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2022年皐月賞回顧
こんばんは。
皐月賞の予想は下記。
https://note.com/1919pipi/n/n832804a1c15d
◎ドウデュース 3着
○ジオグリフ 1着
▲デシエルト 16着
当日の芝レースでは意外にも内を使って伸びていた馬もいた関係で、内枠の人気どころを軽視できなくなったため、最終的な買い目は◎-○▲へのワイド2点としました。
◎がなんとか3着と言う結果でしたし、展開も想定とは異なる形。何より他人の的中自慢ほど見ていて寒いものはないと常日頃思っているので、早速レース回顧に入りたいと思います。
(馬券を買った証拠としてスクショだけ記事の最後に載せますが、見なくて構いません。)
※当然ですがこの回顧は個人の見解です。
皐月賞全体ラップ
12.6 - 11.0 - 11.6 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.5
1000m通過が60.2
前半4ハロン 47.4
後半4ハロン 47.2
走破タイム1:59.7
良馬場扱いではあったものの、当日午前中までは稍重だった事を考えれば勝ちタイム1:59.7は良馬場開催時より遅く、稍重開催の20,21年より速く、まぁこんなもんだよね。と言うところで収まった印象。
極端なハイレベルでは無いかもしれませんが、クラシックに相応しいレースだったと思います。
特徴的だったのは1000m通過タイム60.2、これは稍重開催含む直近5年では2番目に遅く、結果としてはこのスローペースがラスト3ハロン12.0 - 11.4 - 11.5とキレ味が求められるレースに変わってしまい、中山内回り向きの機動力と持久力に長ける馬には厳しい内容となってしまいました。
先手を取ったのは1枠のアスクビクターモア、戦前から先行する事は間違いない馬ではありましたが、デシエルトが来なかったため、プランBとして1コーナーを先頭で通過。キレ味で勝負するタイプではないので5ハロン目でペースを落とした事で最後は後続に捕まりましたが、先行勢で唯一5着に生き残れたのは高い能力の証。ダービーは適性が向かないかもしれませんが、セントライト記念に出てくるようであれば面白い存在になりそうです。
一方でハナを主張するのでは?と目されていたデシエルトはスタートで躓き、リカバリーはしたもののニュートラルに近い形で1コーナーまでに内枠のアスクビクターモアを交わすまでは行けず、コーナーワークの差で番手待機を余儀なくされます。(こちらも番手で折り合うのはプランにあったかと思いますが。)
躓き、番手待機、スローペース、どれが原因かはわかりませんが少々負け過ぎ感はあり、何事も無い事を祈ります。
日本ダービーに出走が叶うなら内枠を引いて今度は先手を取る所をみたいですね。
ボーンディスウェイ、ビーアストニッシドは出してまで逃げる気は無かった模様。結果としてキレ味勝負では分が悪く、ペースに泣かされた感があります。
人気所ではドウデュースはハイペースを予測し後方待機策を取りましたが、ラーグルフに欲しいポジションを取られた感は否めず、憶測ですがドウデュースの距離適性や次走、更に折り合いが重要になる日本ダービーでの影響を考えてスタートで出していく事を騎手が躊躇したのでは無いかと。直線も外に振られてしまいましたが早めスパートで上がり最速は立派で、見せ場を作り圏内にも入ってきたのでGⅠ馬の意地は見せてくれたのかなと思います。
ここでの我慢が日本ダービーに繋がって欲しいなと思いますが、母がダートスプリンターという血統背景を考えると、あまり強く推せないのが正直なところです。
キラーアビリティは出遅れかつ最内ダノンベルーガのポジションより内に進路を選択、この時点で彼の皐月賞は終わってしまいました。
イクイノックスは枠の並び的にジオグリフの後ろが理想でしたがサトノヘリオスに入られた上に1コーナーで掛かる素振りを見せた事で外に膨らまされて壁を作れず、結果ジオグリフの前に入ってしまったのが痛恨でした。
ジオグリフについては課題のスタートをクリアし、外枠からスムーズにこれといった不利も受けず、更に人気馬かつルメール騎乗のイクイノックスが壁になってくれる幸運。勝負所でも1列後ろ外にいたサトノヘリオス始め外から捲りに来る馬もおらず、動きたいタイミングで動ける理想的展開、本当に完璧な競馬でした。
ダノンベルーガは初右回りかつ最内枠の中で出来る競馬は出来たという感じで、悪いなりにまとめられる安定感が備わってる事がわかったのは大きな収穫なのではと思います。
今回の皐月賞はほんの少し後傾ラップとなり、例年より瞬発力が問われるレースとなりました。
上位5頭中4頭は東京1800mのOP、重賞レースで連対経験がある背景からも、例年通りの日本ダービーなら、皐月賞の結果がそのまま反映されるような気がしています。
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