J.T.リアルミュート(2022年 フィラデルフィア・フィリーズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ジェイコブ・テイラー・リアルミュート
Jacob Tyler Realmuto
史上最高の俊足捕手
マーリンズに入団したリアルミュートは球界で数少ない俊足型の捕手として着実にキャリアを重ねた。2014年にメジャーデビューするといきなり2安打の活躍。2015年からは正捕手に定着し、126試合に出場して二桁本塁打を記録するいいスタートを切った。
そして翌年の2016年には打率.303で打撃面が一気に覚醒、12盗塁も記録し二桁盗塁を達成。当時は球界にバスター・ポージーやヤディアー・モリーナがいたこともあり、彼らの陰に隠れてはいたがオールマイティな捕手としての立場を築いていった。
2017年には17本塁打、さらに2018年には21本塁打と着実にパワー面での成長が見られ、球界の捕手の世代交代からリアルミュートが最強捕手となった。
オフには日米野球でメジャーリーグ代表として来日。しかしマーリンズから出ていきたがっていたのも事実で、この年のオフにチーム再建のためフィリーズへのトレードが決まった。
2019年シーズンは自己最多の25HRを達成、キャリアハイを更新した。シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞も受賞したことで名実ともに球界最強捕手となった。
2020年は短縮シーズンで47試合に出たのみだったが、その試合数で11本塁打はすごい。2021年は成績をわずかに落としたが、それでも17本塁打を記録。
2022年はスピードが復活したシーズンとなり、22本塁打を記録しただけでなく21盗塁を達成。捕手が20-20を達成したのはあのイバン・ロドリゲス以来だった。さらに盗塁阻止面で支配的な能力を発揮し、守備面での貢献も大きかった。捕手のイメージを覆すスピード型捕手として現在MLBに君臨している。
シーズンオフにはWBCに出場、アメリカ代表の正捕手も務めた。さらに2023年シーズンにはサイクルヒットを達成し、捕手として12年ぶりの記録を樹立。すべての面でプレーが成熟しきった現在、まさに全盛期というべき選手だろう。
2022年成績 .276 22HR 84打点 21盗塁
査定について
捕手で自信もって走力Bって査定できる存在は本当に凄い。いやマジですごい。
打力はまあこんなもんというか、でもこれでも普通にめちゃくちゃ有能ですよ。これで鈍足でも別に価値は失われないですからね。
守備面に関しては肩の強さが非常に光る。盗塁阻止能力という部分が高いですし、リアルミュートの守備面でのプラスはまさにここに集約されていると言えます。
キャッチャーD、送球D、ホーム死守
フレーミングの部分でプラスを生み出せないというのがリアルミュートの弱点ではあります。でもマイナスでもないし、まあキャッチャーDでいいでしょう。
送球面に関しても肩は強くて盗塁は刺せますが、送球エラーもまあまああるので送球Dとしておきました。
ブロッキング能力は高いので、ホーム死守です。
盗塁A
21盗塁で盗塁死1、成功率が高すぎる。A妥当だと思います。
対左F
対左OPS.804、左相手には長打も出てないからちょっとね。
チャンスE
得点圏OPS.782はちょっとね。Fでもいいように思うんですがさすがにやりすぎ感出るので押さえておきました。
広角打法
8HRが逆方向に飛んでますからね、妥当です。
対ストレート〇
ストレートにつよいのもそれはそうなんですが、変化球に対してはちょっと脆さがあります。
ケガにしくさB、回復B
9年間で1005試合出場。まともにフルシーズン戦った年だけ抜き出すと平均135試合に出てますからね、ようやっとる。
ひとこと
キャッチャーでこのステータスで違和感ないのはすごい。一時期走らなくなってたのでもう20-20の可能性はないかなと思いましたが、まさかやってくれるとは思いませんでした。