はじめに・・・【001】目標設定
開発の考え方
私たちの開発哲学は、40年以上にわたって企業と情報を共有しながら商品開発を進めてきたことに基づいています。企画、デザイン、設計、生産、市場の動向や課題の理解に至るまで、商品作りの全過程を経験しました。
そして、次に売れる商品の確率を高めるビジネスモデルを構築するために、視点の創出、考え方、開発メソッドの研究実験を行いました。私たちは、商品づくりの基準を設定し、検証を重ねることで、お客様、販売・流通、製造の各側面が満足する「三方良し」の運用を目指し、総合的な知的集約型ビジネスを展開しています。
持続可能な商品開発を目指す企業にとって、これはモノづくりのチェックリストと言えます。製品デザインや形状を決定する前に、関係者全員が確認し、業務が正しく運営されるようにしています。そして、製品が抱える課題を明らかにし、それに基づいてデザインを決定します。
商品開発の内容を把握し、確認し、理解することで、インダストリアルデザインの能力開発チェックはより包括的かつ実践的になります。これにより、デザイナーの成長が促進され、企業全体のデザイン品質が向上します。
このチェックを定期的に見直し、更新することで、常に最新のニーズやトレンドに即対応できるようになります。これが私たちのアプローチです。
さて、モノづくりのプロセスに沿って質問を進めていきましょう。インダストリアルデザインの能力開発チェックは、デザイナーが継続して成長し、高品質な作業を行うためには不可欠です。以下にチェックの質問項目を示しますので、ご自身で自問自答してみてください。困ったり、迷ったりした場合はコメントをお願いします。
目標設定、2. 知識、3. 理解・判断、4. 企画、5. コミュニケーション、6. イノベーションとクリエイティビティ、7. 持続可能性と倫理、これらの項目について順に質問していきます。
まず【001】 目標設定
企業デザイナーとして果たすべき基本目標をいつも自分なりに考えようとしているか?
現在の業務目標に対する進捗を定期的に評価しているか?
長期的なキャリアプランを持っているか?
これから述べる業務プロセスチックは以前勤めていた会社において企画、デザイン、設計、生産など製品デザイン決定まで会社方針に則したプロセスで推進するための自問自答チェックでした。独立してデザイン業を推進するために守・破・離したものです。
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