランプの政策を批判し、トランプを応援する報道はほとんど見られなくなった。事実上、トランプが2015年7月に大統領選挙に出馬すると宣言して以来、こうした主流メディアはデマ、歪曲、軽率な記事や、捏造記事まで、それまでに例のないレベルになった。
これに対して、ベテランのジャーナリストでコラムニストのアンドリュー・マルコム氏は、「現在、ほとんどの政治ジャーナリズムは、ドナルド・トランプ大統領に対する大ボラ、意図的なデマ、故意の省略や都合のいいところだけの抜粋報道に陥っている」と結論づけている。
レビンは例として、「誤報の特に悪名高い明らかなものでは、2019年1月17日にバズフィードが「トランプ大統領が自分の弁護士のマイケル・コーエンにモスクワのトランプビル事案で国会に虚偽証言をするように命じた」と大騒ぎしたケースをあげている。その主張は、「トランプ氏はマイケル・コーエンから10件の個人的な更新情報を受け取り、ウラジーミル・プーチンとの計画的な会見を行った」というもので、このトランプが前顧問弁護士で刑事犯にとわれたマイケル・コーエンにモスクワの不動産開発事案で、国会に虚偽発言をさせたというのは、完全にありもしない話だった」と。
2016年の大統領選挙以来、これらの民主党の「喉舌」たちは、トランプ大統領に対する侮辱と糾弾の果てしない地獄のようなキャンペーンを繰り広げた。 彼らはトランプ大統領を罷免し、トランプ派を追放しようとする民主党に協力してきた。
★ニューヨーク・タイムズ
これらの主流のニュースメディアには、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、CNN、CBS、MSNBC、NBC、ABC、ポリティコ、ニューリパブリック、ニューズウィーク、バズフィード、グーグル、フェイスブック、ツイッターなどがあります。 これらの主流メディアは、ニューヨーク・タイムズがリードする傾向がある。
これについて、レビンは著書の第6章「ニューヨーク・タイムズ紙は数百万人を裏切った」と題して、ニューヨーク・タイムズ紙が、かつてヒトラーの数百万人のユダヤ人虐殺とスターリンがウクライナで起こした第飢饉とジェノサイドについての、無視やゆるゆるの報道の例をあげている。
当時、アメリカ国民はこの虐殺について、どちらも知らなかったが、その理由はニューヨーク・タイムズ紙による意図的な軽視と無視にあった。ニューヨーク・タイムズの発行人であるアーサー・ヘイズ・サルツバーガーは、当時の民主党大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトの自己検閲に協力して、ユダヤ人のホロコーストに関するニュースを意図的に繰り返し紙面の奥深くに埋めるか、 もしくは完全に無視するかしていました。
これについてレビンは、「この国で最も重要な評判を得ている新聞社が、その豊富なリソースと海外情報へのアクセス力をもって、多くのユダヤ人読者を持ち、ユダヤ人の所有権を持つこの新聞社が、恐るべきユダヤ人大量虐殺を調査し、暴くために全力を尽くすことは間違いない、と思うだろうが、実際は全くその反対だったのだ」と述べている。
そして、1932年から1933年にかけてウクライナでソビエトの独裁者ジョセフ・スターリンによっておこなわれたホロドモール(訳注;1932年から1933年にかけてウクライナ人が住んでいた各地域でおきた人工的な大飢饉)と何百万人ものウクライナ人の餓死の事実は、ニューヨーク・タイムズ紙は、長年モスクワに拠点を置くウォルター・デュランティ特派員がソビエト当局に協力して、意図的に無視したのだった。
