なぜわたしたちは働くのか

以前のnoteでも投稿したように、入社6か月で新卒で入社した会社を辞めてしまったわたし。

退職してから本屋さんに行った日のこと。
よく売れてる本ランキングの本棚を何気なく見ていたら、

「なぜ僕らは働くのか」

このタイトルが急にわたしの目に飛び込んできたんです。

たしかに、、わたしはなんで働いていたのだろう、、
こんなにつらい思いをしながら、、
と思いながらこの本を見つめていました。


思い返せば、、大学に進学し、大学から始めたギターに熱中し、わたしが就活を始めたのは、大学3年生の2月から。インターンにも参加せず、自宅から通うことができる企業で事務のお仕事がしたいと考えていました。
地元には中小企業が多く、5月ぐらいにはある企業から内定をいただくことができました。会社の雰囲気も良く、将来性もあったのでその企業に就職することを決めました。

「大学に進学し、その後はどこかの企業に就職し、社会人になって働く」
誰もが思い描くレールに何も疑わずに乗っかってしまったわたし。

「なぜ僕らは働くのか」
しっかりと考えてこなかった。みんなが働いてるから大学を卒業をしたら働くのだと思っていました。

そんなことを考えてるうちにわたしはその本を手に取って買っていました。


家に帰ってしばらくは「働く」という現実から目を背けたくて読んでいなかったけど、それから何日か経ってからこの本を読むことにしました。

池上彰さんが監修しているのと、漫画やイラストが織り込まれていてとても読みやすい内容でした。
なんなら、小中学生向けの教育用の本のようでしたが、社会人を6か月ほど経験したわたしにも心にささる内容がいくつもありました。

いきなり「なぜ僕らは働くのか」という疑問について答えが書かれていました。

自分ではできないこと、労力や時間を割けないことを、他の人がする”仕事”に助けてもらう

助け合いでつくられるこの社会の一員になるため

なるほど。無職のわたしがこのように死ぬことなく生きていられるのは、誰かが働いているから、水道をひねれば水が出てくるし、野菜や果物などの食品を食べることができるのか。

たしかに、この世で生きていくために誰もが、誰かが生きていくために働いて、助け合っているのだ。

このままではいけない、
このままではわたしは社会の一員と認められず、生きていけなくなってしまう、、。
だから、わたしも自分ができることで、誰かが生きていくために助けになることをすればいいのかと思えました。

働く理由が今までよりも、とても身近になったと感じました。


この本には他にも、どうやって働いていくのかなどの働き方のあり方や、好きを仕事にするか、仕事を好きになるのかなどの仕事の選び方、幸せに働く働き方、未来の働き方についてとっても読みやすい内容で書かれています。

もう一つ、わたしが印象に残った内容があります。
それは、

自分らしく無理なく働くこと、そして幸せを感じられるように暮らしていくことが大事

前を向いて、次に進まないといけないってわかっているのになかなか、行動に移せなかったわたしの背中を押してくれた一文でした。
背伸びしなくても、自分を受け入れてくれるところで社会の一員として働くことも働くという形の一つなのだと。
だから、働いて幸せになる方法を見つけていきたいと思えました。



本音を言えば、小学生のときにこの本を読んでいたら、またちがう未来を歩んでいたのかな、、?なんて、考えてもムダなことを考えてしまいました。
もっと早くこの本に出会っていたかったと強く思えた内容でした。
だから、もしわたしに子どもができたら、必ず読んでもらいたいと思います。

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