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程暁農★民主主義の砦の自滅―ナバロ報告書の概要 2021年2月23日
米国は世界から民主主義の砦とみなされていたが、去年の大統領選挙の過程で公正、誠実、透明な選挙という民主制度の基盤が破壊されてしまった。まさにナバロ博士がいう通り、これはトランプ大統領の選挙運動の失敗というだけでなく、トランプ大統領に投票した7400万人アメリカ有権者の失敗でもある。さらには米国民主主義制度の失敗であり、世界各国の民主制度に対する深刻な衝撃である。
この結果を、世界各国は目の当たりにしており、歴史もまたこの事件の経緯を記録していくだろう。しかし、一体、この米国大統領選挙における不正行為はどのような結果をもたらすのだろうか?
今回の選挙に参加した読者諸氏や、あるいは太平洋を隔ててこの選挙に注目していた中国人諸氏は分かっているだろうか?本稿は、ナバロ報告の内容を通じて、読者に比較的整理した形でこの選挙における不正行為の数々をお伝えしたい。
あの米国大統領選挙の不正行為問題を詳細に注目し続けるのは、大部分の読者にとって容易なことではない。民主党のプロパガンダ・マスコミは報道することを拒否しているので、読んだところで不正行為は存在もしないからだ。
少数のトランプを支持するメディアを見ても、SNS上の不正行為に関わる論議を読んでも、断片的なニュースが延々と流れており、こうしたニュースから不正行為全体の構図を描き出すことは、難し過ぎる。
2020年12月17日から2021年1月13日まで、トランプ政権の国家通商会議(現・通商製造業政策局)のトップだったピーター・ナバロ氏は3つの公式報告書を発表した。
その一つは、「完全なる欺瞞:選挙の不規則性の6つの重要な側面」と題された、2020年の米国大統領選挙における6つのレベルにおける異常」(The Immaculate Deception: Six Key Dimensions of Election Irregularities)と題され、2020年大統領選における「動揺州(スイング・ステート)」における異常な事態を明らかにし、37.9万票の違法投票が計算されたとしている。
二つ目は、「盗票の芸術(The Art of the Steal)」として、選挙における数々の不正行為を明らかにしており、三つ目は「そう、トランプの勝ちなのだ。実例集(Yes, President Trump Won: The Case, Evidence, & Statistical Receipts)」だ。この3部作はどれもネットで閲覧できる。(ダウンロード先;https://navarroreport.com/)
ナバロ報告書は、この選挙不正の全貌の空隙を埋め、読者に概要を理解させるものだ。ただ、報告は読者が選挙のプロセスと不正行為の手法に通じているという前提で書かれているので、多くの部分が指摘するにとどまっている。そこで私は、なるべく読者が理解困難だろうと思われる点を、わかりやすく説明し、読者が今回の不正の概要がつかめるようにしたい。
この3報告書のデータは詳細で、大量の注釈付きで情報とデータの来源が書いてあ理、不正手段の概要、方法、その結果というふうに内容が分かれている。しかし、3報告書は選挙不正のすべての側面を説明する一貫して順序立てて書かれているわけではない。
報告書発表後、民主党のプロパガンダ出版物や各テレビ局は、社会的影響拡大防止のために集団的に沈黙している。ただ「エポック・タイムズ(大紀元時報)」が紹介しているだけだ。それでも 2021年2月22日までには報告書の内容自体が歪曲されていると文句を言う機関や個人は出ていない。
★独裁は民主主義の砦の中でどう作られたか?
