言葉の力を信じたい

無職    片岡洋子(50)

先日あるカフェの駐車場にて全く目立たない色のポールに車をぶつけてしまい、かなりの損害を被った。その上この一年の物価高への不満をどこにぶつけたとしても、生活は楽になる事はない。
私達夫婦は精神に障害があり、心身ともに疲れやすく就職は叶わないと思われ本当に途方に暮れる思いです。
しかしながら、昨年秋東京のとある会社へ著作権譲渡した形で絵本を夫婦で作成して、長崎新聞でも取り上げていただきなんとかクラウドファンディングで目標額を達成し出版が叶いました。絵本のデザイン料を手にして車の修理代には遠く及ばないものの絵本を作品として残す事ができ、夫婦の情熱のぶつけどころとして新たな夢を見てなんとか市営アパートにて生息しております。
それにしても、貯金を切り崩しながら、霞を食べて生きてゆけと言うのか、自国の困窮者をよそに他国の支援ばかりにポーズをとるわが国の首長には「聞く力はないのでは」と疑う。だが私達は彼に対して「本当に声を上げているのだろうか?」ぼやきでも何でも良い。「この国は民主主義国家ではなかったのか?」と問う。自殺者と他国の戦没者どこがどう違う?同じ命ではないのだろうか。

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