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インディーズ小説家の作詞

君  の  手 

自然の流れに逆らって  暗い闇に閉じこもる
別れの涙を真面に見れず  下唇を噛み締めた
もう戻る事はない  もう戻る事は出来ない
涙に背中を向けた儘  すまんと一言絞り出す

慣れぬ場所での失態と  辛く苦しい毎日に
涙を思い出せぬ儘  あの日を思い出せぬ儘
その日を凌ぐ事だけに  心が徐々に消えて行く
そんな矢先に一通の  手紙が私の許へ来る 

どんなに長い時間でも  私は必ず待っている
あなたの気持ちが変わらなくても  私はずっと待っている
だから何も気にせずに  体にだけは気をつけて
短い手紙に涙して  私の心が胸を打つ

こんな私の事なんか  忘れてしまえばいいのにと
どうしてそこまで私の事を  気持ちが揺らぐ自分が怖い
一体私はどうすれば  涙がほろほろ零れ出す
会いたい気持ちを押し殺し  伝う涙を拭い取る

決意が固まらない儘に  無駄に時が過ぎて行く
何をやっても集中出来ず  心の闇も払えずに
後悔だけが駆け巡る  けれどこれで良かったんだ
自分と素直に向き合える  時間を与えられたから

結局答えが出せぬ儘  光の許へと出るけれど
初めの1歩が踏み出せず  下を向いて立ち止まる
お帰りなさい待ってたよ  一緒に何か食べて行こう
笑顔で握った君の手が  幸せなほど暖かい

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