ナバロ報告書は、この記事では総合的に紹介することができないほど長い。第3部の報告書だけが、この選挙不正の全貌を描いている。この報告書は、誰もが注目する核心問題の、2020年大統領選挙は果たして一部の政治勢力によって「盗まれた」のかどうかを分析している。
報告書の作者は6つのスイング・ステート(訳注;共和党、民主党支持の間で揺れ動く州)における潜在的な不正投票数の内訳を図やデータを用いて説明しながら、潜在的な不正投票数を計算するために控えめなアプローチをとっている。各データの出典は巻末注で確認できる。
報告書は、不正投票の数が非常に多く隠されており、「バイデン勝利」という疑惑の「僅差」をさらに怪しいものにしていると指摘。 著者は、このような証拠にをもとに2020年の大統領選挙が公正な選挙であると結論づけるまともな人はいないと主張している。
:どんな人でもこの報告を読めば、いやでももっとはっきりした答えを求めたくなるだろう。しかし、左翼と主流メディアは、「統一」と「調和」のために、すべてのアメリカ人がこの選挙のいわゆる「結果」に服し認め、受け入れることを要求している。そして「ポリティカル・コレクトネス」によって洗脳された「自由で公正な選挙だった」と言うようにと。
この報告は、現在、米国の半分近い人たちが、2020年大統領選挙には重大な違法行為があったと思っている。もしこうした違法行為に対して、全面的な調査がなされなければ、ますますそうした疑いを持つ米国人の数は増えるだろう。
そして、米国のほんの一握りのソーシャルメディアの寡頭独裁やファシズム的な行いが、真相を究明しようとする動きを圧殺している。こうした寡頭独裁SNSは、独断で数千万のトランプ支持者の米国人に対して、言論検閲をおこなった。
7400万人のトランプ大統領に投票した米国人には、全面的な調査と真相を明らかにする権利がある。もし民主党や、共和党内の反逆者、反トランプの「主流」メディアやSNSメディアの寡頭体制が引き続き、2020年の大統領選挙の真相を究明するのを圧殺しようとるならば、歴史は歴史はもっとも厳しい方法で、すべてのこうした人々や企業、機関に対して判定を下すことだろう。
我々はすでに、非常に短い時間のうちに、米国は無傷で活気に満ちた民主主義から、共産主義者的な警察国家へと危険な動きをしており、それは制御不能なSNSメディアの寡頭体制によって守られているのだ。
★怪しい票の上位三位
アメリカの6つの州では、常に両党の大統領候補者が競合しているため、これらの州はスイング・ステートと呼ばれている。 今回もスイング・ステートを制した者が当選すると言われていた。しかし、この6つのスイング・ステートでこそ大量の疑惑票が浮上しており、疑惑票の操作に関与しているのは民主党とその支持者だけでなく、共和党関係者も含まれている。 怪しい票が多いのは、ペンシルベニア州、ジョージア州、ウィスコンシン州だ。
ナバロ報告書にはこう書かれている。
;ペンシルバニア州では100万票近くの不正投票があった。バイデン氏の「勝利」の8万1660票の約12倍だ。一番集中的に潜在的違法投票(68万票)は投票監視員に関係したものだ。
投票計算過程での真の監視がなければ、郵送投票の正当性を検証する方法はない。しかし、こうした州では共和党の投票監視員は投票用紙が処理された部屋からフットボール場ほども離れた場所に置かれ開票室に入ることを許されなかった。彼らは観察する法的任務につこうとしたが、選挙開票当局によって逆に閉じ込められてしまった。
選挙後に集計された5万8221枚の郵便投票用紙を比較したところ、封筒の消印が押された日と同日に選挙管理局に届いたものであった。甚だしきは郵便局で消印より前に集計されていたことすら判明したのだ。
消印日が事実であっても、郵便投票用紙を投票のために受領した後、郵便局は処理のために郵便局の仕分けセンターに転送しなければならず、正常な状況では、当日に受けとった郵便物をすぐ配達することはできない。このほか9005票には初めから消印がなく、明らかに週の選挙法に違反していた。