このデュランティは、1922年から1936年まで、ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長を務めた。1917年のソビエト革命、後にスターリンと彼の殺人政権を擁護したプロパガンダリストであり、1932年にニューヨーク・タイムズ紙に掲載された「ソビエト五カ年計画」を賞賛する13本の記事のシリーズでピューリッツァー賞を受賞した。
1931年末、ソ連は飢饉に見舞われ始めた。 ソ連当局は真実を隠蔽するために、飢饉の激しかったウクライナや北コーカサスからの外国人記者の出入りを禁止した。 しかし、ソビエト当局はデュランティにウクライナに潜入取材を許可した。デュランティはソ連当局の言いたいことを理解し、1931年11月15日にニューヨーク・タイムズ紙に「一部の作物が失敗しただけで、飢餓も本当の飢餓もなかった」とホロドモールの存在を否定する記事を掲載した。
一方、イギリスの新聞「ガーディアン」の記者ガレス・ジョーンズは、ウクライナに密入国してホロドモールの事実を知り、1932年3月29日に「Famine Rules Russia」という記事を発表し、ロンドン・イブニング・スタンダード紙、ロンドン・モーニング・ポスト紙、ニューヨーク・イブニング・ポスト紙、シカゴ・デイリー・ニュース紙など10以上のメディアが同日にジョーンズの記事を掲載し、欧米に大きな衝撃を与えた。
これに対し、デュランティは翌日のニューヨーク・タイムズ紙の記事に「Russians Hungry, But Not Starving」(ロシア人は腹ペコだが、飢えてまではいない)と反論した。 ソ連の飢饉が続く中、デュランティは1933年9月17日にニューヨーク・タイムズ紙に記事を掲載し、ウクライナの中心部を200マイルの車旅を終えたと主張し、「収穫は豊富で、飢饉の話はすべてばかげている」と言った。
しかし実際には、デュランティはホロドモールの事実を知っており、1933年9月27日、モスクワの英国大使館にいるウィリアム・ストラングに、ホロドモールの結果、直接、間接を問わず、この1年で1千万人もの人がソ連で死亡したことを私的に明かしている。
デュランティがホロドモールを精力的に隠蔽した結果、ウクライナ市民はピューリッツァー賞を剥奪する運動を始めたが、2003年11月までにピューリッツァー理事会はこの要請を2度にわたって拒否。時ニューヨーク・タイムズの発行人だったアーサー・サルツバーガー・ジュニアも、デュランティのピューリッツァー賞取り消しに反対した。
要するに、ニューヨーク・タイムズ紙がこの二つの人種によるホロコースト報道を回避した根本的な原因は、ナチス・ドイツとソビエト連邦に代表される進歩主義にあったのである。この進歩主義こそが、アメリカの主流のニュースメディアや民主党が信奉するものであり、彼らは、当然、自己検閲して、進歩主義が生み出した大惨事を報道したり暴露しないようにしているのだ。
実際、レビンは著書『The Unfree Press』の中で、フランクリン・ルーズベルト、ジョン・F・ケネディ、リンドン・B・ジョンソン、バラク・オバマなどの民主党大統領が連邦捜査局(FBI)を利用して政敵のスキャンダルを暴いたが、主流メディアがそれを報道したことがないと指摘、その理由は彼らが民主党の「喉舌」だからだ、としている。
