3歳児の想いを最大限見守る
こんにちは。
べびぃLabo☆Ceres 杉上です。
今日も訪ねてくださり ありがとうございます。
noteに移る前につづっていたブログ記事の中から
残しておきたいものを 再掲載します。
今回は、ある子ども園での2歳クラスのお子さんのエピソードです。
先日園で音楽会がありました。
ハレの日はドレスを身に着けるAちゃん。
この人なりの定義があり、都度粛々と実行されます。
この朝もやっぱり!
スモックの下はいつも以上に長いドレス。
保育士たちはわかっているので、軽やかに「おはよう」
かわいい、とも、それはだめ、ともいいません。
(納得すると自分で着替えるAちゃんです)
もうすぐ出番。みんなが準備を始めました。
主幹が「どうする?」 Aちゃん無言。
「副園長にこれでいいですか?って聞きに行く?」Aちゃん「うん」
階段を上ろうとしたら、すそを踏んで登れない。
主幹「登れないねえ」「着替える?」Aちゃん「うん」
自ら部屋に戻り、脱ぎ始めました。
たくさん用意されているズボンからシンプルな黒を選んではきました。
(着るものの定義がしっかりあることを親もわかっていて
いっぱい用意しています)
でも、スモックを着るのは抵抗ある。
主幹「がんばれ、のカードがあったわ、ポッケに入れとくから着てきてね」と立ち去りました。
皆が出発するその瞬間、自分でスモックを着て列に並びます。
舞台上ではニコニコ笑顔で「おもちゃのちゃちゃちゃ」 を演奏しました。
この日、きっとAちゃんは
自分の定義と社会との兼ね合いを統合することの大事さを
実感したな、と思います。
自分で選んで自分で決められた、からこその学び。
保育士さんのプロの関りをしっかりと見せていただいた10分でした。