ジョージア州では601,130票の違法が疑われる投票があり、バイデン氏の「勝利」差の11,779票の50倍以上だった。最大のものは違法な郵送投票(31万票)であった。 州法では、有権者は選挙日の180日前までに郵送投票を申請しなければならないと定められているが、選挙期間中に州当局者が数えた投票用紙のうち305,700枚は、郵送投票の申請期限の180日の前に申請してあり、州選挙法に明らかに違反したものであった。
ウィスコンシン州では、バイデン氏の勝利時の差20,682票の25倍以上となる50万票以上の不正投票があった可能性がある。 最大のものは「悪意の有権者」で、選挙管理局はこうした有権者が、投票所で直接有権者の写真付き身分証明書を提示しなければならない選挙法の要件を回避する口実を許したからだ。
州法では、年齢や体調不良、体調不良などの理由で無期限の「制限状態」にある有権者は、自分の判断で投票用紙を郵送で受け取ることができるため、州の有権者ID法を回避することができる。しかし、州の選挙管理局は2020年の選挙で有権者の「無期限制限」資格の定義を拡大したため、「無期限制限」の有権者は2019年の7万人弱から2020年には20万人以上に急増した。
その後、州の最高裁は、州の選挙管理部門の判断は法的に間違っていたとの判決を下された。 しかし、同州の選挙結果では21万6000枚の疑わしい投票が集計されていた。 また、州の総選挙中、民主党の「Democracy in the Park」キャンペーンの主催者は、州法に直接違反して1万7,271票を集めた違法な投票所を200カ所設置したが、これらの違法な投票所からの投票用紙は、選挙管理局によって合法であると認められた。
これだけ多くの潜在的な不正票があれば、その10分の1を精査して除外するだけで、トランプ氏は選挙に勝っていただろう。 しかし、これらの州の選挙当局は、法律に基づいて不正投票を修正するよりも、不正投票の可能性のある票を有効票とする方を選んだのだ。
★他の3州でも怪しげな投票
アリゾナ州は254,722票が不正投票可能性があり、バイデンが "勝利した "10,457票の24倍だ。 最大のものは、登録期限後に「登録」した有権者が投じた15万の郵送投票である。さらに22,903票の郵送投票が消印の日以前に選挙管理局に届いていた可能性が高い。これはあり得ないことだ。 同州での投票総数は登録有権者数よりも11,876票多く、これらの不正登録はバイデン宣言した10457票差の「勝利」を上回っていた。
ミシガン州の不正投票の可能性がある票は446,803票で、「バイデン勝利」の154,818票の3倍あった。 最も問題となったのは、不可解な票数の急増と、投票機の不正や、有権者の登録番号が適格票としてカウントされていない投票に起因するものである。
午前3時50分時点では、バイデン54,497票、トランプ氏4,718票が投じられていたが、午前6時31分に更新された集計によると、バイデン票は141,258票増加し、トランプ票は5,968票にとどまった。
州法では、有権者の登録番号と一致しない場合、このような郵便投票を違法としている。 しかし、選挙管理者はこのような投票用紙17万4000枚を合法的なものとして計算することを認めた。
ネバダ州の潜在的な不正投票は220,008票で、バイデン氏の「勝利」の33,596票の6倍だった。 州の最大の違反は、有権者の署名を人間ではなく機械で検証するというあからさまな州法違反だった。ネバダ州クラーク郡のAgilisという署名照合機で検証された13万枚の投票用紙が異議を唱えられた。この機械は投票日に「メーカーの推奨通り」に取り扱われず、用いられた郵便投票用紙の外側の署名のアーカイブ画像の品質が機械の「メーカーの推奨」基準を下回っていた。選挙関係者が機械の設定を変更したり調整し、機械の信頼性が低下していた。
★ 6州の開票で不正が行われた
有権者登録のデーターベースに大量の偽情報があれば、投票偽造に門戸開放状態だが、この現象は6のスイング・ステートでは特に突出していた。
ミシガン州では、住所を登録していない有権者からの投票用紙が35,000枚以上記録されており、その中には死亡が確認された「有権者」の投票用紙が少なくとも480枚含まれていた。
