デザインコピーとはなにか。歴史に遺憾の増幅。
知る人ぞ知るエスポイント。
1985年から86年かけて、Schleich(Schleich GmbH & Co. KG)は、S-pointと呼ばれるおちゃの販売を開始した.
作られた9モデルのうちの1つだ。シュライヒはこのプロジェクトに数百万ドルを費やしましたそうだ。
1985年ごろに日本に輸入された。
当時、日本でのプラスチック玩具は、素材および表面処理の仕様が非常に稚拙で粗悪なものが多かった。
私は、この商品が加工、素材、表面処理など細部まで素晴らしさに感動を覚えていた。。
販売された商品は、ほぼ購入し多くの人にこのプラスチック製品の良さを学生や来社する顧客に力説をした覚えがある。
多くの友人にも差し上げたが、現在、自宅に5点ほど保有している。未だに素材の劣化や材質の変色など起きていない。
当時数億ドルが投入され、数年で倒産したと聞いていたが、この権利を売却し、いまは、動物フィギュアや恐竜フィギュアを販売している。手作業で精巧に仕上げた安心安全な玩具た。技術は受け継がれていた。
モノ作りは難しい。商品がよくても、コンセプトがよくても、人に感動をあたえても、顧客と投資と時の統合的価値が見抜けないとこうなるという事例となった。
多くのことを教えてくれた。感謝、感謝。
話はもう一つある。
今はこの会社は、なくなったが、Panasonicsの展示の一つに奇妙なものが仲間入りしていた。 これも寂しい話だ。
それは、Schleich社のS・pointのコピー、それがGマークを取得している?
今はない存在しない某メーカのデザイン部長と担当者は弊社に来て展示してあるこの「Schleich社のS・point」をとても感動した。その後も弊社に数回きていた。
その後、電話機や計算機・・などイメージコピー(模倣)をする目的だったことが理解できた。 某メーカの部長はJIDAで知り合った方だった。
彼らの創造性の欠如と貧困さを思ひ遣れば思ひ遣るだけ憫然たるで怒さえを覚ないくらいだった。。もちろん出入り禁止とした。
ことも37年も過ぎれば、笑い話となるか?
そうはいかない。松下電器の歴史に汚点となることを知ってほしい。
Gマークの選定者も同罪であると思うがいかがでしょうか。
これらのコンセプトを真似し、許容する日本のものづくりが寂しい。
また、グッドデザインの審査基準もさみしい限りだ。
創造しなければの非想像から思ひ遣れば思ひ遣るだけ 憫然さの増し、それを評価する審査員と買収した企業も3流へ。…遺憾の増幅だ。
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