彼ら民主党の「喉舌」は、かつてリチャード・ニクソン大統領のウォーター・ゲート事件を暴露したことを誇っているが、それより百倍も深刻なオバマ大統領が、トランプ大統領に対する監視には、見て見ぬ振りをしていた。さらに、トランプ大統領の「不当な」弾劾を叫んで「クーデター」でトランプ大統領を追放しようとしたオバマや民主党を助けた。まさにこうした主流メディアが民主党の「喉舌」になったことで、トランプ大統領は「フェイクニュース」メディア、「国民の敵」と呼んだのだった。
レヴィンは「アンフリー・プレス』を次のように締めくくっている。
:「客観的な真実の放棄、さらに悪いことに、初期のアメリカの報道機関や革命家の原則や価値観の拒否は、ニューヨーク・タイムズ紙にとって目新しいことではない。 トランプ大統領が就任するずっと前からある。これはニューヨーク・タイムズ紙や他のメディアをダークサイドに堕とし、ニュースメディアを自由な国民の大切な機関という地位を破壊してしまった。これは残念ながら期待できないことだが、もしニュース編集局やニュース労働者がただちに行動をとり、「根本的に」立ち位置を変えなければ、彼らの信用は引き続き侵食され、取り返しのつかないまでに文明の大部分を破壊してしまうまでになるだろう。そして、確かにそうなっている。ニュースメディアは自分自身を疎外化するばかりか、現在の報道の自由の最大の脅威となっていくだろう。そうさせているのはトランプ大統領や政府ではなく、現在のニュースに関わる人々の手によってなのだ」と。
(終わり)
在这种情况下,几乎没有新闻媒体的读者会质疑新闻媒体所站定的党派立场,也没有人质疑他们正在接受的是否是客观事实并据此作出的决定是否理性。
历史学者哈乐德·霍尔佐(Harold Holzor)描述了党派媒体在美国内战之前对政治与选民的影响:「到1850年代,在美国,几乎没有独立选民留下,要麽是民主党,要麽是辉格党,几乎他们都是报纸的狂热读者。新闻一直处於政治激起的永久状态,并进一步受到每年几次吸引选民参加投票的选举周期的刺激,而不仅仅是在11月的第一个星期二。绝大多数投票者都认为带着激情的政治对宗教具有唤醒作用,就像现代体育或娱乐唤起的兴趣一样。除了少数几个值得注意的例子之外,很少有不结盟的报纸能够得到蓬勃发展。」
正是因为党派新闻媒体的属性,导致在每一次大选结束之后,获胜的党派就会将很多的新闻媒体的编辑记者任命到带薪的政治职位之上。在安德鲁·杰克逊(Andrew Jackson)于1829年成为总统之后,他在全国任命了50-60名编辑担任带薪的政治职位。而联邦党人曾任命了将近1000名编辑担任超过12年的邮政局长。
民主党的喉舌
而在林肯担任总统之后,美国主流媒体开始一边倒向,逐渐成为民主党的喉舌。这与此前的党派的新闻媒体不一样的是,在党派的新闻媒体时代,媒体都会公开表明他们的党派属性,而变成民主党的喉舌之后,媒体不再公开表明他们的党派属性,但他们却一面倒的支持民主党而反对共和党。
对此,马克·列文总结认为:「不像早期的爱国的新闻媒体,今天的新闻编辑室与新闻记者绝大多数都是敌对美国建国的基本原则、传统与制度。他们没有促进言论自由与新闻自由,尽管他们自私自利地这样宣称。实际上,他们充当社会的筛检程式,试图以进步主义的意识形态和议程为中心,加强思想、社会、政治活动的统一性。不适合这种报导的问题、事件、组织和个人就被拒绝或减少报导;而那些适合这种报导的,则被无限拔高和大肆宣传。当然,这种模式巨大地影响了文化、政府和国家的精神。它限定了媒体创造的『现实』无论它是否具有真实现实的基础,围绕着这个『现实』,个人组织自己的思想、信仰,甚至在某些情况下的生活。然而,所有的一切都充满了神秘和不透明。并且,如果有人胆敢质疑或批评这些媒体公司的动机和产品以及其公司的其他方面,也就是一个或多个新闻编辑室的报导,这激起的反应将是条件反射式的和情绪激动性的指控,询问者或批评者被描绘为敌对新闻自由,而遭到媒体们的联合讨伐。」