また他の州で登録されている有権者からの投票用紙が13,200枚以上あったが、ミシガン州選挙局は正当な投票用紙として扱った。公然たる選挙法違反である。さらに有権者の知らなまま、または同意がないのに27800枚の投票用紙が有権者の名義で数えられていた。
私は昨年11月8日のエポックタイムズに、2019年のミシガン州の法定投票人口は748万人なのに、登録有権者数は812万人で、64万人も多いため、大量の不正投票が発生する可能性があると書いた。
2020年2月18日に同州の裁判所は1月下旬に選挙名簿から17.7万人の選挙民が削除されたと公表している。もしこの17.7万人の不正な偽有権者情報が選挙前に有権者登録データベースから削除あれていれば、トランプ氏は同州の過半数の票を獲得できていたかもしれない。
同州の選挙当局は選挙前にインチキ目的で意図的にこうしたデータを保管し、選挙後に偽の有権者情報を削除して証拠隠滅を図っていたが、州裁判所や検察は、偽の有権者の「票」を削除することなく、選挙後に有権者登録データベースの修正を求めただけだった。
ジョージア州では、死亡した「有権者」の「投票用紙」1万を「有効票」にした。さらに15,700枚は、郵送投票を申し込んだ住所から離れた「幽霊」有権者だった。 今回の選挙では、1,000人以上の有権者が住所不定で投票し、そのような「有権者」がなんと「郵送投票」した。
4万人以上の有権者が法的に居住していない郡で投票した。
6万6,247人の有権者 は、法定投票年齢に達していないにもかかわらず、なんと投票できたのだった。
ネバダ州では42,284人が同時に2つの住所で有権者として登録された。州外の有権者19,218人が州内で投票。さらに1,506人が死亡した「有権者」によって「投票」された。8,000人以上が無住所の有権者によって「投票」され、さらに4,000人の非米国人まで投票していた。
アリゾナ州には、投票した町に住んでおらず、法律では無効とされるべき19,997人、住所が全くない2,000人(筆者注、おそらく架空の「有権者」)、州外に引っ越したか、他の州の有権者として登録された5,790人の有権者がいた(彼らの票は本来二重投票として無効とされるべき票)。 75,726人はすでに州外で投票していた(アリゾナ州での投票資格はないはずなのに投票)、36,473人は市民の証明を提出しなくても投票を許可されていた。
ペンシルバニア州では、民間調査会社によると、死亡した可能性のある8,000人以上の有権者が「投票」。100歳以上の人が投票した1,500票も不審だ。4万人以上の人が合法的に居住していない郡で投票した。6万6,247人の有権者が投票年齢に達していないにもかかわらず、なんとか投票できたことが選挙後に明らかになった。
同州のフランク・ライアン下院議員らの調査によると、同州では登録有権者よりも20万2000票以上多くの票がカウントされていた。登録有権者が合法的に居住していない住所から投じられた郵送投票が1万4300票以上あった。他州からの登録有権者がペンシルバニア州で7400票以上投票していた。有権者の二重投票は742票であったことが判明した。 このほか、数百の不正投票が発見されている。
ウィスコンシン州では、他の州で登録した有権者が6,848人も投票し、234人が州内で二重投票し、選挙管理局は、法的に必要な不在者投票申請書がないままの不在者投票を17万人も有効票とした。
各州が違法な有権者や不正投票の可能性を法に基づいて排除していたら、バイデンは6つの州すべてで敗北していただろう。
★ナバロ報告の結論
この三つのナバロ報告書は、提示された事例、証拠、統計から、2020年の選挙はトランプ大統領だけでなく、トランプ大統領に投票した7400万人のアメリカ人からも盗まれた可能性が高いと結論づけている。
このような証拠を考えると、トランプ大統領が11月3日の選挙後の数週間に、選挙の不正や不正の問題を断固として提起し、支持者に平和的に抗議するよう呼びかけたことは、誰もが間違いであったと主張することはできない。
