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妊娠中のセルフケアーMさんの場合

こんにちは。
べびぃLabo☆Ceres 杉上です。
今日も訪ねてくださり ありがとうございます。

今日はある妊婦さんのセルフケアの実況中継をお送りします。
(ご本人から掲載許可をいただいています)

※ ここに記載している方法は、Mさんの今の状況にあっているものを
選択しています。だれもがこの方法でよいということではありません。
行う場合は、楽、気持ちいい、息が楽になるなど体の反応をしっかりと確認してください。不快な場合はすぐにやめてください。

Mさん 3人目ご妊娠中。
2番目のお子さん 切迫早産で入院。ちょっと早めのご出産でした。
今回 21週で 子宮頚管短くなり「自宅安静ね」とDrから宣言されました。
「とにかく入院を避けたい」「何とか今回は正産期を迎えたい」というMさんの願いです。

妊婦さんにケアを提供する時は
行っても大丈夫かどうか、赤ちゃんに負担が及んでないか
専門的なアセスメントは必須です。

Mさんにお聞きすると
おなかの張り(子宮収縮)なし。出血なし。
足の静脈瘤は今は見守りとDrから言われている。
昨今の医療は進歩していて、子宮収縮がある場合、
急性期の72時間は収縮抑制剤を投与するけど、それ以上は効果なしだからしない、とDrから宣言されました。そうでない場合は、體休めるしかすることはない、と言われています。

つまり 今Mさんができることは 體(からだ)休めること。
ということは體(からだ)に負担がかからないよう自宅で生活すること。
ということになります。
それなら、自分で行えるセルフケアだったらいいね、ということで取り組みました。
オンラインで様子を拝見。
ご本人の気づき
「お腹重い。会陰部に重みが乗る。肩ががちがち。息が吸いづらい。骨盤輪支持は昼間するけど夜は面倒ではずしてる。腹部は支えてる」です。

私のアセスメント
まずは重力から子宮の重みが解放される姿勢になり 息が吸いづらいためにしている代償動作から解放されたらいいな。

四つ這いになっていただきました。
「これ 楽でよくやってます。」ご本人は膝肘位になりました。
そうですか~~~ これが楽ですか。ではこれでできることを。

腕を頭側に伸ばすのは、つらい。
引いてくるのは大丈夫。 なので楽な方に動いてみよう。
終わった後は 伸ばしても大丈夫になりました。
ほかに腕を動かしてもらったら
仰向けになった時「腰がついた!」
呼吸が楽にできない時 は腰を使って何とかしようとするので
腰が緊張しがちなんです。

仰向けになれたので、呼吸をしていただきました。
楽に呼吸ができる時は、胸とお腹が同時に上下します。

息吸うときに胸とお腹が一緒にあがるかな?

つらくない程度に深呼吸をしていただいた後
肋骨の下が浮かないように深呼吸をしていただきました。

すると 「肩が床につきました」「踵で床おしが楽になりました」
腰と肩が楽に動くようになったところで 
いつもされている猫の体操を再確認。「背中がよく動きます~~」

立っていただくと
「踵の方にも体重が乗るようになりました」
「體の左側が前のめりになる感じです」
おそらく小胸筋が緊張して體が前にひっぱられてます。

そんな時は、鎖骨の下、上腕骨の付け根あたりを指で軽くふれながら
ここを中心に絞るように腕をうごかしてみます。
「あ~~ まっすぐ立てた! 足の裏全体に体重乗ります!」
「お腹が小さくなってあがった!」

腰のそりがおさまり、お腹がコンパクトになりました

Mさんは3人とも妊娠中にmamaケアをされています。
感じる力が半端ないので、フィードバックが具体的。

ケアを提供する際、特にオンラインは 情報は視る、だけ。
だからこそ、ご本人がどう感じているか?楽か?動きやすいか?が
とても大切になります。
こんなのはどうかな?と提案はしますが
それをするか、しないかは、ご本人が選択し決定する
そして 不快なことはしない
母子フィジカルサポートでお伝えしている律(原則)を守って
一緒に考えることが とても大事だなと再確認させていただきました。

赤ちゃん、元気で育ってね。

今回のようにケアを体験したい方 
心配なことがある方
出産に向けた體(からだ)作りをしたい方 は
杉上が一緒に考えるマタニティケアにお申し込みください。

また、母子フィジカルサポート研究会では 妊婦さんと一緒にできるケアを
根拠を明確にアセスメントできるようになるセミナーを展開しています。


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