由於主流新闻媒体一面倒地支持民主党而反对共和党,因此他们对於时任总统采取不同的态度。在民主党总统奥巴马就任之前,这些主流新闻媒体还没有完全暴露他们完全一边倒地支持民主党反对共和党,他们也会时不时地批评民主党的总统。但是,在奥巴马就任总统之后,他们完全一边倒地支持民主党而反对共和党,几乎看不到批评奥巴马的报导,而看到的全是支援奥巴马的报导。
而当共和党总统川普就职之后,他们却大肆批评川普的政策,几乎看不到任何支援川普的报导。实际上,在川普於2015年7月宣布参与总统竞选之后,这些主流媒体就卷入了谎言、歪曲、草率和完全捏造,达到了前所未曾见过的程度。
为此,资深新闻人和专栏作家安德鲁·玛律科姆(Andrew Malcolm)总结:「现在大多数的政治新闻都陷入了鼓吹、蓄意煽动,使用或省略选择性的细节、语录和背景来反对唐纳德·川普总统的主张。」
列文举例说:「一次特别臭名昭着且无处不在的新闻误导事例,发生在2019年1月17日,当Buzzfeed发布标题大喊:‘总统川普指令他的律师迈克尔·科恩(Michael Cohen)在关於莫斯科川普大厦的专案上对国会撒谎。’其小标题声称:『川普收到了迈克尔·科恩的10条个人最新消息,并鼓励与弗拉基米尔·普京(Vladimir Putin)进行有计划的会晤。』这个故事的关键是总统川普已经指令他的前律师、现重罪犯迈克尔·科恩在莫斯科的开发房地产专案对国会撒谎,完全是从来没有发生过。」
自2016年总统选举之后,这些民主党的喉舌已经发动了一场反对川普总统的没完没了和地狱般的侮辱和谴责运动。他们配合民主党的行动,寻求将川普总统赶出办公室,以及将川普总统从他的支持者那裏赶出来,而这些支持者却是民主党及其喉舌所蔑视的。
纽约时报
这些主流新闻媒体包括《纽约时报》、《华盛顿邮报》、CNN、CBS、MSNBC、NBC、ABC、Politico、New Republic、Newsweek、Buzzfeed、谷歌、脸书、推特等等。这些主流媒体往往以纽约时报为首。
为此,列文在其书的第六章以《〈纽约时报〉背叛数百万人》为题,叙述《纽约时报》曾有意淡化和忽视希特勒对数百万犹太人的种族大屠杀以及史达林在乌克兰制造大饥荒进行种族大屠杀。
在那个时候,美国民衆对这两次大屠杀都很不知情,原因就在於《纽约时报》的有意淡化与忽视。《纽约时报》的出版者亚瑟·海斯·苏兹伯格(Arthur Hays Sulzberger)配合当时的民主党总统佛兰克林·德拉诺·罗斯福(Franklin Delano Roosevelt)进行自我审查,有意和重复性将有关犹太人被大屠杀的消息深深地埋葬在他的报纸中,或者直接完全地忽视它
对此,列文表示:「可以肯定的是,凭借其广泛的资源,可获取的外国资讯,享有这个国家最重要声誉的报纸,大量的犹太读者以及其犹太人的所有权,将竭尽所能调查和披露恐怖的犹太人种族大屠杀。但事实却恰恰相反。」
而对於苏联独裁者约瑟夫·史达林(Joseph Stalin)於1932-1933年在乌克兰制造的大饥荒导致数百万乌克兰人被饿死,则由於其长期驻莫斯科的记者沃尔特·杜兰蒂(Walter Duranty)配合苏联当局掩盖乌克兰大饥荒的事实而被《纽约时报》有意忽视。
从1922年到1936年,杜兰蒂一直担任《纽约时报》驻莫斯科分社的社长。他是1917年苏俄革命以及后来史达林及其屠杀性政体的宣传者和辩护者,并因其发表在《纽约时报》的13篇赞美苏联五年计划的系列文章而於1932年被授予普利策(Pulitzer)新闻奬。