確かに、トランプ大統領が、投票箱の完全性を守るために立ち上がらなければ、7400万人のアメリカ人を裏切ることになる。この証拠に照らして、民主党とその指導部、あるいは主流メディアのジャーナリスト、あるいは裏切られた共和党員が、選挙不正の証拠はないと主張するのは無責任で筋の通らない話だ。
こうした証拠に照らして、2020年の選挙での投票の違法性を疑問視するアメリカ市民は、ケーブルニュースネットワークやソーシャルメディアプラットフォーム、印刷メディアを真に受けるべきではない。今、私たちが目の当たりに見ているのは、アメリカの民主主義というよりも、共産主義的な権威主義のようなぞっとするような社会的・政治的行動だ。
トランプ大統領支持者やその政府関係者への懲罰を大っぴらに呼びかけ、公共プラットフォームから侮辱して追い出酢ような行為は米国人のやり方ではなく、オーウェルやカフカの描いた専制独裁主義のやり方であり、米国憲法修正第一条の死亡であり、我らの民主主義への葬送の鐘の音だ。
今やらなければならないのは、この件についての全面的な調査を行うことだ。 完全な調査がなければ、国家として、不正選挙を制度化する危険性があり、アメリカ国民の大部分は、もはや制度を信じなくなるだろう。 我々の選挙制度の将来、その制度に対する国民の認識、そして最終的には自由で民主的な共和国の将来に関わるだろう。(終わり)
民主堡垒的自毁:纳瓦罗报告的启示
作者:程晓农
2021-02-23
美国被世界看成是民主制度的堡垒,但是,去年的大选过程摧毁了美国民主制度的根基——公正、诚实、透明的选举。正如纳瓦罗博士所言,这不仅导致川普总统个人的竞选失败,也是7,400万投票给川普总统的美国选民的失败,更是美国民主制度的失败,还是对世界各国民主制度的严重冲击。对这样的结果,世界各国都看在眼里,历史也会如实记录这一场事件的来龙去脉。然而,究竟美国这次大选的舞弊活动造成了什么样的后果?参与此次大选的读者们,或隔着太平洋关注美国选战的中国人,你们都一清二楚吗?本文通过介绍纳瓦罗报告的内容,为读者们提供一幅比较完整的选举舞弊图景。
要详尽地关注去年美国大选的舞弊问题,对大部分读者来说是个不容易的任务。如果只看民主党的喉舌,舞弊是不存在的,因为它们拒不报导;如果看少数几个支持川普的媒体,或者看社交媒体上关于舞弊个案的讨论,则碎片状的新闻接连不断,要根据这些零散的新闻来拼出一幅舞弊全图,实在太难了。
从2020年12月17日到2020年1月13日,川普总统的白宫贸易顾问纳瓦罗(Peter Navarro)发表了3份正式报告。第1份报告题为《完美欺诈:选举违规的六大关键层面(The Immaculate Deception: Six Key Dimensions of Election Irregularities)》,揭示美国2020年总统大选中6个摇摆州的异常表现,估计有37.9万张非法选票被计入;第2份报告题为《欺诈术(The Art of the Steal)》,介绍了选举舞弊的种种操作手法;第3份报告题为《是的,川普总统赢了:案例、证据和统计结果(Yes, President Trump Won: The Case, Evidence, & Statistical Receipts)》。这3份报告都可在一个专设的网站上下载(https://navarroreport.com/)。
纳瓦罗报告填补了这次大选舞弊全貌这个空缺,让读者们能有一个概括的了解。此报告假定读者熟悉选举程序和舞弊手法,因此很多地方只点到为止;我则把可能让读者感到困惑的一些情况尽量用通俗的描述加以澄清,希望有助于读者们理解舞弊的大致情形。
这3份报告资讯详实,附有大量尾注,说明其资讯和数据的来源。这3份报告虽然是一个系列,大体上遵循舞弊概貌、舞弊手法、舞弊结果这样的思路来安排内容,但3个报告并未按统一的提纲逐步推进地描述大选舞弊的方方面面;它们似乎是由不同的人执笔,依照完成的时间先后发表,各报告的内容有一些交叉,各自的结论非常简短且相对独立。报告发表后,民主党的喉舌出版物和电视台基本上采取集体默杀的手法,以阻止其社会效应的扩散。但《大纪元时报》就这3份报告做了概要的介绍。到2021年2月22日,笔者未发现有机构或个人因报告内容失真而表达强烈不满。
二、专制是如何在民主堡垒中炼成的?
纳瓦罗报告很长,本文不可能全面介绍,只用其第3份报告来描绘这场大选舞弊的全貌。这第3份报告分析了一个大家都关心的核心问题,2020年的总统大选是否真被一股政治势力偷走了?
此报告的作者对可能的非法选票采取了保守的计算方法,用图表和数据说明了6个摇摆州潜在的非法选票的分类数量。每个数据的来源都可通过尾注查考。
纳瓦罗报告指出,潜在的非法选票数量之大,使所谓的拜登“胜选”的微弱差距相形见绌。作者认为,面对这些证据,任何有理智的人都不会得出2020年总统选举是一场公正选举的结论;任何读了这份报告的人都应该感到,他们不得不寻求更清晰的答案。虽然左派和主流媒体为了“团结”和“和谐”,要求所有美国人服从和承认这场选举的所谓“结果”,而且接受“政治正确派”灌输的说法——“这是一场自由、公正的选举”。
该报告称,现在美国几乎有一半的人认为,2020年的总统选举存在重大的违规行为;若不对这些违规行为进行全面调查,只会增加有这种怀疑的美国人的数量。而美国的一小撮社交媒体寡头的专制或法西斯主义行为则助长了对寻求真相的压制,这些寡头自作主张地对数千万支持川普的美国人进行言论审查。7,400万投票给川普总统的美国人有权要求全面调查和寻求真相。如果民主党、共和党的叛徒、反川普的“主流”媒体以及社交媒体寡头继续压制对2020年大选真相的探索,历史将以最严厉的方式对所有这些人、公司和机构进行评判。我们已经看到,在极短的瞬间,美国就从一个完整的、充满活力的民主制度,危险地走向了一个共产主义式的警察国家,由一个合谋的、失控的社交媒体寡头垄断来守护。
三、可疑选票的前三名
美国有6个州两党的总统候选人一向竞争激烈,因此这些州被称为摇摆州。这次大选中谁赢得了这些摇摆州,谁就能当选。然而,恰恰是在这6个摇摆州里出现了大量可疑选票,而参与操控这些可疑选票的,并不只是民主党及其支持者,也包括共和党官员。其中,可疑选票最多的就是宾夕法尼亚州、乔治亚州和威斯康辛州。以下是纳瓦罗报告介绍的情况。
宾夕法尼亚州共有近100万张潜在的非法选票,大约是拜登“胜出”的81,660票的12倍。最集中的潜在非法选票(68万张)类别与监控投票观察员有关。如果不对计票过程实行真正的监督,那就无法核实邮寄选票的合法性。然而,该州却把共和党的投票观察员隔开在一个足球场的距离之外,不让他们进入处理选票的房间;虽然他们试图履行观察点票过程的法定职责,却被选务当局围困在禁区里。选后比对58,221张已计入的邮寄选票,发现选务部门收到选票的时间与信封上邮戳的日期为同一天,甚至在邮局盖戳之前即已计入合法选票。笔者在此稍作说明,即便邮戳日期为真,邮局收到邮寄选票之后还要转送邮局的分拣中心处理,以便投寄,正常情况下邮局不可能把当日收到的邮件立刻送投。另有9,005张选票的信封上根本没盖邮戳,明显违反了州选举法。
乔治亚州共有601,130张可能的非法选票,是拜登“获胜”的11,779票的50多倍,最大的一类是不合法的邮寄投票(31万张)。该州法律规定,选民要在选举日之前180天之内申请邮寄投票;然而,在选举期间该州官员计算的选票中有30.57万张不合法,因为这些选民在邮寄选票申请截止日期180天之前就申请邮寄选票,公然违反了该州选举法。