1931年末,苏联开始发生大饥荒。为了掩盖真相,苏联当局禁止外国记者进入大饥荒非常严重的乌克兰与北高加索地区。但是,苏联当局却为杜兰蒂开了绿灯,让他深入进入乌克兰进行调查。对此,杜兰蒂明白苏联当局的意思,随后於1931年11月15日在《纽约时报》发表文章否认大饥荒的存在,称:「只有一些农作物歉收,没有饥荒或真正的饥饿,也不可能有。」
而英国《卫报》(Guardian)记者加雷斯·钟斯(Gareth Jones)通过偷渡进入乌克兰,发现大饥荒的事实,并於1932年3月29日发表《饥荒主宰了俄国》(Famine Rules Russia)的文章,包括《伦敦标准晚报》、《伦敦早报》、《纽约晚报》、《芝加哥每日新闻》等十多家媒体都同一天刊登了钟斯的文章,在欧洲与美国引起很大震动。
对此,杜兰蒂於第二天在《纽约时报》发表文章反驳称:「俄国人挨饿,但不是饥荒」(Russians Hungry, But Not Starving)。在随后的苏联大饥荒的高峰时期,杜兰蒂於1933年9月17日在《纽约时报》发表文章称,他刚完成了在乌克兰核心地区200英里的汽车旅行,称:「丰收是大量的,而所有关於饥荒的说法都是荒唐的。」
实际上,杜兰蒂却知道苏联大饥荒的事实。1933年9月27日,杜兰蒂在英国驻莫斯科大使馆私下向威廉·斯特朗(William Strang)透露:在过去的一年,在苏联已经有多达一千万人直接或间接死於大饥荒。
由於杜兰蒂对乌克兰大饥荒的极力掩盖,乌克兰民间曾发起要求撤销其普利策新闻奬,但到2003年11月,普利策董事会的两次予以拒绝。当时担任《纽约时报》出版人的小亚瑟·苏兹伯格(Arthur Sulzberger Jr.)也反对撤销杜兰蒂的普利策新闻奬。
总之,《纽约时报》回避这两场种族性大屠杀的根本原因,是纳粹德国与苏联所代表的进步主义。这种进步主义就是美国主流新闻媒体和民主党所宣导的,它们当然采取自我审查而不愿意去报导与揭露进步主义的所制造的巨大灾难。
实际上,在《不自由的新闻媒体》一书裏,列文还列举了民主党总统佛兰克林·罗斯福、约翰·甘乃迪(John F. Kennedy)、林登·詹森(Lyndon B. Johnson)、巴拉克·奥巴马(Barack Obama)等人利用联邦调查局(Federal Bureau of Investigation)和国税局(Internal Revenue Service)打击政治对手的丑闻,但这些丑闻都没有被这些主流新闻媒体揭露出来,其原因就是因为他们是民主党的喉舌。
这些民主党的喉舌曾经因为揭露共和党总统尼克森的「水门事件」而洋洋自得,但他们却对比「水门事件」严重百倍的奥巴马监控川普总统竞选的「奥巴马门」视而不见。不仅如此,他们还帮助试图发起「政变」赶走川普总统的奥巴马与民主党,为他们「毫无理由」的弹劾川普的行动摇旗呐喊。正是因为这些主流媒体称为民主党的喉舌,所以川普总统称他们为「假新闻」媒体,是「人民的敌人」。
对此,列文在《不自由的新闻媒体》的结尾表示:「抛弃客观真理,更糟糕的是,拒绝美国早期新闻界和革命家的原则和价值观,对《纽约时报》来说并不是什麽新鲜事物。在川普总统就职之前很久就一直存在。这将把《纽约时报》和其他媒体带入了一个非常凄凉和黑暗的地方,破坏了新闻媒体作为自由人民的关键机构的地位。如果新闻编辑室和新闻工作者不立即采取行动,并且紧急『从根本上转变』他们对新闻业的态度,可悲的是,这是极不可能的,那麽他们的信誉将继续受到侵蚀,并很可能很快就会达到一个不可挽回破坏大部分文明的局面,而且,的确如此。新闻媒体不仅会边缘化他们自己,而且将继续成为当今新闻自由的最大威胁,不是川普总统或他的政府,而是现在的新闻工作者。」