威斯康星州共有50多万张可能的非法选票,是拜登胜出的20,682票的25倍以上。最大类别的潜在非法投票与“不诚信选民”有关,因为选务部门允许“不诚信选民”使用借口来规避投票时需要通过照片识别选民本人的选举法规定。根据该州法律,若选民自己判断认为,由于年龄、身体疾病或体弱等因素而处于无限期“受限制状态”,可通过邮寄方式收到选票,如此便绕过该州的选民身份证法。但2020年大选时该州选务部门把选民“无限期受限制”状态的定义扩大了,使得“无限期受限制”选民的人数从2019年不到7万名选民激增到2020年的20多万人。事后该州最高法院裁定,该州选务部门的这一做法在法律上是错误的。但216,000张问题选票仍然被该州计入选举结果。此外,该州大选期间出现了民主党组织的“公园里的民主”活动,其组织者自行设立了200个非法投票站,在那里收集了17,271张选票,直接违反该州法律,但这些非法投票站的选票被选务部门接受为合法选票。
这么多可能的非法选票,只要清查并排除其中的十分之一,川普就胜选了。但是,这些州的选务部门宁可计算可能的非法选票,却不愿依法纠正。
四、另外三州选票疑云重重
亚利桑那州共有254,722张可能的非法选票,是拜登“胜出”的10,457票的24倍。其中最大的一类是选举登记截止日期之后才“登记”的选民投下的那15万张邮寄选票;另有22,903张邮寄选票,选务部门收到的日期居然是邮戳日期当天或邮戳日期之前,这是极不可能的事。该州的投票数比登记选民多出11,676人,这些非法登记的投票人数比拜登宣称的10,457张“胜选”数还多。
密西根州共有446,803张可能的非法选票,是拜登“胜出”的154,818票的3倍。最多的问题选票来自莫名其妙的选票计数激增,以及投票机的违规行为和没有选民登记号码的选票被计算为合格选票。11月4日凌晨该州出现两次重大的“拜登票数激增”现象:凌晨3:50有54,497张选票投给拜登,仅4,718张选票投给川普总统;6:31更新的计票数据显示,拜登的选票增加了141,258张,而川普总统仅获得5,968张选票。该州法律规定,如果选票不能对应选区选民的登记号码,这样的邮寄选票是非法的。但选举官员允许174,000张这样的选票按合法选票计入。
内华达州共有220,008张潜在的非法选票,是拜登“获胜”的33,596票的6倍。该州最大的违规行为是,使用机器而不是用人力来核对投票者的签名,公然违反了州法;该州克拉克县用Agilis签名匹配机来核实选票上的签名,这些机器所核对的13万张选票受到质疑。这种机器在选举日并没“按制造商的建议”操作,它比较邮寄选票外侧签名的档案影像的质素低于机器“制造商建议”的标准,选举官员更改或调整机器的设定,使得机器的运转不可靠。
五、六州选票以假代真
选民登记数据库如果保留大量的虚假资讯,就为伪造选票大开方便之门。这种现象在这6个摇摆州都非常突出。
密西根州录入了35,000多名没有登记住址的选民之选票,其中至少有480多名来自已确认死亡的“选民”;还有13,200多名在其它州登记的选民之选票被密西根州选务部门视为本州的合法选票,公然违反了州选举法;有27,800多张选票在选民不知情或不同意的情况下,以他们的名义计入选举结果。
笔者去年11月8日在《大纪元时报》上撰文指出,密西根州2019年的合法投票人口为748万,而登记选民人数却是812万,多了64万,因此可能造成大量虚假选票。2020年2月18日该州地区法院发布公告称,1月下旬已从选民名单中删除了17.7万名选民。如果这17.7万不合法的假选民资讯能在选举前从选民登记数据库中删除,川普便可赢得该州的多数选票。该州选务当局选前故意保留这些资讯以作舞弊之用,选后则删除这些假选民资讯以销毁证据,但该州法院和检察官只要求选后更正选民登记数据库,却不剔除这些假选民的“选票”。
乔治亚州将1万张已故“选民”的“选票”计为合格选票;另有15,700张选票是由“鬼魂”选民投的,他们已迁离申请邮寄选票的地址,这次选举时却从旧住址申请了邮寄选票并向选务部门提交了选票;还有1,000多选民投了票却没有住址,这样的“选民”居然也收到了邮寄选票并投票;有4万多名选民在他们不合法居住的郡县投票;66,247名选民未满法定投票年龄却成功地投了票。
内华达州有42,284人同时在两处地址登记为选民;19,218名外州选民在该州投了票;还有1,506张选票是以已故“选民”所“投”;8,000多张选票由无地址的人所“投”;连4,000名非美国公民也投了票。
亚利桑那州有19,997人不住在他投票地点所在的镇,依法不属于当地选民,其选票本应被宣布无效;2,000名选民根本没有地址(笔者注,可能是虚构“选民”);5,790名选民已移居外州或在另一州登记为选民(他们在亚利桑那州所投的票属于双重投票,应视为无效);75,726名选民在外州已经投票(他们在亚利桑那州已没有投票资格);36,473人没提供公民身份证明,便获准投票。
在宾夕法尼亚州,民间调查者选后发现,有8,000多名可能已死亡的选民“投票”,1,500张100岁以上人士所投的票很可疑;有4万多人在他们不合法居住的郡县投票;66,247名选民未满法定投票年龄却成功地投了票。该州众议员Frank Ryan和其他几位议员发现,该州计入的选票比登记选民多202,000多张;还有14,300多张从登记选民不合法居住地址投出的邮寄选票;7,400多名其他州的登记选民在宾夕法尼亚州投票后被计为合法选票;742名选民投了2次票,此外还发现了几百张伪造选票。
在威斯康辛州,有6,848名在其他州注册的选民投了票;还有234人在该州投票2次;选务部门又将高达17万张缺席选票计入,这些选票没有法律规定的缺席选票申请。
如果各州依法清除非法选民的投票和可能的假选票,拜登在这6个州就都败选了。
六、纳瓦罗报告的结论
纳瓦罗这第三份报告最后得出的结论是:该报告中提出的案例、证据和统计数据提供了一个强有力的理由,即2020年大选很可能不仅被从川普总统那里窃取,而且还从7,400万真心投票支持川普总统的美国人那里窃取。鉴于这些证据,任何人都不能说,川普总统在11月3日大选后的几周内坚决提出选举舞弊和违规问题并呼吁他的支持者以和平方式进行抗议,是一种错误。事实上,如果川普总统不站起来捍卫投票箱的诚信,就是对7,400万美国人的背叛。鉴于这些证据,民主党及其领导层,或主流媒体的记者,或背叛的共和党人声称没有选举违规的证据,这是不负责任的,荒谬的。
鉴于这些证据,还必须说:那些现在质疑2020年大选投票可能不合法的美国公民,不应该受到有线电视新闻网、社交媒体平台或平面媒体的影响。出现我们现在所观察到的那种令人憎恶的行为——这种社会和政治行为不是美国的民主,更像是共产主义式的专制主义。从公开羞辱到去平台化,以及公开呼吁惩罚所有支持过川普总统或在他的政府中工作的人,这些行为不是美国人的方式;相反,这是奥威尔、卡夫卡式的专制集权主义,这是美国宪法第一修正案的死亡和我们民主制度的丧钟。
现在必须做的唯一一件事就是对此进行全面调查。如果不进行全面调查,我们作为一个国家,就有可能使选举被操纵制度化,而美国的大部分人将不再相信这个制度。这关系到我们选举制度的未来,公众对该制度的看法,最终关系到我们自由民主共和国的未来。